SCP-868
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アイテム番号: SCP-868

オブジェクトクラス: Euclid-nuntii

特別収容プロトコル: SCP-868の影響を受けた2人のD-クラス職員は最低1人の武装した警備員によって監視される防音人型収容室に収容します。SCP-868の実験を希望する職員は質疑と、財団に対する忠誠心とその方法を確かめるための身辺調査を受けなければなりません。

SCP-868感染の疑われる全職員と影響を受けた地域社会に住む全ての人間は特定され、感染の検査を受けなければなりません。SCP-868の犠牲者であると判明した対象者はAMN-868が施されます。AMN-868が施された人々が顕著な数の異常な行動を示した場合、追加の記憶処理を配布しなければなりません。

一般の集団でのSCP-868感染の報告は機密漏洩として取り扱われます。意図的にSCP-868を拡散、または規約に従わず現在のSCP-868保有者にアクセスを試みた職員は該当する全てのセキュリティクリアランスを剥奪し軍法会議に掛けられます。

説明: SCP-868はプロメテウス研究所株式会社が記憶改善治療として設計した結果生じたミームです。現存する文書はSCP-868作成の責任者である研究員はそのミーム特性に施設が破壊される直前まで気付いていなかったことを示します。この処置を管理するに必要な工程と資料は回収できず、回収した資料もその製造に必要な異常の項目を示しませんでした。

SCP-868の伝送メカニズムは十分に理解されていません;しかし、感染者との30分以上の双方向の言葉による意思疎通1で伝送すると推測され、症状は感染してから4から9日の間で現れます。症状の第1段階は通常著しい短期記憶の改善をし、対象者は通常平均80%長く出来事や情報を記憶できます。また対象者は最初の感染後に起きた出来事をより正確に思い出すことができると報告します。これは実験によって確認されています。SCP-868の効果は対象者のミームの保有期間が長くなることでより顕著になります。

SCP-868の効果の第2段階は感染の約5週間後に現れます。これの以前、対象者は度々SCP-868の影響を受けた後と影響を受ける数日前の出来事と情報をほぼ完璧かつ正確に思い出すことができます。しかし、1から5日(対象者の年齢に比例します)が過ぎると、この効果は対象者の全人生にまで拡大します。

SCP-868は記憶処理を受けた対象と相互作用をする為、財団の利益に対して重大な危険をもたらします。実験でSCP-868の保有はどの期間であっても記憶処理による記憶操作を妨害するのに十分であると示しました。これに加え、感染の第2段階の間、SCP-868は対象者の人生の如何なる時点において、どのような記憶処理の効果を完全に打ち消し、潜在的に対象者は機密または危険な情報を思い出すことを許します。これは自然的または人工的な記憶処理を誘発させる方法の実験でも有効でした(付録868-2を参照)。

その完全な収容以前に、SCP-868は5件の機密漏洩を発生させ、[編集済]人を財団、SCP対象物、その他機密データ拡散を防止するために処分する必要がありました。その後の整理と隠蔽で更に$[編集済]の費用が掛かりました。収容後に起きた収容違反は収容のために更に[編集済]を必要としました。

付録868-1: 19██年6月、カーソン博士とバサーク博士は関連した文書業務を整理した後にSCP-868へのアクセスを受けました。2約6週間後、バングラディッシュ、███████からの報告で住民がそこで3年前に回収したSCP-███の存在に気付き始めている事を示しました;調査により村と周辺地域はSCP-868の影響を受けていることが判明しました。この時点でAMN-868は出来ていなかったため、洪水の名目で村を制圧する必要がありました。尋問中、両職員はSCP-868の解放を認めました。詳細は事案報告868-7を参照してください。

付録868-2: 2008年11月、財団研究員はSCP-868の効果を反転させて感染拡大を防止することのできる、クラス-B3記憶処理、AMN-868を開発しました。70%の事例で、AMN-868は軽度の副作用、特に酷い頭痛のみを引き起こしましたが、その内の約10%で初期のアルツハイマー型認知症の危険性に晒されました。残りの30%で、AMN-868は機能しましたが、自滅的な傾向と長期の反社会的行動を引き起こしました。詳細は[編集済]を参照してください。

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