アイテム番号: SCP-CN-048-J
オブジェクトクラス: Safe この世のあらゆる力の源、Thaumielなり! Safe
SCP-CN-048-Jに感染された職員による編集を禁止します。— 闇夜の神の転生体にして未来を見通す至高なる魔術師 Carter博士
同感だ。そしてCarter君、君も医務室に行く必要があるようだ。 —— Lee博士
特別収容プロトコル: SCP-CN-048-Jはエリア-CN-07の標準収容ロッカーに保管されます。ロッカーから半径1 1.5 2.5 5mの範囲内には、赤外線防犯装置が設置されます。
2.5メートルの距離もあるというのに、一体どうやってアレを手にしたんだ、あのエージェントどもは? — Lee博士
あれはね、「女博士をメロメロにできるSCP」とか噂を聞いて、童貞野郎どもが目を赤くして躍起になってたんだよ。 — Tsin博士
じゃあク█ウカードとか鳥を模したピンク色の手作り杖とかを持ってる女性職員たちはどうなってやがんだ?あとケ█ちゃんとか呼ばれてるぬいぐるみも。 — Lee博士
追記: インシデントCN-048-J-a発生以降、SCP-CN-048-Jを用いて実験を行う際には、被験者以外の職員はオブジェクトがロッカーに再び収容されるまでの間、スクランブル・バイザー・ユニット1の着用を義務付けられます。
説明: SCP-CN-048-Jは[編集済み]の形をした物体で、認識災害の異常性を有しています。SCP-CN-048-Jを目視、もしくは接触した知的生命体は永夜の王の転生体となる 空間の理を意のままにできる 時空を越えあらゆる闇を見透かす 自意識過剰の症状に見舞われます。
もういい![罵倒削除]! —— Lee博士
SCP-CN-048-Jが曝露者(以下、SCP-CN-048-J-1)に与える影響は、下記の三段階に分けられます。
第一段階: 「覚醒段階」です。SCP-CN-048-J-1がSCP-CN-048-Jを目視もしくは接触すると、自分に何らかの能力を有していると思い込むようになります。対象が有すると思い込む能力は、下記のようなものが含まれていますが、下記に限定したわけではありません。
- 伝承における神の力
- 大自然の恩恵
- 現実改変者の能力
対象は、自分が有する能力は「天から授かった」ものであり、あらゆる手段を尽くして「自分の身分に見合った象徴」を作ろうとします。しかし、対象によって作られたものは、いずれも作りがいい加減で安っぽく見えます。また、対象は「SCP-CN-048-Jはこの世のあらゆる力の源である」と周囲に吹聴しようとします。
第二段階: 「調停段階」です。第一段階に入ってから20分が経つと、この段階に進行します。この段階では、SCP-CN-048-J-1はなんらかの対立・紛争が存在する場所2を探し始めます。SCP-CN-048-J-1個体はこれを「混沌なる地」と称し、自らの手によって紛争の解決を試みます。注目すべきは、SCP-CN-048-J-1は想像上の「力」を使用して問題を解決しようとする点です。そして、その異常性により、SCP-CN-048-J-1にアドバイスされた対象(以下SCP-CN-048-J-2)も無条件にそのアドバイスを信用し、実行に移します。しかし、そのアドバイスは有効な解決策にはならず、その場は必ずSCP-CN-048-J-1にとって気まずい形(この時の事件はSCP-CN-048-J-3と呼びます)で収まります。ただしこの段階では、SCP-CN-048-J-1はまだ一切の羞恥心を感じません。
第三段階: 「羞恥段階」です。通常、SCP-CN-048-J-3が終わってから20分から7時間内に発生します。SCP-CN-048-J-1は急に最も近い閉所(以下、SCP-CN-048-J-4)に閉じこもります(例として宿舎の個室、休憩エリアの個室、トイレの個室、更衣室ロッカー)。閉じこもる時間は、5分から3時間と一定しません。この間、対象は他人とのあらゆるコミュニケーションを拒否し、SCP-CN-048-J-3について議論されると「この上なく恥ずかしい」と感じ、「頭を壁にぶつけて死にたい」という欲求を訴えます。SCP-CN-048-J-4から対象が退室すると、自分自身に対する認識が通常に戻ります。ただし、SCP-CN-048-J-1になっていた時の記憶は残り、SCP-CN-048-J-3についても反応を見せます。記憶処理をもってしても当該記憶を削除できないため、Dクラス職員でない元SCP-CN-048-J-1はカウンセリングを受けることを推奨されています。
SCP-CN-048-Jをペナルティとして活用する提案は現在検討されています。
SCP-CN-048-Jの実験記録に関しては、実験記録CN-048-Jを参照してください。
SCP-CN-048-Jの初収容時に、財団がオブジェクトの異常性をよく把握していなかったため、レベル2エージェントの一人・馮██がSCP-CN-048-Jの異常性にさらされました。サイト食堂の監視カメラから、エージェント・馮の異常な言動を記録した映像を回収しました。当時、武器科の黄博士と羅博士が昼食のメニューについて検討中でした。
5時間後、症状がまだ第二段階にあるエージェント・馮は屋上で羅博士7によって発見されました。█0分後、エージェント・馮はよろめきながら階段を降りて医務室へ向かいました。
インシデントCN-048-J-a:
前任のエリア-CN-07管理者のJin博士が視察中に意図せずSCP-CN-048-Jの異常性に曝露しました。当時は誰も異状に気づきませんでした。3時間後、KeterクラスオブジェクトのSCP-CN-███の収容違反が発生しました。
Jin博士はインシデントCN-048-J-aの後、管理者を辞任し、エリア-CN-07の生化学部門へ復帰しました。
もうこの雷の申し子ザ・ソン・オブ・ゴロゴロとかいうとんでも名前を背負って余生を過ごすしかなかった。この[罵倒削除]の厨二石が。—— Jin博士
なんでJin博士が第一段階で我慢できてたのか、気になるやつはいないのか?もしや元からこういう系だったりして。 —— Lee博士