
発見時のSCP-CN-010。
アイテム番号: SCP-CN-010
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-CN-010は3m×0.55ⅿ以上の面積を持つ平面の存在しない収容室に、1台のテーブルとともに収容してください。SCP-CN-010-1を床上に直接寝かせることは禁じられています。また、人間がSCP-CN-010の収容室に侵入することは厳禁です。
説明: SCP-CN-010-01の外観は3m×0.55mの1枚の木製の扉です。 SCP-CN-010-02は長さ約50㎝の木の幹です。SCP-CN-010-03は常時SCP-CN-010-02上に存在するマダガスカル島産キツネザルです。
SCP-CN-010-01が自身より面積の大きな平面に接する時、SCP-CN-010は“休眠”状態に入ります。休眠状態において、SCP-CN-010を収容している部屋に霊長類に属する動物が進入すると、SCP-CN-010は直ちに“活動”状態へと移行します。室内の霊長類は部屋から脱出することができなくなり、同様に室外からの侵入も不可能になります。
活動状態に入ると、SCP-CN-010-03は自身の中指を用いてSCP-CN-010-02に対し「タッピング」1を開始します。このとき中にいる人間は、室外から巨大な打撃音がすると感じます(ヒト以外の霊長類も同様に打撃音を感知するかは不明です)。
SCP-CN-010-03がSCP-CN-010-02の樹皮を食い破ると同時に、SCP-CN-010-01は強い外力によって開かれます。その後、1本の巨大な指状の物体がSCP-CN-010-01内から出現し、室内の霊長類を引っ掛け、あるいは刺し貫いて、SCP-CN-010-01内に引き入れます。以上の過程が終了すると、SCP-CN-010は活動前の状態に戻ります。
SCP-CN-010-03がSCP-CN-010-02内から取り出した餌を食べる場面を録画によって確認したところ、[データ削除済]と判明しました。