アイテム番号: SCP-970-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-970-JPの影響範囲への一般人の接近は土砂災害危険地帯を建前に阻止されます。侵入者を検知した場合、直ちに排除/記憶処理を行ってください。収容業務には19歳以上65歳未満の職員が割り当てられます。全てのSCP-970-JP-Aはサイト-8170に収容されます。
説明: SCP-970-JPは日本の[編集済]にある公園です。SCP-970-JPからおよそ█ km以内の領域に存在する65歳以上の人間は、「公園で遊びたい」という強い衝動にかられ、SCP-970-JPを目指して移動し始めます。SCP-970-JPに立ち入った対象はその場から消失します。その24時間後、対象が消失した地点にSCP-970-JP-Aが出現します。
SCP-970-JP-Aは全長2 m前後の藁束です。SCP-970-JP-Aの内部には、消失した対象の頭部が入っています。その生首は凍結しており、また鋭い刃物のようなもので首を切断された形跡が確認されます。
SCP-970-JP-Aはミーム的異常性を有します。SCP-970-JP-Aを視認した18歳以下の人間はその影響を被り、SCP-970-JP-Aを「その季節の風物詩及びローカルな遊具」であると認識します。また、その遊び方について「解体し、中にある生首を雪合戦の雪玉のように用いて、人とぶつけ合う」という風に理解します。
生首をぶつけ合って遊ぶ暴露者達の様子は、非常に楽しんでいるように観察できます。生首となった人物と面識のあった暴露者は、「おじいちゃん久しぶり」「おばあちゃんこんなところにいたんだ、心配してたんだよ」などと言いながら、高揚感を示す表情で生首を手に取っていたようです。この影響力は記憶処理で解消させることができます。
解体されたSCP-970-JP-Aはその異常性を失います。現在財団は未解体のSCP-970-JP-Aを██体収容しています。
SCP-970-JPによって発生した生首を検査した結果、直接的な死因は低体温症である公算が大きく、死亡してからおよそ2ヶ月以上が経過していることが判明しました。Dクラス職員を用いた対象の消失後の移動先を特定する試みは、GPS信号の途絶という結果に終わりました。消失している間の被験者がどこに存在しているのかは、未だに分かっていません。