クレジット
SCP-9012: 証明されていない内容 by AnActualCrow
⚠️ コンテンツ警告: 性的虐待
タイトル: SCP-9012 - 証明されていない内容
翻訳責任者: Witherite
翻訳年: 2025
原題/リンク: SCP-9012 - Contents Unverified
著作権者: AnActualCrow
作成年: 2025
初訳時参照リビジョン: rev.11
SCP-9012、1952年。
倫理審査委員会(IRB)より通知 [1961/08/19]: この記事は、調査および文書化における最善慣行の倫理を審査するためランダムに選出されました。文書中に赤字でコメントが書かれています。都合がつき次第対応してください。
アイテム番号: SCP-9012
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-9012は廃役になりました。この建造物の外部は公衆がアクセス可能なままであるものの、扉は溶接し、鎖につなげ、南京錠を付けて閉じられました。全ての窓は金属板に覆われました。
説明: SCP-9012は、ノルウェーはボー=オイラに位置するボー=オイラ灯台です。1857年に建設されたSCP-9012は、1889年から1953年にかけての島内における一連の失踪に関与しています。記録された全ての失踪は、以下のイベントの1つ以上が先行して発生しています。
- 被害者は不眠症を発症する。
- 被害者は機構や機械工学への強い興味を持つ(かすでに持っている)。
- 被害者は塩を極めて求めるようになる。
- 被害者の社交性が減少する。
- 被害者はSCP-9012内部から監視されている感覚を報告する。
一度に2名以上失踪することはありません(失踪間の最短間隔は10か月)。これはボー=オイラの人口が少ないことによるものと思われます["不要な推測。" —IRB]。これにもかかわらず、被害者が示す症状はしばし、他複数の失踪しない島民も同時に示します。このため、被害者が上記の症状を示していたとしても、正確に誰が失踪するのか予測するのは困難です。
SCP-9012内部または周囲の「獣人」の存在は未確認です。
元サイト-06管理官リチャード・ラングフォード、1955年。
発見: SCP-9012は、1952年にサイト管理官リチャード・ラングフォードが発見しました。ノルウェーの家族を訪ねていた際、ラングフォードはボー=オイラなる島における一連の失踪にまつわる地元のうわさを認知しました。SCP-9012内部に「獣人」が住み、夜に人々を誘拐していると報告する人物もいました。ラングフォードの財団における地位を知らなかった地元警察は、失踪の記録を求めた彼の要求を拒否しました。
彼は旅行から帰り、SCP-9012に暫定指定を与えました。その異常性質に関して情報が十分に取得できなかったため、直接人による調査が必要と見なされました["人による調査の前に警察の記録を取得する試みはありましたか? あれば記載すべきです。" —IRB]。
SCP-9012と暫定財団住居、1953年。
初期調査: ラングフォード管理官はSCP-9012の調査を率いる許可を得ました。彼が選出したチームは、4名の研究員(スティーブ・ガーベイ、トビアス・ワグナー、ジェームズ・マイケルズ、エメット・コレ)、追加職員なしで構成されました。当時の慣行では、3名以上の非保安職員による調査には1名の保安職員が同行していましたが、保安職員がいることで島内で注目を惹くことから免除されました。初期に、1名の女性Dクラスが要求されましたが["なぜ?" —IRB]、暫定調査施設(とりわけ保安職員のいない)においてDクラスを堅牢に収容できない可能性があるという懸念から撤回されました。出来事のタイムラインを以下に記載します。
ジェームズ・"ジミー"・マイケルズ、1951年。
- 1月7日: SCP-9012の初期探査で灯台に特徴がないことを発見する。いくつかのクモの巣や放棄された鳥の巣を除き人間や動物の活動の兆候はない。
- 1月8日: ジェームズ・マイケルズが、SCP-9012のいくつかの繰り返し要素(階段のそれぞれの段の高さやそれぞれの窓ガラスの幅など)が一貫して正確に5cmの倍数(例: 10.0cm、125.0cmなど)となることを報告する。他の研究員の計測によって反証されると、彼は頑なになり、同僚が自身に嫌がらせしていると非難する。ラングフォードはマイケルズの計測を受け入れる一方、矛盾する計測もひそかに受け入れる。彼はひそかに他のチームメンバーに、マイケルズが一人でSCP-9012を探査するのを防ぐよう推奨する。
- 1月9日: 午前5:32、トビアス・ワグナー、ジェームズ・マイケルズ、スティーブ・ガーベイはたまたま施設のキッチンで一緒になる。彼らは皆眠れずにキッチンに来ていた。その日の夕食中、ラングフォードはSCP-9012付近に人型のシルエットを観測する。さらなる調査ではチームはSCP-9012内部または周囲に異質な人物や実体を発見しない。
- 1月10日: 海辺を歩いている際、マイケルズは長身で毛深い姿がSCP-9012付近の崖を登っているのを報告する。報告によればその姿は崖の上に到達して目線から隠れ、エメット・コレ(マイケルズと共にいた)は観測できない。
- 1月12日: マイケルズは夕食を他の調査チームと食べることをやめ、自身のデスクで食料を食べる。
