クレジット
タイトル: SCP-957-JP - 無明の光
著者:
sanks269
作成年: 2020
SCP-957-JPを視認する被験者から抽出した視覚イメージ。
アイテム番号: SCP-957-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-957-JPは専用の収容施設(セクター81██)に収容されます。SCP-957-JP存在領域の外周は反ミーム迷彩を施した視絶膜で常時覆われ、民間人による直接の目視から防護されます。当該施設の周囲2km圏内は財団が買収済みであるため、カバーストーリー「私有地につき立ち入り禁止」を適用して民間人の侵入を防いでください。
SCP-957-JP存在領域近郊に立ち入る場合、クリアランスレベル3以上または957-JPクリアランスを保有する職員2名以上の許可が必要です。立ち入りの際は必ず認識災害フィルターを備えた装備を着用し、可能な限りSCP-957-JPおよび発せられる光を視認しないようにしてください。
説明: SCP-957-JPは、東経13█°██'██"、北緯3█°██'██"(北海道名寄市内)に位置する十字形の光柱です。目視確認により、支柱部分の断面は直径約15mの円形、十字形部分の幅は約56m、全体の高さは約125mと見積もられています。
SCP-957-JPは物理的な実体および光源を有していません。SCP-957-JP、および発せられる光は一種の精神的具象体であり、該当領域を視認する知性体の認識上にのみ存在すると考えられています。そのため目視以外の方法でSCP-957-JPを観測することは困難であり、視認中の被験者の脳内から直接イメージを取り出す以外に観測手法は確立されていません。
SCP-957-JPは直接の目視をトリガーとする認識災害的性質を有しています。SCP-957-JPの存在領域を1度以上直視した知性体は、例外なく以下に示す影響を受けることが判明しています。
第一の影響は、被影響者の視界内におけるSCP-957-JPの絶対視認性です。被影響者の視界において、SCP-957-JPはあらゆる遮蔽物を透過して視認され、いかなる距離においてもその光量は減衰しないことが判明しています。SCP-957-JPの視認限界は現在まで確認されておらず、被影響者はSCP-957-JPの存在方向を向くことで、どのような状況下においてもSCP-957-JPの光を視界に収めることが可能であると推定されています。
第二の影響は、被影響者の視覚機能の減衰です。被影響者はSCP-957-JPを直視してから約5日〜25日の期間をかけて、夜盲症に似た著しい視覚機能の減衰を経験します。この減衰には限界がなく、また治療法も確立されていないため、全ての被影響者は1ヶ月未満に完全な失明状態へと陥ります。この失明症状における唯一の例外は、SCP-957-JPの発する光のみであることが判明しています。
SCP-957-JPによる完全失明状態に陥った被影響者は、多くの場合唯一の光源であるSCP-957-JPの存在位置に誘引されます。特筆すべき点として、SCP-957-JPの光そのものは強制力および精神影響性を有していません。SCP-957-JPへの誘引は人間本来の暗闇への恐怖心と光に対する安心感から発生するものであり、正常な人間の欲求行動の帰結であると考えられています。被影響者はSCP-957-JPの光を無視して生活することが可能ですが、この行動は被影響者の精神状態に悪影響を及ぼすことが確認されています。
また、SCP-957-JPの存在領域に知性体が接近する場合、到達者がSCP-957-JPの被影響者であった場合に限り、特異な現象を発現させることが確認されています。以下に示す通り、現象はSCP-957-JPと被影響者の距離に応じて進行します。
距離 |
対象に与えられる影響 |
1,000-500m |
SCP-957-JPの光量が増大傾向にあるように感じられ始める。 |
500-250m |
"鐘のような音"が遠くから聴こえるように感じられ始める。 |
250-125m |
"賛美歌のような混声合唱"が聴こえるように感じられ始める。 |
125-1m |
"光り輝く多くの人間が光柱に向かって歩んでいる"様が視認される。光量が増大し、鐘の音と賛美歌は音量を増し、全ての被験者が宗教的な充足感を覚える。 |
0m |
消失。 |
消失した被験者は現在まで回収されていません。
補遺957-JP.1: 聴取記録
SCP-957-JPに対する感覚受容の調査のため、D-24958が意図的にSCP-957-JPに暴露されました。以下に示す内容は、D-24958によるSCP-957-JPに関する述懐記録の抜粋です。
概要: 暴露初期段階(暴露後1日目)の述懐聴取
<録音開始, 2020/10/02>
インタビュアー: 今の視界の状況を話してください。
D-24958: 俺の見たところ、見た目に特に変わりはないな。見え方は普通だし、あんたもハッキリ見えてる。ただ…あの光だけは別だ。ありゃいったい何だ?
