SCP-CN-007
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アイテム番号: SCP-CN-007

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: 研究主任の承認または4/007以上のセキュリティクリアランスを持たない者がSCP-CN-007-Aに進入することは禁止されています。また、SCP-CN-007-A内部に進入した職員は滞在時間が30分を超過しないよう注意してください。

SCP-CN-007-Aの移動不可能な性質を踏まえ、サイト-CN-07がオブジェクトを覆い隠すために建設されました。オブジェクトに接近しようとするあらゆる民間人に対しては、"地すべり発生"という虚偽の警告を通達することで追い払うようにしてください。

説明: SCP-CN-007-Aは中国江蘇省▇▇市郊外に位置する、1棟の異常な建造物です。内観は一般的な住宅と差異はありません。SCP-CN-007-Aの外観はオブジェクトが10年以内に建造されたことを示しています。しかし、周辺での調査によると、この地区では過去50年、いかなる建造物も建設されていないことが判明しています。

SCP-CN-007-Aは軽度のミーム的性質を有しており、付近にいる人間はオブジェクト内に入りたくなる願望を抱きます。このミーム効果は注意を他の物に逸らすことで容易に取り除くことが可能です。SCP-CN-007-Aに人間が侵入した際、オブジェクトの主となる異常性が発揮されます。この時、SCP-CN-007-A内部にある外部との連絡口1からSCP-CN-007-Bが出現します。外部からこの現象を観察することはできません。

SCP-CN-007-BはSCP-CN-007-A内部に出現する異常実体の総称です。外観は未知の巨大生物の肢体様々な器官で構成されています。攻撃性は無く、なおかつ一定の知能を保持しており、侵入者に対して奉仕的な挙動を見せます。多くのケースにおいて、SCP-CN-007-Bは自身の位置/侵入者の位置に応じた器官を出現させ、侵入者をもてなしています。例として、SCP-CN-007-Aの玄関口では腕に類似した柔軟性のある多関節器官を生やして、外套を脱ぐ侵入者を補助します。侵入者は奉仕を受ける際、不明な音源より発せられる標準中国語を耳にすることがあります。声の内容はSCP-CN-007-B個体の奉仕行為についての紹介となっています(実験記録-007を参照)。

SCP-CN-007-Bに対するDNA/骨検査は様々な原因により失敗に終わっています。現在、財団は肉眼による観察によって対象の器官を分類しています。

付記: 要注意団体"OBメディア"の実在について、現在調査が進められています。

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