SCP-CN-2429
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アイテム番号: SCP-CN-2429

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 当該アノマリーは抑制・収容されておらず、出現の規則性や前兆も特定されていません。収容試行は現在、各現象の事後処理と目撃者への対応を重視しています。

説明: SCP-CN-2429は、1人だけの人間と大量の家具が存在する屋内空間で発生する現象です。現象の発生に先立って、硬貨を投入する音が天井から聞こえます。

SCP-CN-2429が発生すると、硬直した人間の腕1本が天井から出現し、緩やかな一定の速度で動きます。垂直に伸ばされた腕は手を開き、対象者の居場所までゆっくり移動した後、掌が対象者の真上に着くと下方に延伸し始めます。通常、腕は肘部から異常に変形し始め、ゴムの擦れるような音を常時発するようになります。掌が対象者の首元まで到達すると、手が突然閉じて対象者の首や顎を掴もうと試みます。

腕が延伸している最中に対象者が場所を移動した場合、腕はそのまま地面に触れるまで伸び、その時点で手は一瞬だけ閉じます。腕はその後、個々の指を振動・伸展させながら出現位置に戻ります。当初の位置に戻ると、腕は揺れ、天井に引き込まれて消失し、歯車の駆動音が停止します。

腕が被験者を掴んで運ぶのに成功した場合の結果は、現在のところ不明です。記録されたほとんどの事例において、貧弱な握力のため、腕は対象者を掴むことに失敗しています。


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