インタビュアー: それがSCP-957-JPと呼ばれる存在です。詳しく話して。
D-24958: ああ…あっちに見えるよ。今もだ。目を瞑っても見える。
[D-24958は視線を反らし、一方向を見つめる。D-24958の視認方向、直線距離で約500km先に、SCP-957-JPが存在する。]
D-24958: 常にあそこに白い光が見えるんだ。慣れては来たが、正直ちょっと面食らってるね。
インタビュアー: 光から受ける印象はどうですか?
D-24958: 印象、か…。
[D-24958がSCP-957-JPを見つめる。25秒間の沈黙。]
D-24958: …うん。まじまじ見ると、なんだか神妙な気持ちになるな。あの光はいつもそこに居て、綺麗にキラキラ光ってやがる。強い光なんだが見ていて不快って訳でもなくて、太陽か何かの光みたいなんだよな。すごく、暖かい。
インタビュアー: なるほど。悪い気はしないと?
D-24958: そうだ。俺の目玉で直接見てるやつじゃないからなおさら、脳に直接染み込んでくる感じがする。照らしてくれてる感じがするんだよな…。なぁ、ここじゃ俺らはみじめな雑用係だろ?俺もいくらかしんどい作業をしたが、そんときに光が支えになってくれるんだ。どんなにツラい時にでも、いつも確かにあそこに灯が点いているんだからな。
<録音終了, 2020/10/02>
終了報告書: 対象に視覚機能の減衰はまだ確認されず、SCP-957-JPの視認が可能な状態。SCP-957-JPに好意的印象を抱いており、SCP-957-JPによる心理状態の改善が認められる。
概要: 暴露中期段階(暴露後15日目)の述懐聴取
<録音開始, 2020/10/16>
インタビュアー: 今の視界の状況を話してください。
D-24958: あ、ああ…。あれから2週間経って、だんだん目が悪くなってきた。暗い。遠くが良く見えないんだ。最悪だ。
インタビュアー: はい。視界の縮小は報告の通りですね。具体的にはどのように見えなくなっているか、説明してください。
D-24958: 説明ったって…。ああそうだな…暗いとは言ったが普通の暗いとは少し違う。明かりが足りないんじゃなくて、そこにある物が黒ずんでぼけて見えないから暗く見えるんだ。遠くの物のほうがより不鮮明で黒々してる。でも近くでも、見えたり見えなかったりする物がある。あんたはまだ見えてるよ。でも廊下の向こうとか、便器の排水口の向こうがいつも真っ暗で何も見えないんだ。恐ろしいよ。
インタビュアー: 受ける印象はどうでしょうか。視覚機能が減衰して、どのような感覚を抱きましたか?
D-24958: 心細いよ。
インタビュアー: 正確に。暗闇の中に居るから心細いのですか?
