SCP-CN-2262
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アイテム番号: SCP-CN-2262

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-CN-2262は発見直後に封鎖されており、無関係な職員の進入は禁止されています。

説明: SCP-CN-2262は河南省████県███区に位置する一軒の家屋です。敷地面積は約34平方メートルあり、庭は備わっていません。内部に進入した職員は、その東北角部以外の内容物に対し、高く集中した注意力を示し、この影響は職員が家屋から離れた後に消失します。

オブジェクトの内容物は以下の通りです:

  • 内壁と地板。内壁及び天井板の面積は108平方メートル。大部分は乱雑に塗布されたセメント。その表面は凹凸があり、気泡による陥没及び不規律な塗布による鋭い突起部が2,761箇所存在し、陥没と突起の平均高低差は1センチメートルを超過する。壁には乾燥後に複数回塗布を繰り返した明白な痕跡が見られる。一部の表面の突起は先端部分に近づくにつれ色が赤く、かつ暗く変化する。床板は52枚、各床板は平均16本の天然の木目を有し、約0.7平方メートルを占め、そのうち7枚は暗色のコブが存在する。床には透明のワックスが塗られ、引き摺られたことで生じたと思われる37本のへこみ跡を有し、その平均深度は0.2センチメートル。一部の床は浸水により膨張している。
  • ドア及びフレーム、オブジェクト北西の壁面に位置する。戸板は無垢材であり、内部はスギ材により満たされる。幅96センチメートル、厚さ4.7センチメートル、高さ2メートル。ドアは茶色く塗装され、一部の塗料は爆裂し剥離している。残りの塗装の一部には人為的に剥がされた痕跡が見られるが、完全にはドアから剥離してはいない。ドアの外部表面は強い打撃によって著しく陥没し、ドア中部には27箇所の大型陥没穴、ドア下部には34箇所のより小型で深い陥没穴が存在する。ドアノブ及びドアロックは真鍮製であり、ドアノブは著しく摩耗し、ドアロックは完全に破損している。ドア及びフレームの接続部には鉄製の蝶番が三箇所存在する。メーカーは███製、そのうち2つは断裂しているため再度フレームと接続することができない。
  • スライド式窓2つ、縦横は共に17センチメートル、部屋の西側壁面に位置する。窓枠はスギ材。単層の窓ガラスは内部から破壊されている。窓枠に残るガラス片には8枚の布が残され、それらの模様、材質、色は一致している。窓枠は膨張によって変形されたことを明白に示す。各窓の横にはカーテンがあり、その成分はアクリル100%、単層であり、色は藍色、黄色い鳥のラフイラストが刺繍されている。そのうち2枚のカーテンは中央から断裂している。残された2枚のカーテンは、長さは損なわれていないが著しく破損しており、37箇所の断裂と19箇所の引っ掻き痕がある。

以上の情報は要約版です。更なる情報はアーカイブ済みドキュメント[2262/2 家屋の有する構造サンプル、分析及び調査]を参照して下さい。

  • デスク一台、オブジェクト南部に位置する。長さ140センチメートル、幅70センチメートル。表面には259本の深さが不均一な引っ掻き傷、及びさらに深い3本の切り込みが存在する。切り込み内部からは数グラムのチョーク粉が採取される。脚と天板の接続部は炭素鋼で形成された空洞素材。その表面部分は黒色に全面塗装されているが、殆どは剥離している。露出した内部の合金は多数の衝突痕及びこれにより生じた軽微な変形が確認できる。デスクは右下に収納キャビネットを有する。キャビネットは二つの引き出しを備え、交錯した滑車機構により駆動する。内部にはいかなる物品も存在しないが、引き出し内部の表面には143本の引っ掻き傷があると共に、滑車は僅かなずれを有する。デスク底部及びキャビネット内部には多数のクモの巣が存在し、そのうち幾つかは干乾びている。
    • デスク表面には中華牌鉛筆1及び43枚の便箋が置かれている。鉛筆は使用されたことで長さが半分になり、発見時には先端が折れていた。鉛筆の主体を構成する木材には圧迫されたことで形成された5カ所の大型で楕円型の陥没が存在する。37枚の便箋は丸められ、残りの便箋はデスク上に不規則に散らばっている。丸められた便箋の内容は、大半が判別できないが酷似した筆跡であり、その他は全く意味の無い落書きである。これら便箋は引き裂かれ、或いは裁断された後に丸められたと考えられる。
  • 青島ビールのガラス瓶276本及び長白山煙草の箱1189個、オブジェクトの南東角に位置する。その生産日は2022年1月24日から7月18日までと異なる。そのうち、少数のビール瓶の構造には破損或いは破砕があり、殆どの箱内には三本から五本の吸い殻が残され、そうでない箱には10本以上が残されている。一部の煙草箱は踏み潰されたことで、紙箱の構造が破損或いは完全に破れており、その一部のプラスチック包装の構造にも明確な破損が見られる。一部のビール瓶と煙草箱の内部からは紙類の燃焼した灰が回収された。

以上の情報は要約版です。更なる情報はアーカイブ済みドキュメント[2262/4 家屋内雑品の分析、推測及び調査]を参照して下さい。

散乱する腕、頭部及び人体を移動させる行為は、オブジェクト北東角に新たな異常性の発現を招くため、オブジェクトに対する調査及び干渉は中止されました。

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