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タイトル: SCP-9598 - こんなんマジでいつでも止められっからね
翻訳責任者: C-Dives
翻訳年: 2025
著作権者: PlaguePJP
原題: SCP-9598 - I can literally quit whenever I want
作成年: 2025
初訳時参照リビジョン: 9
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by PlaguePJP
SCP-9598。
特別収容プロトコル: SCP-9598の直接的な収容は不可能ですが、その顕現はアイルランドのクレア島のみに限局しています。
クレア島。
100~150名の職員が交代制で3~6ヶ月間、クレア島に居住します。これらの職員は農業、植物学、及び/またはフラワーアレンジメントの訓練を受けている必要があります。クレア島に駐在する財団職員は3つのグループに分けられます。
- 耕作・作付班
- 給水・施肥班
- 収穫・供儀班
クレア島では作物や植物の栽培・収穫が常時行われていることが求められます。このため、クレア島専用に作成された年鑑が、到着時に全職員に配布されます。
SCP-9598は自らを崇拝されていない豊穣神であると誤解しているため、財団は作物の最大収穫量確保のためにリソースを投入しています。SCP-9598は収穫の30~60%を供儀として要求します。許容誤差は0.5%であり、それ以上の逸脱が生じた場合、SCP-9598は自らの“臣民”を不敬と見做して行動を起こします。
職員には、SCP-9598に対して敬意と従順な態度を示すことが求められます。言語・行動面での不注意による非礼は死に直結する可能性が高いため、“陛下”、“我が主君”、“偉大なる御方”などの敬称の使用が強く推奨されます。
説明: SCP-9598はアイルランドのクレア島に存在する、高さ54mの知性を有する竜巻です。SCP-9598は、知名度の低いケルト神話の神格であり、擬人化された天候と嵐の象徴であるタラニスを自称しています。タラニスに関する歴史的資料が不足しているため、この主張は現在まで検証されておらず、恐らく今後も検証不可能です。
ローマ統治下のガリアで制作されたタラニス像。
SCP-9598は自らの漏斗状部分の内部で、雷の生成、豪雨の誘発、降雪の創出といった天候操作が可能です。また、影響力は若干弱まるものの、SCP-9598は自らの欲求/気分に基づいて、または島民の祈願に応じて、クレア島の天候を制御し、特定の気象パターンをもたらすこともできます。
SCP-9598は極端に感情の起伏が激しい不安定な性格で、これは歴史的文献でしばしば無視されがちな、崇拝されていない神格という地位が原因だと考えられます。逆説的に、この崇拝の欠如はSCP-9598を著しく強力に成長させており、財団が介入する以前のSCP-9598はアイルランド全土の天候を掌握していました。これを受けて、SCP-9598の更なる強大化を防ぐべく、厳格な崇拝プロトコルが策定されています。
ゲール人文化の伝統は豊穣に主眼を置き、主要な神格の多くが豊作や農業に関連する行為に重きを置いています。SCP-9598は自らを豊穣神と見做すことを要求します。このため、特別収容プロトコルに詳述されている通り、作物や花の生育と、収穫物を捧げる供儀に関する厳格な手順が定められています。
SCP-9598の気性は、意図的か否かを問わず多数の死を引き起こしており、その大多数は僅かでも不遜な態度を示した人物に対する雷撃が原因です。本稿記録時点までにSCP-9598が標的を定めて発射した雷はいずれも致命的なものでした。
補遺9598.1: SCP-9598の収容
アイルランドの気候とクレア島の不毛な土壌を考慮して、豊穣神になるというSCP-9598の欲求を満たしつつも更なる強大化を阻止するため、数多くの土地改良が実施されました。この問題に加えて居住施設、作物倉庫、及び職員に求められる徹底的な言語・行動・植物学・農業の訓練が必要とされるため、SCP-9598の収容は多大な費用の浪費となっています。実施された措置には以下が含まれます。
- クレア島への肥沃な土壌1,030万トンの搬入及び移植。
