SCP-886-KO
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アイテム番号: SCP-886-KO

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: 2015/█/██、SCP-886-KOは収容されていない状態です。確認されたSCP-886-KOの外形と特性は、いずれも記録されなければなりません。SCP-886-KOが言及した"神"という存在に対する調査が進行中です。

説明: SCP-886-KOは多様な異常性を持った生命体、物体の統合的存在です。休眠状態のSCP-886-KOは高い粘性を持つ黒い液体状態で存在します。しかし、SCP-886-KOは刻々と異常性を持った人間、物体、場所、現象そのものに変化します。SCP-886-KOが変化した存在から確実な共通点は発見されていません。しかし、大抵は致命的な異常性を持った存在に変化し、稀に異様で使い物にならない塊状の存在にも変化します。SCP-886-KOが変化した存在の一部は以下の通りです。

  • 約100頭余りのウサギ。この実体は二足歩行が可能になっており、生殖器がないにも関わらず、1匹当たり約10頭余りの子供を生む。
  • ██ブランドで発売された製品と似た外形を持つモニター。モニターの中で黒い羽と尻尾を持った人間型実体7体が出現する。
  • 1ドル硬貨、公衆トイレ、████食堂、人間型実体。この存在は確率的に[編集済み]事件を起こす。
  • 中に入る人間の心理状態に影響を及ぼす刑務所。

その他の記録はSCP-886-KO特性記録文書を参照。

言葉を使用出来る実体に変わったSCP-886-KOの証言によると、SCP-886-KOが変化した全ての存在はそれぞれ個人的な知覚力と感情を持っており、それを統合的に感じられるものと見られます。また、一つ注視すべき事項として、SCP-886-KOは"神"と称した不明な存在について言及しました。SCP-886-KOは神という存在から恨みと悲しみの感情を抱いていますが、一方では神に認められるためSCiPを破壊する行動を何度も試みました。

SCP-886-KOの初発見記録はGOCを集中的に襲撃している異常な人間型実体に対する情報を財団が入手した後、関連任務を遂行中だったエージェント・ダンが実体と接触しましたことによるものです。SCP-886-KOはGOCを襲撃したことについて自供しましたが、襲撃理由は単に財団の注目を集めるためだと答えました。(遭遇記録SCP-886-KO参照)

以降、SCP-886-KOは財団に対して持続的なアプローチを試みました。主に新しい実体へ変わった後、意図的に財団の関心を集めており、この実体を新たなSCiPと勘違いした財団が調査を通じて異常性を全て明らかにすると、本来の姿を現して逃走しました。現時点では、SCP-886-KOがどのような目的を持ってこのような行動をしているのかは不明です。

補遺: (遭遇記録SCP-886-KO-A)

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