SCP-CN-1616-J
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アイテム番号: SCP-CN-1616-J

オブジェクトクラス: Ticonderoga1

特別収容プロトコル: オブジェクトの広汎性と無作為性を鑑みて、SCP-CN-1616-Jの完全な収容は不可能とされています。しかしながら、一般社会に実質的な影響を及ぼさないことから、現状、財団はオブジェクトを積極的に収容していません。オブジェクトの性質を研究するために、財団内部におけるSCP-CN-1616-J事案は記録・アーカイブ化されます。

説明: SCP-CN-1616-Jは、人類の集団的活動に参加するいずれかの個体にランダムに発生する異常現象です。この現象を発現させた実体はSCP-CN-1616-J-Aと番号付けされています。SCP-CN-1616-Jは具体的に下記のような事象を含みます。

  • 集団的活動の開始前、SCP-CN-1616-J-Aは他の参加者に対して、大声で「自分が同活動に向けて十分な準備をしていない」旨を発言します。しかしながら、これまでの例において、往々にしてSCP-CN-1616-J-Aは既に十全の準備を行っており、また発言に反して不安や動揺を示すことはありません。
  • 集団的活動の進行中において、SCP-CN-1616-J-Aは相対的に優秀な成績を収めることで注目を浴びます。これはしばしば他の参加者の能力低下や落ち込みを引き起こします。
  • 集団的活動の終了後、他の参加者は驚きながら、SCP-CN-1616-J-Aに「準備はしていないと言ったじゃないですか」などと質問します。多くの場合、SCP-CN-1616-J-Aは前記発言の理由を説明できず黙り込みます。

財団の統計によると、集団的活動においてSCP-CN-1616-Jの発生確率は80%に及びます。このような高確率の発生は、明らかに通常の社会人類学によって解釈することが不可能であるため、異常現象として番号付けされることとなりました。これまでに、SCP-CN-1616-Jの発生原理について様々な仮説がありましたが、そのいずれも証拠不足により否定されています。仮説は主に以下のようなものを含みます。

  • 事前準備に対する一時的な記憶喪失。
  • 事前準備段階に対する過去改変。
  • 自身に有利な影響を及ぼす、または他の参加者に不利な影響を及ぼすキネトグリフまたは音声によるミーム。

関連する研究は現在進行中です。

補遺1: 財団内部におけるSCP-CN-1616-J事案発生記録(抜粋)

事件番号: #5
活動内容: 新入職員筆記試験
事件概要: 「いけない!昨日は復習してないや……どうしよう…」という旨を受験者の一名が発言。試験の結果によると、同受験者は全56名の受験者の中で2位の成績を収めている。試験結果が公表されたのち、ほかの受験者に「復習しなかったって言ったじゃん」と問い質されたが、同受験者は気まずそうに頭をかき、回答しなかった。同受験者のルームメイトによると、同受験者は前日の夜深くまで復習していた。


事件番号: #22
活動内容: Dクラス職員バスケット対抗試合
事件概要: 試合前、Dクラス職員の一名が大声で「やべえ。シュートを練習してこなかった。こりゃ点数取れないわ…」と発言。試合中、同職員はスリーポイントシュートを3回決め、試合を通して合計57点を獲得、MVP賞を与えられた。同職員のルームメイトによると、「ここ最近、夜になると必ずグラウンドに出るらしいが、何やってるかはわからない」。


事件番号: #31
活動内容: 夏のカラオケ大会
事件概要: ████博士は登壇前に「あまりうまくないからご容赦くださいね」と発言。その後、博士は息切れせずに「青蔵高原2を歌いきったことで観客の拍手を博した。一部の職員から、数日前に████博士の執務室から歌声が漏れていることが報告されている。


事件番号: #43
活動内容: カオス・インサージェンシー拠点███に対する襲撃作戦
事件概要: 作戦前、「調子が出ないなあ…今回は危ないかもしれない」と機動部隊員の一名が発言。作戦中、同隊員は自力で17名のCIエージェントを撃破し、高脅威異常物品██████の起動を阻止することに成功した。同隊員は作戦中に重傷を負い入院したが、治療の甲斐あって容態が安定している。現在、同隊員に勲章を送ることが検討されている。同隊員と親密な関係にある隊員によると、同隊員は作戦前、作戦シミュレーションルームに頻繁に出入りしていた。


事件番号: #55
活動内容: SCP-CN-███の収容措置募集大会
事件概要: 大会前、「はぁ……僕の提案なんか採択されるはずがないよ」と嘆いた研究員がいた。募集大会において、同研究員の提案はその優秀なコストパフォーマンスで正式な収容プロトコルとして採択されている。同研究員が一人でプレゼン原稿を暗記するところが同僚に目撃されている。


完全な記録を参照するためにはSCP-CN-1616-J研究チームに問い合わせてください。

補遺2: 注目すべきSCP-CN-1616-J事案記録

2020/08/07、空想科学部門により基準次元における物語的変動が検出されました。その際、swn001-1実体に由来すると思われる情報の傍聴に成功しました。情報はSCP-CN-1616-Jとの関連性が考えられ、内容は以下のとおりです。

該当する実体による過多の影響を避けるための計画が進行中です。

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