SCP-922-ARC
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アイテム番号: SCP-922-ARC

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-922-ARCは、2.5m×2.5mの部屋の清潔で無菌の面上に配置され、変わった封じ込め手順や機器を必要としません。しかし、極度の精神的苦痛によるSCP-922への考えうる限りの損傷を軽減するため、テスト対象者の監視を推奨します。

説明: SCP-922-ARCは、細い黒ハンドルと二つの金属ラッチ付きの小さな青いランチボックスです。スペクトル分析では、僅かな酸化があり金属が鉄であることを示しています。それは安全に問題なく取り扱うことができ、輸送も可能です。

SCP-922-ARCは食物の消費と同時に、被験者の心中に強い感情的な反応を起こすある種の精神的影響が生じます。被験者の応答は通常、彼らの精神的な規範に関するその人物に重要な影響を及ぼした過去の記憶または経験に基づきます。以降の影響は、軽いノスタルジーあるいは罪の意識による極度のパニック、または鬱病に及び、最初の曝露の後2、3日以内に消散します。SCP-922-ARCによって生じたフィールドの前で食品を摂取する被験者は、幸福や不安感に若干の中毒を示しています。彼らはまた、失われた場所や記憶に戻る強い憧れを報告して、多くの場合できないにもかかわらず、ある時期における瞬間の追体験または補正を試みようとします。

結果は下記のとおり、効果は消費される食物のタイプと感情の相関関係から生じるようで、そして/または被験者に生じる身体的な反応は下記に詳述されます:

I) お菓子は通常、ポジティブまたは「幸せ」な瞬間の追体験を引き起こします。しかし、それが失われた子供や友人または誘拐未遂と関連していたときには、時折極度の鬱病や恐怖をもたらします。

II) パッケージングされたチップスやサンドイッチなどの塩味や辛味のある食品は、ストレスの増加、プレッシャーまたは不安を引き起こす傾向があります。反応は、ポジティブな物(例えば恋人に結婚するよう求められている事から生じる物)かネガティブな物(例えば兵士が敵の砲火の下で動けなくなっている交戦地帯にいる事から生じる物)かのどちらかです。

III) 酸っぱい食品は、多くの場合被験者に対し過去の経験にこだわる傾向を持つ鬱病をもたらします。酸味のレベルと落ち込みの酷さの間には直接的な相関関係があります。反応の殆どは、被験者が抱いた後悔や遺恨に起因する鬱病について言及します。

IV) 苦い食品は、最もネガティブな―そして、多くの場合最も積極的な―反応を誘発します。これは暴力的な家族の事件や口論が原因による殺人または強姦行為に及びます。

更なるテストの後に判明したのは、被験者が積んだ経験は必ずしも彼らの過去ではないと思われることです。一人の被験者は、大砲による集中砲火の記憶から激しい恐れを報告しました。彼は少しの武力も用いて戦った事も戦争で荒廃した地域に住んでいたこともありませんでした。もう一人の被験者は、これまでフランスまたは隣接領域を訪問した事がなかったにもかかわらず、お茶とマドレーヌのためにフランスの田園地方に住む叔母を訪問した後に幸福感を報告しました。これがSCP-922-ARCに、ある種の「保存された記憶」があることを示唆するものかどうかの結論は今のところ出ておらず、より多くのテストが必要とされます。 -ケンジントン博士

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