
探査船が着陸直前に捉えたSCP-878-JP。
アイテム番号: SCP-878-JP
オブジェクトクラス: Euclid Neutralized Euclid Neutralized Euclid
特別収容プロトコル: SCP-878-JPは天体という性質上、収容が不可能です。SCP-878-JPの出現が観測された場合は全天文台の観測データを監視し、SCP-878-JP由来の観測データを全て削除してください。万が一SCP-878-JPの存在が公にされた場合、カバーストーリー"観測データの誤認"を適用して存在を隠蔽してください。
説明: SCP-878-JPは当初グリーゼ581g1として知られていました。しかし2011/██/██、財団の規定するXK-クラス非常信号及び財団の識別信号を含む救難信号が発せられていることが判明したため、SCP-878-JPに指定されカバーストーリー"観測データの誤認"により隠蔽が行われました。
翌年、SCP-878-JPの消滅が観測されました。数回の観測の後、消滅が決定的であると結論付けられたためNeutralizedに再分類されました。
再分類の3ヶ月後、財団の観測所がケンタウルス座α星系2に前述のXK-クラス非常信号及び救難信号を発する惑星を観測しました。SCP-878-JPが何らかの形で転移した、あるいはSCP-878-JPが複数存在する可能性を鑑みて、当該惑星はSCP-878-JPに指定されました。
翌年、再びSCP-878-JPの消滅が観測されました。数回の観測の後、消滅が決定的であると結論付けられたためNeutralizedに再分類されました。
2014/██/██、ラグランジュ点L3の位置に、直径約1万2000kmの惑星が突如として出現しました。これは常にL3の位置を保つように運動し、XK-クラス非常信号を発しています。救難信号は発せられていないものの、前例よりこの惑星はSCP-878-JPに指定されました。
2014/██/██、SCP-878-JPの有人探査計画"ゴルディロック計画"が発足し、翌年に実行されました。しかし探査隊のSCP-878-JP着陸4時間後、SCP-878-JPは探査隊と共に突如として消滅しました。現在までにSCP-878-JPの再出現は観測されておらず、探査隊の行方は不明です。Neutralized再分類は現在検討中です。