- 1月14日: マイケルズはSCP-9012内部から自信を監視する姿を報告し、それを見るときは身をかがめる["あいまいです。インシデント当時に、詳細な文書か口頭の報告をマイケルズから収集すべきでした。この姿が無特徴であるならそれを言及すべきです。現時点ではこの姿が、マイケルズの1月10日に見た実体もしくはラングフォードの1月9日に見た実体と同じ実体かどうか不明確です。" —IRB]。調査をしたところSCP-9012は無人である。
- 1月15日: 夕食後、ワグナーはマイケルズと連絡を試みるが、彼がデスクにいないのを発見する。施設の全ての扉と窓は施錠されたままであったにもかかわらず、マイケルズの居場所を特定できない。SCP-9012全体に2から4オンスの彼の毛がまき散らされているのが発見される。以前に観測された実体の毛は、存在したとしても、マイケルズの毛と区別がつかない。
- 1月20日: ジェームズ・マイケルズの捜索を中止する。ラングフォードはSCP-9012の暫定指定を現在の異常分類に更新する。SCP-9012の初期調査は、十分なデータが収集できたことと、調査チーム内の生産性が損失したため、早期に終了する。
SCP-9012(上)と非異常な代替灯台(下)、1955年。
結末: 初期調査の2年後、ボー=オイラに2つ目の灯台が建設されました["この灯台は初期調査の際建設中でしたか? そうであれば、それがSCP-9012の異常性質に影響を与えた可能性があるため、先に言及すべきでした。" —IRB]。これによってSCP-9012は廃役になり、財団が公衆のアクセスを不能にすることができています。ジェームズ・マイケルズの失踪、およびそれに続くSCP-9012の現在の収容プロトコルの制定以降、SCP-9012に関連する失踪は報告されていません。SCP-9012の状態はSafeに更新されました。
補遺: 1970年春、収容良化イニシアチブの一環として、複数のアノマリーの特別収容プロトコルの有効性に対する独自調査が行われました。10年以上もの間財団が訪れていなかったため、SCP-9012もこの調査に含まれました。SCP-9012に関連する失踪は1953年1月以降発見されなかったものの、地元のニュース記事で、SCP-9012付近の崖の下で身元不明の男性の遺体が発見されていたことが報じられていました。遺体は1月8日の朝に発見されており、複数の骨が折れていたことから崖の上から落下した可能性が示唆されています。
劣化と頭蓋骨への損傷のため、遺体の身元はいまだに不明確です。しかしながら、島民人口が少ないことから、地元警察はこの遺体はボー=オイラ住民ではないと考えています。
補遺: 認知症を患った退職済み財団メンバーからのデータ漏洩を防ぐため、財団はアルツハイマー型認知症の家族歴を持つ職員の財団内終末期ケアを必要としています。このケアを受けている人物の1人に、元SCP-9012研究員のトビアス・ワグナーがいました。2005年2月4日、ワグナーは財団提供の看護師に以下のメッセージを書き取るよう頼みました。
トビアス・ワグナー、1959年。
ワグナー: 私……たちは、あの灯台をファイルに記録した。マイケルズ、ガーベイ、ラングフォード、コレと探査した灯台だ。確か、53年だったか? 人を飲み込む灯台だ。
アイツらと私……私たち……私は、後悔している。私たちはあまりに愚かだった。ラングフォードがDクラスを割り当てて……かわいい子たちをね……取引した。独房内で会えば……好きに……。私たちはその子たちを安全なアノマリーに割り当てて命を救っているんだと言って自分を納得させた。どうやったのかはわからない……彼は「ウィンウィン」と言っていた。まるで公平だとでも言うかのように。私たちがしたことは……まるで……。クソ。
ジミーは私たちのしていることを知った。私たち全員のだ。彼は上司に伝えようとした。O5に電話をかけて伝えられるとでも思っているかのようにね。私は……それはブラフだと思った。いたいけな善人だったが……計画があったとは思えない。
皆彼におびえた──彼が引き金を引くかもしれないと。私もおびえたのだろうね。ラングフォードはノルウェーの灯台について報告書を出した。予備の証拠も。そして財団が調査すべきと言った。承認されることはわかっていた。そして皆で見に行くことを提案した。ジミーは……彼はジミーに、ジミーかDクラスかと言った。そうやって説得した。
彼はこれが避難だと言っていた。もちろん、ジミー以外の皆にね。財団公費のノルウェーキャンプ旅行だ。彼はスコッチを持ってきていた。最初の夜は……私たちは若すぎた、獣のようだった。皆がジミーに注ぎ続けた。皆……泥酔して……彼を外で歩かせた。灯台の裏、崖のあるところを。そして皆は……彼を突き落とした……私は落ちるのを見てもいない。皆泥酔し過ぎていた。そして1人が崖のそばで小便をした。そして……皆部屋に戻った。トランプを遊んだ。何事も起きなかったかのように。
それを1、2週間続けた。そして帰国した。
私は皆を止めなかった。止められなかった。私も突き落とされただろうし……どう言えばよかったのか。死んだかもしれなかった……。私……たちは、最低だった。そしてあのストーリーをでっちあげた……彼が何かを見つけて食べられると。あれは単なる普通の灯台だった。
夢を見ることがある。彼が再び突き落とされる場面の。私は (泣く) 止められない。一度も……動けすらしない……。彼は若かった……。彼がまだ見える。あのときの──彼も夢に出る。彼が、ベッドの端で、海藻にまみれて、私を見つめてくる。私のしたことを知っているんだ。彼は……全て私のせいだ。全て私のせいだ……。
財団職員が質問できる前に、ワグナーは心臓の合併症によって亡くなりました。彼の証言は現在証明されていません。