D-24958: ああそうだよ!…なあ先生、ヒトは暗闇の中じゃ生きていけないんだ。必ず電灯があって、火を点けて灯を燈して生きてる。見えることは認知することだからな。そこに論理性と安心があるんだ。けど暗がりにはもう…何もねえよ。うつろだ。不安になって当然だ。それがどんどん広がっている。
インタビュアー: しかし、貴方には光が見えるはずですよ。まだ残っているこの部屋の電灯と…向こうに見えますか?あの光です。
D-24958: ああ、見えるよ…。
[D-24958が向きを変え、SCP-957-JPを見つめる。50秒間の沈黙。]
インタビュアー: その光からはどのような印象を受けますか?
D-24958: ああ…[短い沈黙]アレはいつも照らしているよ。光が暖かくて清らかだ。暗闇の中で、あんな遠くから俺を見つめて照らしてくれてる。減ってく視野と増える黒色の中で、あの赤みがかった白色だけが俺の救いだ。見ていてホッとするんだよ。こんな状況の俺にも差し込む光があるんだって。いつも俺を照らしてくれてるんだって。この冷め切った財団の中で、これを見るのだけが俺の唯一の楽しみだね。
<録音終了, 2020/10/16>
終了報告書: 対象は視覚機能の減衰が進行しことにより、非異常性の不安症に苛まれている。また変動する自身の視界と不変的なSCP-957-JPの外見を比較し、SCP-957-JPに精神的拠り所を求め始めている様が認められる。
概要: 暴露末期段階(暴露後25日目)の述懐聴取
<録音開始, 2020/10/26>
インタビュアー: 今の視界の状況を話してください。
[D-24958がSCP-957-JPを見つめる。5分間の沈黙。]
インタビュアー: D-24958、今の視界の状況を話してください。
[D-24958がSCP-957-JPを見つめる。5分間の沈黙。]
インタビュアー: …拘束を。
[D-24958が保安職員に取り押さえられ、強制的に身体の向きを変える。D-24958は激しく抵抗する。]
D-24958: [絶叫]。暗い暗い暗い!離せ!照らされていたいんだ!
インタビュアー: 今の視界の状況を話してください。
D-24958: 最悪だよ!…先生!どこだ先生、何処に居るんだ…返事してくれよ…頼む…[啜り泣く、徐々に引きつった笑いに変わっていく。]
インタビュアー: …最後ですよD-24958。今の視界の状況を話してください。
D-24958: ああ、先生!俺はもう何も見えないんだ。凄まじく暗い。虚ろだ。何も無い、何も居ない。俺以外何も居ないんだ、解るかこの孤独が?人の温もりが、暖かな光が恋しくてたまらないんだよ!
[D-24958が椅子から転倒する。視線はSCP-957-JPを捉えており、保安職員により強制的に向きを変更される。]
D-24958: 先生、俺はもう治らないのか?もう2度と光に帰れないのか?こっちの暗闇の中で生きるしか無いのか?寂しい、寂しいよ俺は。先生、先生…[嗚咽]。
[D-24958に鎮静剤が投与される。D-24958が椅子の上に引き戻される。]
D-24958: 先生、あの光だけは俺を照らしてくれる。白と赤の混じった光が俺に暖かく染み込んでくれるんだ…。なあ、光を、光を見せてくれ。頼む。心細いんだ。ここには秩序が無い。全部流されてしまった。流れ込んでくるのはあの光だけなんだよ。頼むよ…。
[D-24958はうずくまり反応を示さない。協議の末、D-24958にSCP-957-JPの視認許可が宣告される。D-24958がSCP-957-JPの方向に向けられる。]
D-24958: ああ…あれこそ、ほんとうの神さまだ…。
<録音終了, 2020/10/26>
終了報告書: D-24958は完全失明状態にあると判断された。現在のD-24958の認識と判断力は破綻しており、既にSCP-957-JPが唯一の心理的構成要素となっている。SCP-957-JPへの重度の依存が認められ、通常の生活を送ることは不可能な状態に変化したことが伺える。
2020/10/30、D-24958自身の嘆願と研究上の要請より、D-24958によるSCP-957-JP接近実験が実施されました。以下に示す記録は、SCP-957-JPから1,200mの距離から取得開始されたD-24958の音声記録の書き起こしです。
ミッション内容: SCP-957-JPへの接近実験
担当職員: D-24958(SCP-957-JP暴露後末期段階)
<ログ開始, 2020/10/30>
司令部: D-24958、前進してください。状況は逐次報告してください。
D-24958: あ、ああ分かった…。ああ、ようやく、ようやくだ。ようやく光の御元に辿り着くんだ…。
[D-24958は徒歩で前進を開始する。視線はSCP-957-JPを捉えており片時も離れない。残り約1,000m地点まで変化は見られない。]
D-24958: ひ、光が、だんだん強くなってきた。…明るい。ここは明るく光り輝いている。眩しくて、目が吸い寄せられて、離れない。
司令部: 詳細に説明をお願いします。光量が増大しているのですか?どのように見えますか?
