アイテム番号: SCP-CN-312
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-CN-312はサイト-CN-21の312号室に収容します。この部屋自体に特別な意味は何もなく、SCP-CN-312を収容している間は標準ヒト型実体収容セルとして見なされます。SCP-CN-312が必要とする物資は当サイトの保管庫から入手し、収容セルに毎日送ってください。特定の職員を毎週派遣し、インタビューを実施します。
説明: SCP-CN-312自体には、SCP-CN-312に対するアイテム番号として与えられない限り、何の含意もありません。SCP-CN-312は褐色の肌をした身長160 cmの成人女性です。その異常性は、常人の感覚から見て、SCP-CN-312に関連するあらゆる物体や情報が特別な意味を持っている点にあります。
注意すべき点として、この文書の執筆時点では収容違反やその他異常現象は発生しておらず、当文書の執筆形式や文字数に特別な意味は何もありません。加えて、当サイトにSCP-CN-312と会話した職員や、SCP-CN-312が何らかの悲劇的な経験をしたと見出した職員はいません。
インタビューログ:
備考: このインタビューは当時偶然にもサイト-CN-21に出向いていたクー博士が実施しました。以下のログは財団の自動スクリーニングプログラムによって検査されており、不必要な情報は削除されています。
クー博士: ご自身の異常性を自覚していましたか?
SCP-CN-312: 何となくね。ある時私は、みんなが私の一挙一動に注目し始めたことに気づいたの。想像すらできないでしょ、自分の行いが全部記念日になるって理解した時の気持ちなんて。
クー博士: 何か対処法はありましたか?
SCP-CN-312: よく知らないけど、私はただの一般人だって何度も強調するしかないみたい。
クー博士: では、何か特別な経験をしたことは?
SCP-CN-312: 無いって、何度説明したら分かるの。今まで死んだ彼氏なんていたことないし、小さい頃にクラスメイトからいじめを受けたこともないし、中絶したことも全くない。そういう話をどっから聞いたのかさっぱりよ。
クー博士: 待ってください、それはつまり、貴方は他のアノマリーについても知っているということですか?
SCP-CN-312: 私が知るわけないでしょうが。
後記: SCP-CN-312が会話中に明かした情報からして、SCP-CN-312は他の異常オブジェクト (本部で収容されているものも含む) に関する知識を有していると考えるのが妥当です。会話中に言及されたと思しきSCPオブジェクトは当文書において赤でハイライトされています。Keterに再分類する提案が現在検討されています。