SCP-885-J
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SCP-885-Jによって生成されたf-284の写真。2012/02/10 12:45に撮影。

アイテム番号: SCP-885-J

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 現在SCP-885-Jの発生が確認されている場所はサイト13のみですが、ジェイコブズ研究員の自宅においても同種の現象が生じているものと予想されます。SCP-885-Jのような現象を発生させられる人間がこの世に存在する理由は、いまだ判明していません。

過去複数回、発生源への直接的な働きかけによってSCP-885-Jを収容しようとする計画が実行されましたが、全て失敗に終わりました。現在は、プロトコル・ラムダ-8(正式名称「ありとあらゆる場所に汚れた皿を放置するのをやめるまで、ジェイコブズから休憩室の利用権を剥奪しようプロトコル」)およびデルタ-7(正式名称「ジェイコブズが言うことを聞くまで、あいつが汚した皿は全部あいつの机の上に置いておくことにしようプロトコル」)によって、一時的にSCP-885-Jの発生を抑制する措置が取られています。イベント・ゼータ-4(正式名称「ジェイコブズが心を入れ替えて、人並みに後片付けをするようになるイベント」)が発生すればSCP-885-Jは無力化されると思われますが、試算された発生確率は極めて低いものです。

説明: SCP-885-Jは、ダリル・ジェイコブズ研究員がサイト13の休憩室で食事をすることによって発生する現象です。ジェイコブズ研究員が食事をした後は、食事の内容がどのようなものであっても必ず、絶対に、休憩室の流しに何枚もの汚染された皿1が出現します。これらの皿は、概ね1~3日程度の期間に渡って洗浄されることのないまま放置されたのち、うんざりした他の財団職員によって適切な処置を施されます。ジェイコブズ研究員以外の人物(責任という概念を理解しており、「他の人が片付けてくれるさ」などという8歳児のような考えを持っていない人物)が食事をした後に生成される皿には、このような特異性は確認されていません。

補遺885-J-e34: 2012/07/09現在、「正しい食事をしてほしい」というヒッピーのガールフレンドの要望をジェイコブズ研究員が渋々受け入れることにしたため、SCP-885-Jの発生時には、不可思議な匂いのするハーブティー、正体不明のペースト、野菜クズなどが出現するようになっています。これにより、サイト13の休憩室はミバエの楽園と化しました。Keterクラスへの再分類要求が提出されていますが、決定は出ていません。

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SCP-885-Jによって生成されたf-284の写真。2012/02/11 14:26に撮影。皿の状態に変化が見られない点に注目。

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