- 島の農業年鑑の作成。この取り組みには5年を要し、正確に完成させるために複数の予測AICを構築する必要があった。
- アイルランド本土に近接しているため、船舶12隻によるクレア島周辺の海上封鎖の確立。
- 300人以上の熟練した植物学者と農業者を雇用して管理体制を整え、クレア島の作物が常に0.5%の誤差範囲内で生育する状態を確保。
- 適切な居住環境を備えた暫定サイトをクレア島に創設。
- 収穫物を保管する地下冷蔵庫・冷凍庫の構築。
- クレア島での勤務を希望する職員向けの奨励パッケージの導入。
- 人間との接触不足や、SCP-9598の収容に必要とされる長時間の疲労を伴う業務に対処するため、クレア島に派遣される職員へのメンタルヘルス支援の提供。
前述の通り、職員は必要業務を適切に遂行するうえで言語・行動訓練を受けることが求められます。以下はSCP-9598が不敬と見做した交流の例です。
SCP-9598: 御機嫌ヨウ、臣民ドモ。
F・ペレス: 豊作でございます、我が主君よ。
SCP-9598: ソノ通リ、豊作ダ。僕ガオ前ラミンナヲ祝福シテヤッタカラサ。オ前ラガ実ラセタノハ僕一人ノ労苦ト献身ニヨル果実ダ。他ノ誰ノモノデモナイ。僕ダケノダ。
F・ペレス: はい、私どもは何もしておりません。あなた様がこの大地を耕し、これらの作物を植えたのでございます。全てあなた様のおかげでございます、偉大なる御方。あなた様が全てをなさるのです。
(雷がペレスを直撃し、彼女を即死させる。)
(ロバート・スタイン博士は収穫物の中で最も小さなトウモロコシを掲げている。SCP-9598はこれに気付く。)
(雷がスタインを直撃し、彼を即死させる。)
SCP-9598: オ前。
E・ラット: はぁ?
(雷がラットを直撃し、彼を即死させる。)
日常的な収容業務において、SCP-9598はあからさまに致命的な行動よりも、意図的に財団職員を辱めるのを重視しています。宥和の取り組みは、職員がSCP-9598の些末で流動的な要求に絶えず配慮することに依存していますが、こうした要求はほぼ例外なく労働時間と物資を浪費し、島での活動を停滞させます。以下はそのような要求のリスト (随時更新) です。
- 深夜0時に、職員2人が10~30分間にわたって、事前に規定された敬意を表する一連の声明を暗唱しなければならない。僅かでも間違いがあった場合、職員宿舎で局地的な降雨が発生し、寝具や電子機器が水害を被る。
- 朝の謁見において1、SCP-9598は傘、フード、雨具を“不敬”であると見做した。
- この裁定を順守した結果、上気道疾患の発生率が28%増加した。
- SCP-9598は作付と収穫の時期を最大2時間前の通知で変更し、作業班に同じ畑への再作付を36時間以内に最大3回要求する。
- SCP-9598による日次供儀選別が行われる前に、目に見える最小の果実・穂・塊茎などに接触した場合、SCP-9598は瞬間突風を発生させて周辺の資材を破壊する。
- 不定期に、SCP-9598は播種前の種子類を自らの漏斗状部分に個別に持ち込んで“目視確認”させることを要求する。これによって播種に最大10時間の遅延が生じる。
- これに関連して、SCP-9598は全ての種子をサイズ別に仕分けてから提示するように指示している。
- 過去4回、SCP-9598は新たに到着した職員を野外に立たせ、その1m以内に雷を発射するという“初撃”儀礼を無作為に強制した。
- SCP-9598は自らが引き起こす降雨中にのみシフト交代を行うことを要求しており、これによって職員の勤務時間は予測不能に延長される可能性がある。
SCP-9598の収容には89億ドル以上が費やされたと推定されます。
補遺9598.2: 事件ログ
以下はSCP-9598とアンソニー・コイクス博士の会話です。コイクス博士は当時、ベンチに座ってメンソールタバコを喫煙していましたが、何らかの理由でSCP-9598の関心を引き付けました。
書き起こし
«記録開始»
(SCP-9598がコイクスに接近する。)
SCP-9598: オ前。何シテル?
コイクス: […] 喫煙ですが? 陛下。
SCP-9598: 僕ガオ前ラヲ祝福シテ、豊作ヲ恵ンデヤッタ恩返シガコレカ? 僕ノ植物ヲ燃ヤシテソノ煙ヲ吸ウノカ?
