SCP-CN-2989
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記録・情報保安管理局より通達

以下は、証明部門がSCP-CN-2989(以下、オブジェクト)に繰り返し行った調査実験から返された結果で、結果は反復順に記載されています。

— AUTO

コード名: ハイランドライオン

結果: オブジェクトは怪奇部門によって収容されています。

観察記録: 部屋の中央には、北半球の星図と思われる溝が刻まれた円形の台があり、北極星には財団のロゴをかたどった鍵を咥えた鳥が描かれています。台の溝の周囲にはネコ科動物に引っ掻かれたかのような深い傷があり、血痕と思われる赤い乾燥した物質が付着していました。部屋の四隅から鎖が伸びており、その先端は中央の溝の上で切れています。

コード名: イナンナ

結果: オブジェクトは解体部門によって収容されています。

特別収容プロトコル: 毎週、任意の異常物品を用いた無力化を試み、その後生きたカラス科動物の片目を取り、それを地面に置き、眼と周囲に残った痕跡を完全に覆うように塩を撒き処理をしています。

コード名: スカイライト

結果: オブジェクトは誤伝達部門によって収容されています。

特別収容プロトコル: 収容室の表面は全て球面鏡で覆われており、さらに入室する職員の人数は少なくとも6人でなければなりません。そのうち1人はオペレーター、5人がオブザーバーとなります。彼らは《誰が駒鳥を殺したの》に登場する様々な種類の生き物に扮し、それぞれの役割分担にしたがって行動しなければなりません。 オペレーターは操作中、オブジェクトやその鏡像と視線を合わせてはならず、上方と四方を見た上で、オブザーバーの指示によってのみ操作可能です。

コード名: 月も

結果: オブジェクトは、財団以外のいかなる団体にも収容されてはなりません。

特別収容プロトコル: MTF-庚申(“畢月烏”)は他の要注意団体からのオブジェクトに対する攻撃に対応できるように待機し、近隣の財団勢力は無条件にその行動に協力する必要があります。

コード名: 天秤

結果: オブジェクトは戦術神学部門によって収容されています。

特別収容プロトコル: 財団は、非公認の宗教活動を取り締まり、伝統的な宗教団体と協力して供物の分解を進め、“文明的な祭祀”にするために、祭祀のプロセスを変更するべきです。また、財団はあらゆる宗教施設での大規模な祭祀を監視します。もし祭祀中に、出所不明の大量の鳥が無傷の死体を啄んだ場合、機動部隊を派遣し速やかに供物を回収し、参加者の記憶を消去して関連した情報を隠蔽します。回収した供物にはアキヴァ放射測定を施し、可能であれば供物内で発生したSCP-CN-2989-Aを除去した後、供物を破棄する必要があります。

コード名: 土地

結果: オブジェクトは演繹部門によって収容されています。

特別収容プロトコル: 全ての反復文書ファイルはCrom.AICのデータベース内に保存され、AICに対し全体構成安定爪を使用します。この時安定爪のテンプレートを“大梦1”に設定する必要があります。

オブジェクトが財団に収容されていることが証明され、証明部門の目的も果たされたので、これ以上の実験を続行する必要はありません。必要な場合は、証明部門の管理者に実験の実施を申請し、返された実験結果の中から新たな部門が関わったデータを抜き出し、性質の近いコード名の下に添付してください。

——Dr. E.Souriau

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アイテム番号: SCP-CN-2989

オブジェクトクラス: 収容済み

特別収容プロトコル: 証明部門の職員は、実在を存続できない心理状態に陥った場合、そのオブジェクトの反復実験を再開してください。オブジェクトに関する詳細な情報は、証明部門以外の職員に開示してはなりません。

説明: SCP-CN-2989は、証明部門外の存在者THE PRECENCEであり、現存在の重要な証拠を部門に返すことができます。









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