D-24958: 今は白色と赤色だ。清廉で秩序のある白と、これは…俺の血だ。血と同じ赤が混じり合っているのが見えるよ…。ああ…なんて神々しいんだ…。[D-24958が落涙する。]
[D-24958が歩みを進める。残り約500m。]
D-24958: 遠くから…音が聴こえる。
司令部: 音ですね。どのような音ですか?方向は?
D-24958: 澄んだ…響く音だ。空から聴こえる。金属質な、打ち鳴らすような音…。鐘だ。鐘の音だ。鐘の音がキラキラと空の上から聴こえてくる。全宇宙が俺を抱擁してくれるみたいだ。この先に進んでも良いんだよ、って。…早く、進ませてほしい。
司令部: ええ、許可します。
[D-24958が歩みを進める。残り約250m。]
D-24958: [顔をほころばせる。]ああ、聴こえるよ。
司令部: D-24958?先ほどとは別の音ですか?
D-24958: ああ…歌声だ。美しいハーモニーだ。宇宙から、たくさんの歌声が聴こえるよ。俺を歓迎して…いや違う。歌い続けている、ずっと昔からあすこで歌い聴かせてくれていたんだ。
司令部: どのような歌ですか?
D-24958: ああ、ああ。高い男女の声、低い男の声、これは…中間の女の声。それと、違う声。綺麗な包み込むような歌声だ。高くも低くもない。同時に響きが重なっている。
[D-24958が2音を口ずさみ和音を再現する。根音は440HzのA(ラ)の音階、上の音は約580HzのE(ミ)の音階と推測される。]
D-24958: 賛美歌だ。これは宇宙の輝き1つ1つを讃えた賛美歌だと思う。上に昇った人間の魂が歌い続けているんだ。こんなに嬉しいことはないよ。[旋律を口ずさむ。]
[該当の混声合唱曲の推定が完了する。曲は「交響曲第9番ホ短調作品95(俗に"新世界交響楽")」と推測される。]
D-24958: ああ…ああ!そうだったんだ!
[D-24958が走り始める。残り約120m地点を通過する。]
D-24958: 皆ここまで来ていたんだ!この無明の何もかも失った世界から、これだけの人間が光に導かれて歩んでいたんだ!光は暴力的な秩序だ、なんて心地良いことか!ハレルヤ、ハレルヤ!
司令部: D-24958?D-24958、返事をしてください。何が見えるのですか。
D-24958: 光が見える!それは生きた光だ。生の瑞々しい光が感覚を伴って差し込んでくる。それは暖かくて圧倒的な、粘性を帯びた濁流だ。その生きた光が、歌と鐘の音に呼応して光り輝いているのが見える!皆そうだ、これを目指して歩いて来たんだ!
司令部: 皆?皆とは?
D-24958: 全ての人間だよ!見えないのかい?彼らの魂は光り輝いている。数え切れない、何十億もの輝かしい人間が光に照らされて歩いて居るんだ!人々の輝きがこの柱を明るく燃え上がらせていたんだ!
