SCP-8805

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███ █████森におけるトレイルカメラの映像。

アイテム番号: SCP-8805

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 訪問者による███ █████森への進入を阻止するため、ハイキングルートの大半は倒木が存在するなどの安全上の理由を名目に閉鎖されています。今後の狩猟シーズンは個体数の懸念を名目に中止させます。森への来訪を阻止する試みは、当該アノマリーの理解が深まるまで続けられます。

行方不明者は死亡したものと見なされます。未発見の死体の位置を特定する試みには衛星画像を用いてください。

説明: SCP-8805はペンシルベニア州███ █████森における一連の不可解な失踪と死亡です。当該現象はこれまで16人に影響を及ぼしており、そのうち12人が男性で、13人が18歳以上です。

現在のところ、死体が2体のみ回収されています。詳細については文書8805-b42を参照してください。

補遺-01: 現象の概要

████年6月13日


地元住民のネイサン・タッカー (28) とキャメロン・ホフマン (26) が、シカの狩猟を目的として███ █████森に出発する。6月はシカの狩猟シーズンから外れているが、2人を知る人物によると、両者ともに違法狩猟の経歴があり、███ █████森の管理者にも知られていたという。

████年6月19日


ホフマンの妻が、ホフマンがまだ森から帰っていない旨を保安官に相談する。ホフマンにはアルコール依存症の既往歴があり、法執行機関とも面識があったため、彼女の相談は無視される。

████年6月21日


ホフマンの妻が保安官のオフィスに再び連絡を取り、夫が違法狩猟を目的としていたことを伝える。捜索の開始から間もなくして、タッカーとホフマンの車両が森にある█████道に発見される。

████年6月24日


2日後、ライフルを始めとするタッカーの所持品が森の奥深くからいくつか発見される。その近くで、成体の雌鹿および斑点模様のある子鹿の死体が発見される。ホフマンの痕跡は見当たらない。

████年6月28日


捜索が打ち切られる。

████年7月


アパラチアを巡るツアーに参加した3人のイタリア人観光客が失踪する。レンタカーは失踪後に盗難に遭っていた。この3人と███ █████森との関連性は財団の分析によって初めて判明した。

████年9月6日


ハイカーによって、生い茂った藪の中からホフマンの死体が発見される。夏の暑さと、野晒しにされていた影響で死体は損壊が激しく、死因の特定は不可能であった。検視官は不慮の事故により死亡したものと断定した。

████年9月→11月


森の一帯でさらに5人が失踪する。財団がこの事態を認識し、調査を開始するとともに、公表や今後の警察の行動を抑制する。

████年11月29日


銃器狩猟シーズンの開幕に合わせて、オリヴァー・キャンベル (41)、アシェル・ホール (39)、セオドア・ラッジ (37)、セオ・ラッジ Jr.(17) が自宅を出発して狩猟に出掛けた。キャンベル、ホール、ラッジ Sr.にとってこの旅行は年次行事であり、ラッジ Jr.の参加はこの年が初めてだった。5人はいずれも帰宅していない。

████年11月30日


捜索が開始される。

████年12月1日


セオ・ラッジ Jr.を自称する人物によって911コールが掛けられる。通話の書き起こしは以下のとおりである。

通信指令係: 911です、どのような緊急事態ですか?

ラッジ: 助けて! どうか助けてください、ここがどこなのか分からないんです。

通信指令係: 落ち着いてください、そちらの場所を教えていただけますか?

ラッジ: 分かりません。動けないんです。[不明瞭] に掴まれたんだと思います。

通信指令係: もう一度おっしゃっていただけますか? 何者かに誘拐されたということですか?

ラッジ: 袋の中にいます。身動きがあまり取れないし、暗くて湿ってる、ここはとても湿ってます。

通信指令係: 最後に覚えていることは何ですか?

ラッジ: 父さんと森にいました。お願いです、父さんのところに帰してください。

通信指令係: あなたのお名前は? お父様は今もご一緒ですか?

ラッジ: セオです、セオ・ラッジといいます。ここはどこなん —

通話は突如として途切れた。携帯電話の三角測量によって通報のあったエリアが絞られたものの、正確な位置は特定できなかった。ラッジの通話内容から、警察は三角測量によって絞られたエリアの川底を重点的に捜索した。

████年12月7日


捜索隊の一人が、捜索対象のエリアを離れる途中でアシェル・ホールの死体を発見する。ホールの死体は水域から遠く離れた内陸に位置していた。

████年12月9日


検死により、ホールの死因が溺死と判明する。

████年12月14日


冬の気候が厳しさを増したため、他の狩猟者の捜索は困難となった。捜索隊のボランティア2人が行方不明となる。捜索が打ち切られる。

文書8805-b42:

以下は狩猟者らの最後に判明している位置から██m離れたトレイルカメラより回収され、財団が介入する切っ掛けとなった映像です。

████年12月23日


雌鹿がカメラのフレームに歩いて入って来る。現地は12月であり、発情期から1か月しか経っていないにも拘わらず、出産を間近に控えているように見受けられる。腹部が大きく膨らんでいる。

雌鹿が落ち着かない様子で歩き回った後、地面に横たわる。

子宮収縮が始まると、雌鹿の後ろ脚が跳ね始める。

数分後、雌鹿の膣から何らかの物体が突き出ているのが見える。物体は子鹿でないように見受けられる。

子宮収縮が続き、雌鹿の後部が収縮に合わせて膨張・拡大し始める。

突き出た物体が産道を通って排出され続ける。物体の正体が人間の頭であることが明らかになる。

雌鹿の子宮収縮とともに、排出されている頭が振動する。両目が開いており、口から羊水が滴り落ちている。

子宮収縮が起こる度に、雌鹿の後部が性器を含めて膨張し続ける。この時点で後部の大きさは通常の2倍になっているが、雌鹿は出産時に予測されるものを除いて身体的な不快感を抱いていないように見受けられる。頭に続いて肩が外に押し出される。

雌鹿が立ち上がり、子宮の大きな収縮とともに死体の両腕が現れ、産道から力なく垂れる。

子宮収縮が続く中、雌鹿が再び歩き回る。収縮の度に死体が膣から押し出されていく。

死体の腰部が雌鹿から排出されると、胴体の重みで全身が産道から引き出される。死体が地面に落下する。

ここまでの過程で23分が経過している。雌鹿の後部が通常の大きさに戻る。

死体はオリヴァー・キャンベルと特定された。

雌鹿が死体を見つめて立ったまま静止する。間もなくして、雌鹿が森に駆け出す。

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