コイクス: ここへ来る途中のセブンイレブンで買ったんですよ… 偉大なる御方。
SCP-9598: 手ニ入レタノガ7時せぶんデモ11時いれぶんデモ知ッタコトカ。
コイクス: 何がお望みなんです? 消せば気が済むんですか? えっと、我が主君。
SCP-9598: オ前ノ傲慢サハ実ニ鬱陶シイナ、臣民。
コイクス: 心よりお詫び申し上げます、我が偉大なる陛下殿。
(SCP-9598の内部に急速な雷の閃光が見える。)
SCP-9598: 僕ガ今ドンナ気持チカ、分カルカ?
コイクス: 悲しいんですか、陛下?
(コイクスが更に一服する。SCP-9598の旋風が彼の手からタバコを叩き落とし、タバコは速やかに漏斗内に吸引される。小さな煙の塊がSCP-9598から排出されるのが見える。)
SCP-9598: アア。
コイクス: えっ?
SCP-9598: 成程ネ。
(雷の閃光が収まる。)
SCP-9598: コノ鋭利デ冷エタ風味ハ何テイウンダ?
コイクス: あー… ミントです。
SCP-9598: 面白イ。モウ1本みんとヲヨコセ。
(コイクスはポケットからタバコを1パック取り出す。SCP-9598の旋風が素早くパックを手から叩き落とし、漏斗内に吸引する。)
コイクス: ああっ、ちょっと!
(SCP-9598の漏斗内で雷がタバコに命中する。SCP-9598は咳込むような音を発する。)
SCP-9598: モット。
コイクス: あれで全部だったんだぞ、こん畜生っgod damn it!
SCP-9598: 僕ハ呪イDAMNヲ扱ワナイ。
コイクス: 知るかっ!
(落雷がコイクスを直撃する。彼は意識を失い、入院を余儀なくされる。)
«記録終了»
この交流に続いて、SCP-9598がコイクス博士の輸送に使用されたチャーターボートの上に滞空し、海面から持ち上げる様子が観察されました。ボートを高所から落として破壊した後、SCP-9598はコイクス博士のダッフルバッグの中に隠匿されていた、フルーツ風味の使い捨て電子タバコを発見しました。この過程で積み上げられた複数の供儀が突風に倒されたものの、SCP-9598は全く気付きませんでした。
電子タバコのパッケージには通常使用で7日間持続すると記載されていたにも拘らず、SCP-9598は6本全てを2分以内に使い切りました。
補遺9598.3: 余波
後ほど、SCP-9598の研究主任であるマーラ・ドブス博士は、補遺9598.1の事件に関してコイクス博士と協議しました。
書き起こし
«記録終了»
ドブス: 良い考えだとでも思った?
コイクス: グレッグは別に問題ないだろうって言ってました。
ドブス: グレッグはここに来たことない!
コイクス: やっぱり。
ドブス: 訊いてんだよ。あんたはあれが良い考えだとでも思った?
コイクス: 何も考えてませんでした。
ドブス: 見りゃ分かる。
コイクス: 禁煙なんて規則のどこにも書いてませんでした。
ドブス: 財団全体の規則だよ! 誰もが遵守しなきゃいけない数少ないルールの1つじゃん。
コイクス: でも屋外でしたよ。
ドブス: ここが公式サイトなのは変わらない。
コイクス: とにかく申し訳 -
ドブス: 聞きたくないね。電子タバコを6本? マジ?
コイクス: いつまでこの島にいなきゃいけないか分からなかったので。
ドブス: 3日だろ!
コイクス: 非常事態のために一応ね。
ドブス: 重症だよ、あんた。
コイクス: いつでも好きな時に止められますよ。
«記録終了»
その後、ドブス博士はSCP-9598とのインタビューを実施しました。
書き起こし
«記録開始»
ドブス: 失礼いたします。お話を宜しいでしょうか?
SCP-9598: モットダ。モット欲シイ。
(SCP-9598はまだ仕分けられていない2つの供儀トレイの前を立ち止まらずに通過する。)
ドブス: 何をお求めですか、陛下?
SCP-9598: アノ焼イタ果実ノ供物。今スグニ欲シイ。
ドブス: 何ですって? 陛下、あなた様より寛大にも賜りました恵みを、我々は一度も焼いてはおりません。
SCP-9598: 電気棒ニ入ッタ香ノコトダ。
ドブス: 仰ることがよく -
(SCP-9598は内部から6本の電子タバコをドブスの足元に排出する。)
SCP-9598: コレダヨ。ヒリツク果実ノ香ダ。スグヨコセ。
ドブス: あぁ… 電子タバコですね、偉大なる御方よ。成程。
SCP-9598: 直チニ集メテコイ。
ドブス: 偉大なる御方よ、私どもは今まさにトウモロコシの収穫を終えようとしております。あなた様の… 子種から生まれし賜物を私どもが担ぎ運ぶ様子をご覧になりませんか?