[D-24958は制止を無視して走り続ける。残り約50m地点を通過。]
D-24958: 先生!俺の、俺の身体も光を帯びている!これが見えないのか?宇宙森羅万象の認知は星々のように強く光り輝いている!その光は何よりも集約されてあの十字架を輝かせているんだ!もっと、あの光に照らされていたい!
司令部: D-24958!D-24958止まりなさい!それ以上は危険です!
D-24958: ああ…見てくれ。神だ。ほんとうの神さまが見える。白い着物の手が光の中から迎えに来てくれた。見ろ。手だ。広げた5本の指の1つ1つが清めてくれている。美しい。他に何も要らない。ただ眩く世界を照らしていてくれ!
[D-24958がSCP-957-JPに到達する。]
D-24958: ああ…上はこんなにも明るいんだ。
[通信途絶]
<ログ終了, 2020/10/30>
終了報告書: D-24958はSCP-957-JP到達と同時に消失。GPS信号および通信電波は共に途絶した。
D-24958の捜索は成功しませんでした。
補遺957-JP.2: 関連文書
2020/11/01、PoI-1933("宮沢賢治")の研究チームは未発表/検閲済みの手記の中から、SCP-957-JPに関連が疑われる記述を発見しました。手記は1923年頃に執筆されたと推測されており、内容として後の著作『銀河鉄道の夜』の執筆に影響を与えたと考えられる経験が記述されていました。
以下に示す内容は、同手記内の該当の言及部分の抜粋です。
私は白雲母のように曇った硝子を隔ててそれを見ていました。それには光がある。熱がある。銀河のことわりを抱いた、一柱の天気輪の柱が聳えている。それは一見、ほんとうのかみさまの輝きに見えました。
私の意識が寝台から銀河ステーションを通りその地に至るまで、私は様々な人を見ました。大洋で蒸気船に乗つた女の子たちが居た。彼らは黒曜石のような物でできた切符を携えて、十字の光をたたえた柱の1つに列を成して歩いていくのでした。
私自身は汽車に揺られて幻想野を唯行くばかりでしたから、ここで途中下車する気にはなれません。そこへ車掌の声が聞こえてきました。
「完全な幻想第四次の銀河鉄道は、あすこで終いです」
確かにあそこは天上です。1つ位の高いバラ石英色の場所に、たくさんの人々が登っていきます。私の来た第三次の空間から四次の汽車を通って、あそこの五次に皆向かうのです。
しかし私の銀河鉄道は不完全です。私はそのサウザンクロスの光明のごとき駅では降りず、そのまま降下して戻って来ました。確かに、そこにはほんとうのかみさまが居て、ひとりの神々しい白いきものの人が手を伸ばしてこっちに来るのが見えました。あすこには、ほんとうのさいわいがあったのかもしれない。
けれども私には、どほんと空いたそらの孔が見えたのです。
本文書の発見後に行われた同時代以前の歴史的資料の調査の結果、SCP-957-JPは過去複数の小規模超常コミュニティから信仰対象として扱われていたことが判明しました。
SCP-957-JPに関係した超常コミュニティのうち特筆すべき組織は、GoI-005("第五教会")の関連組織と考えられている"大伍仏教会"です。大伍仏教会はSCP-957-JPを"解脱光明柱"と呼称される一種の聖地として崇めており、宗教的な儀式の場として利用されていました。同団体は1905年までの不明な時期に当時の構成員の過半数を失っており、当時の状況の詳細は不明です。
補遺957-JP.3: 新規観測技術による追加情報
超常科学を用いた観測技術の向上により、目視以外でSCP-957-JPを観測可能な手段が発見されました。この観測法は、霊素生命体を検出可能なハルトマン霊体撮影機を観測に用いる手法です。現在、同手法のSCP-957-JP研究への適用が審議されています。
画像は、当該手法で取得されたSCP-957-JPの霊視画像です。