SCP-876
評価: +7+x

アイテム番号: SCP-876

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-876-43とSCP-876-61を除いた、A群と総称されるSCP-876-1からSCP-876-83までの物品は、2つの鍵がかかった標準的な大型収容容器に保管される必要があります。1つ目の鍵の解錠はレベル2以上の職員に許可されています。2つ目は偶発的な乱用を防止するため、レベル3以上の職員にのみ解錠が可能です。

B群と総称される、SCP-876-43とSCP-876-61を含むSCP-876-84からSCP-876-121までの物品の位置に関する情報は、レベル4以上の職員にのみアクセスが可能です。B群に関する事業が完了したとき、クラスB記憶処理を施す必要があります。B群の各ボトルは、それぞれ異なる鍵がかけられた独自の収容セルに保管される必要があります。収容されているサイトは厚さ1.5mの鉛の壁でできています。

A群とB群の全てのボトルは、分類されたナンバーが示されている必要があります。ボトルにラベルを貼ることはできません。

説明: SCP-876は、[データ削除済]のラベルが貼られた、従来のものと同じピルのボトルの集まりです。ボトルは、視覚的には同一です。そのうちの1つが損傷したり、ラベルが変更されたり、別の方法で手が加えられた場合、それは█秒で通常の形に戻ります。いずれかの容器が空になった場合、ピルのカプセルが1つ内部に出現します。ピルは異なる2つの色を持ちますが、その着色は常にそれぞれのボトルと同じであり、例えばSCP-876-2は常に███と██████のサンプルを形成します。

これまでに観察された色は、赤、透明、オレンジ、青、緑、白、黒、紫、黄色、灰色、そして[編集済]です。

ピルを1つ飲み込んだときは、悪影響は何ら観察されません。しかし2つ目のピルを飲み込んだときは、未知の手順によって即座に服用者の体のうち1つの元素の全ての原子が他のものに変換されます。それは飲み込んだ錠剤の色やその順番で決定されます。これは大抵の場合、壊滅的な反応を引き起こします(実験ログ876を参照してください)。2つ目のピルは時間経過に関わらずこの効果を引き起こします。透明なカプセルは、放射性元素を除いて(これらのケースはサンプルがありません)、問題の元素の小さなサンプルを内部に観察することができます。

分析を行ったところ、色は単純なパターンに従っていることが判明しました。対応する元素の原子番号(陽子の数)を11で割って余りが出る場合、2つの色は商と余りに対応させることができます。例えば、余りが6のときは必ずピルに紫の面が存在しています。したがって、紫の意味は「6」となります。

どの色がどの数に対応しているかは以下の表を参照してください。

[表データ削除済]

残念なことに、赤と白のピルは白と赤のピルと見分けがつきません。そのため、ピルがどのボトル由来のものかを記録しなければなりません。

交換が発生したとき、新たな分子は通常、非常に不安定です。一般的に自然発火が発生します。例えば窒素とリンのような、この問題を回避する組み合わせは、身体に対する完全な化学的な性質の障害が原因となって即座に死亡します。

まれに有益な効果をもたらすものもありますが、これは常に毒となる元素の交換が理由になります。

新たに形成された元素は常に最も安定する中性子数となっています。実験対象の死体から抽出されたウランは完全に使い尽くされていました。

補遺: 実験ログ876を参照してください。

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