SCP-9598: オ前ラハとうもろこしヲ甘イ蒸気ニデキルノカ?
ドブス: いえ。その - いえ。 […] 本当に喫煙を最善の選択だと思っていらっしゃいますか?
(落雷がドブスを直撃する。彼女は胸部に火傷を負って地面に倒れるが、それ以上の怪我は無い。)
SCP-9598: イツデモ好キナ時ニ止メラレルサ。
«記録終了»
補遺9598.4: 更なる事件
続く2日間に、SCP-9598は予期せぬ極端な挙動の変化を示しました。
| 事件の概要 |
|---|
| SCP-9598は朝の謁見を放棄し、代わりに職員の上着ポケットやバッグを漁り回った。農作業も全て無視された。 |
| リンゴの収穫が無事に完了した後、SCP-9598がリンゴの山に雷を複数回落とし、それらが“ひりつく風”を生成しないことに苛立ちを募らせる様子が目撃された。 |
| 1ヶ月分の配給としてタバコ1カートンが支給された際、SCP-9598はドブス博士の宿舎を破壊し、物資到着から3時間以内に配給タバコを盗み出した。 |
| SCP-9598は2日前に電池切れになった電子タバコの1本を回収し、金属ケースを外してから電池を雷で撃ち、再び電池切れになるまで70秒連続で喫煙した。 |
| SCP-9598は持続的な咳を発症し、黄色に変色した。更にその高さは最大10mまで縮小した。 |
最後の事件を受けて、ドブス博士はSCP-9598収容チームの大半を解散させました。その後、ドブス博士の要請に応じて、財団のヘリコプターがフレーバー付き電子タバコ100本を空輸投下しました。
書き起こし
«記録開始»
ドブス: 陛下!
SCP-9598: ナンダ、臣民?
(SCP-9598は喘鳴を伴う咳を漏らす。サイズは前回接触時よりも顕著に縮小している。)
ドブス: あなた様への捧げ物を持参いたしました。
(ドブスは電子タバコ100本を見せ、地面に並べる。)
(SCP-9598の漏斗内に雷の閃光が見える。)
SCP-9598: なまけもの同然ノ怠惰ナ臣民ドモニ施シテキタ数々ノ祝福ト豊穣ヘノ報イヲ受ケ取レル今コソ、僕ノ魂ハ温マル。ヨウヤク神ニ相応シイ供儀ニアリツケル。
(SCP-9598は漏斗内に電子タバコを吸引し、喫煙し始める。サイズは縮小し続け、黄色い色調がより顕著になる。)
SCP-9598: アアー、コウイウノヲ求メテタンダヨ。
«記録終了»
補遺9598.5: その後の交流
SCP-9598はその後2週間以上、収容チームによる祈願・崇拝・供儀の取り組みを無視し続けました。
書き起こし
«記録開始»
(SCP-9598はクレア島の海岸線を徘徊している。高さは4mに満たない。)
SCP-9598: - 戻ッテコイ。
ドブス: 陛下、少々お時間を宜しいでしょうか?
SCP-9598: オ前。誰ガ僕ノ香ヲ盗ッタ?
ドブス: 誰もあなた様の電子タバコに触れてはおりません。
SCP-9598: ドコニアル?
ドブス: 先程、バラを数株ほど植えたのですが -
SCP-9598: 僕ノみんとハドコニアルンダ?
