クレジット
タイトル: SCP-8812 - 今日は我が身、明日は人の身
翻訳責任者:
walksoldi
翻訳年: 2025
著作権者:
djkaktus
原題: SCP-8812 - Today Me, Tomorrow You
作成年: 2025
初訳時参照リビジョン: 9
元記事リンク: SCP-8812
アイテム番号: SCP-8812
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-8812は現在進入できません。SCP-8812を内包する小部屋に続く、唯一利用可能な出入口への進入については監視・警備されていますが、SCP-8812が公衆に露見する可能性は低いと見られています。
SCP-8812のもとに進入する試みは 現在も続けられています (審査待ちであり、試みは中断されている - O5-3)。
収容業務連絡8812.4: SCP-8812を映した映像は全て破壊されます。これ以上監視ドローンを井戸に進入させることは認められません。
収容業務連絡8812.5: 本記事の一部が編集されました。レベル5職員に向けた、関連性のある詳細については補遺8812.3から閲覧できます。
説明: SCP-8812は現在、トルクメニスタン、バハルデン付近にあるコウ・アタ洞窟網の最下部近くの深水井戸内に存在する、[収容業務連絡8812.5に則り編集済] ヒト型実体です。井戸への進入口は地表から約63 mの深さに位置しますが、井戸自体の深さは1200 m以上です。井戸への進入はかつて、幅0.17 mのトンネルを通過することで達成されていました — これはテザー付きの映像ドローンが通過できるほどの幅しかない空間でした。
SCP-8812は深度743 mから758 mに位置する金属籠の内部に存在します — この籠は長い鎖で井戸の表層近くのモーターに接続されており、時おりモーターによって実体ごと引き上げられるか、もしくは引き下げられます。上下のパターンには一貫性が無いように思われます — 全く活動しないか、籠がわずかしか動かされない長い期間と、活動量が著しく増加する期間がしばしば存在します。この理由や、モーターの電源の位置については、仮に存在するとしても不明です。
加えて、SCP-8812がどのようにして籠に入れられたのか、それ以前に籠や井戸はどのようにして作成されたのかについても不明です — 井戸の上の狭い空間 (高さ0.53 m、最大で幅1.14 m) には、先述のいずれかを達成するために必要な用具の大きさに適合した出入口は発見されていません。
SCP-8812を内包する井戸に送り込まれた映像ドローンは、水深700 m以上でなおかつ明白な生命維持装置が存在しないにも拘らず、実体が生存していることを実証しています。SCP-8812がどれほど長くこの状態を保っているのかは不明です。SCP-8812は██████ ████████の兆候を示しており、また█████████ ████████の状態にあるように見受けられます。
補遺8812.1: 発見経緯
SCP-8812を内包する井戸を写した最初の写真。
SCP-8812は1972年に現地の洞窟潜水士らによって発見されました。潜水士らはコウアタ洞窟の探検中に通過不能なトンネルを発見し、そこから微かに音が聞こえたと報告しました。2005年、別の潜水士がカメラをトンネルに通し、財団が把握している中で最初の井戸の写真を撮影しました。
洞窟探検に関する掲示板にて、進入が不可能なために存在し得ない井戸があるとの投稿が寄せられたことを切っ掛けに、財団職員はSCP-8812の存在を認知しました。当該トンネルを含む洞窟の一部は直ちに閉鎖され、現場の詳細な調査が実施される間は財団が管理することとなりました。
補遺8812.2: 進入可能性
[データ削除済] のイベント直後、SCP-8812のもとに進入する試みの結果として、井戸に続くトンネルの一部が崩落しました。SCP-8812のもとに進入するさらなる試みは 現在計画されています 別途通知があるまで中断されています。
補遺8812.3: [O5-3の命令により編集済]
補遺8812.3: インシデント8812.3
ファーマン博士: 次に何があったのか、説明してほしい。
ムハドフ博士: 我々は鎖を伝って降下しました。もっとケーブルを送り込む必要がありそうな地点まで下りると、天辺が、あー、籠の天辺が見えてきたんです。中はよく見えませんでした — 暗くて水が濁っていたので、我々はゆっくりと降下することにしました、それで……
ファーマン博士: 時間を掛けて構わない。
ムハドフ博士: その…… すみません。降下を再開すると、鉄格子の中が見えるようになって — あれは…… どれほど長くあそこにいたのかは分かりませんが、かろうじてそれが…… かつては人間だったのだろうとしか分からないくらいで、ただ、動いてたんです — 喉を掻きむしって…… まるで溺れていたみたいに。あれは顔を背けていたので、我々は……
(沈黙)
ムハドフ博士: 多分どこかでケーブルが引っ掛かったのでしょう、カメラがあっという間に落ちていきました。サラがケーブルを元に戻そうとして、彼女はフロントカメラに映っていましたから、あれの一部がはっきり見えました。それで…… 彼女が顔のあった場所に着いたら、あれが……
(沈黙)
ムハドフ博士: あっという間の出来事でした。彼女が何か言っていたような気がしますが、私の思い違いかもしれません。ただ、気付いた頃には…… 腐ったものが床の上でうごめいていて、何か…… 胆汁だとか、色んなのが漏れていて、それに臭いが、とても…… 上を見ると、彼女が籠の中で悲鳴を上げて、喉や顔を掻きむしっていて……
ファーマン博士: その後に誰が行動を起こした?
ムハドフ博士: ぺータースだと思います。彼がケーブルを引っ張り始めまして、もしかしたら籠の中に引っ掛けようとしていたのかもしれません。どうにかできるかもしれないと思ったのか…… 彼が何をしようと考えていたのかは分かりません。そんなことは関係ありませんでした。我々は何もできなかった。彼女はまだ、あそこにいます。
ファーマン博士: 観測室に現れた実体は、死ぬ前に何か言い残してなかったか?
ムハドフ博士: えっ…… はい、言ってました。どうしてそれを知っているので?
ファーマン博士: 何と言っていた?
ムハドフ博士: (沈黙)
ファーマン博士: 質問に答えてもらいたい。
ムハドフ博士: [データ削除済] と言ってました。
ファーマン博士: なるほど。
ムハドフ博士: どういう意味なんでしょうか?
ファーマン博士: (沈黙) 知りたいのか?
ムハドフ博士: (沈黙)
ムハドフ博士: 我々は —
ファーマン博士: 博士。
ムハドフ博士: しかし、それなら…… 籠の中のあれは…… どうやって —
ファーマン博士: それを訊きたいのか?
ムハドフ博士: あなたの言う通りですね。すみません。ありがとうございました。
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名前: Inside the Lake Saiko Bat Cave C-Point
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ファイル名: well.JPG
名前: Dizengof Center underground lake P1200286
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