ドブス: 陛下! もしあなた様がこの協定を継続なさりたいならば、まずはバラに水をおやりください。
SCP-9598: フザケテルツモリカ。 (咳込む) 僕ニアノ蒸気ヲ返セ。サモナイト暴レテヤル。
(雷鳴が島の上空で轟き始める。ドブスを含む現場職員らは避難する。)
«記録終了»
SCP-9598は島に霧雨を降らせ、海岸線に散発的な落雷を引き起こしました。ドブス博士は避難した職員らが防風シェルターに入るのを引き留めました。SCP-9598が紛失した電子タバコを探して島内を徘徊し続けている間、ドブス博士は今後の対応について収容チームと協議しました。
書き起こし
«記録終了»
(ドブス博士がSCP-9598に接近する。)
SCP-9598: 頭ガオカシクナリソウダ。
ドブス: 全員と話して参りました。誰もあなた様の電子タバコを持ってはおりません。
SCP-9598: ソイツラハ嘘ヲ吐イテル。忠臣ヲ称シテオキナガラコンナ大災厄ヲモタラシタ。みんとヲ返セ。
ドブス: 最善を尽くしますが -
(SCP-9598が傘を差した職員の一団に向き直る。)
SCP-9598: ソノ無作法ハ何ノツモリダ? ナゼ僕ノ祝福ヲ受ケ入レナイ?
(SCP-9598は職員らに向かって急速に移動する。ドブスが後を追う。)
SCP-9598: 次ノ - (大きく咳込む) 次ノ収穫ハイツダ? ミンナ僕ノ存在ヲ当然ノコトダト考エテルンダロ。
(SCP-9598は激しく喘ぐように深呼吸する。)
ドブス: 陛下?
SCP-9598: ココ何夜モノ間、一度モ供儀ヲ受ケテナイ。オ前ラ - (咳込む) ミンナ無価値ダ。無精者ダ。 (喘ぐ) オ前ラニハ神ノ恩寵ニ授カル資格ナンカ無イ。
ドブス: 結構です、陛下。彼らは間もなく帰ります。
SCP-9598: ナ - (喘鳴) 何?
ドブス: 彼らを送り返します。
SCP-9598: オ前。
(落雷がドブスを直撃する。彼女は無傷で立ち続けている。)
SCP-9598: オ前ラハミンナ蛇同然ダ。
(2発目の落雷がドブスを直撃する。彼女は無傷で立ち続けている。SCP-9598が喘ぐ。)
SCP-9598: 羊ノ皮ヲ被ル狼メ。
ドブス: これで終わりですか?
SCP-9598: コンナ謀反 - (重苦しい喘鳴) - 容赦シナイゾ。
(落雷が立て続けに財団職員らを直撃する。職員らは無傷で立ち続けている。SCP-9598が激しく咳込み始める。)
ドブス: 陛下。私の部屋に未開封のミント風味電子タバコが1本ございます。あなた様のお好みの風味です、我が主君。お持ちいたしましょうか?
SCP-9598: (咳込む) ソレハ… ソレハ実ニ有難イ。頼ム。
«記録終了»
補遺9598.6: 特別収容プロトコルの更新
ドブス博士と小規模な研究チームの監督下で、SCP-9598はその後2ヶ月間、1日あたり最大20パック以上のタバコと15本以上の電子タバコのチェーンスモーキングを続けました。この期間を経て、SCP-9598の高さは1m未満まで縮小しました。収容プロトコルはそれに応じて更新されました。
特別収容プロトコル: SCP-9598は捕獲され、気密性アクリル保管容器に収容されています。1日3回、ニコチンを多量に含む香料付きの蒸気と酸素の混合物が保管容器内に供給されます。SCP-9598はそれ以上の交流を必要としません。
書き起こし
«記録開始»
SCP-9598: ド - ドコニ… (喘鳴) ドコニ連レテイクツモリダ?
ドブス: これから島を離れます、陛下。
SCP-9598: (咳込む) 僕ヲ呪ッタンダナ。ミンナ… 臣民ノクセニ。
(喘鳴を伴う呼吸。)
SCP-9598: オ前ラは… (喘鳴) 僕ノ形ヲ歪メタ。
ドブス: あなた様がなさったことです、陛下。
SCP-9598: 頼ム… 僕ハ -
(喘鳴を伴う咳。)
SCP-9598: 何モデキナイ… 今ノ僕ハタダノ点ダ。 (喘鳴) 一筋ノ煙ダ。
SCP-9598: 収穫ガ (喘鳴を伴う咳) 必要ダ。臣民ヲ… 返セ。僕ハ収穫ガ欲シイ。僕ハ…
(喘鳴を伴う咳。SCP-9598は荒い呼吸をする。)
SCP-9598: みんとガ欲シイ。
ドブス: 直ちに。
(ドブスはSCP-9598の収容容器に接続されたボタンを押す。)
(煙がSCP-9598の漏斗内に吸引される。SCP-9598はしわがれた咳を発する。)
«記録終了»








