SCP-CN-521
評価: +5+x

アイテム番号: SCP-CN-521

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: 現在、SCP-CN-521はサイト-CN-34の2号収容セルに収容されています。すべての財団職員はSCP-CN-521-1について申請し、クリアランスレベル3以上の研究員による審査に合格した場合に貸与されます。オブジェクトへの実験はサイト-CN-34の職員の主導により行われます。

説明: SCP-CN-521は高さ20センチメートル、瓶口の直径が5センチメートルのガラス製広口花瓶です。オブジェクトの材質を分析した結果、一般的な透明プラスチック素材で構成された有機ガラスであることを示しました。瓶には以下のような英文が刻印されています。

An aspirin a day, while she is away. (彼女が去ったその間は、アスピリンを一日一錠)

Hannah.jpg

収容状態のSCP-CN-521

ヒトの身体が瓶に接触した場合、バラ科落葉低木に属する赤いバラと、100mlの純水が生成されます。バラの花蕊内部の中央には未知の材質で構成された白い薬剤(SCP-CN-521-1にナンバリング)が存在します。服用者は“極度の幸福感の上昇”を示し、この心理状態は3日間継続します。精神分析検査によれば、SCP-CN-521は人格障害や様々な段階の鬱病等の精神疾患由来の症状をある程度緩和することが可能です。

同時に、SCP-CN-521は服用者の物理的傷害に対する軽微な治癒効果と、既知のあらゆる鎮痛薬よりも強力な鎮痛効果を有することが確認されており、かつ長期間SCP-CN-521を服用した場合も禁断症状は起こりません。通常、軟組織への負傷は適切な治療が行われた場合は15-20日で自然治癒しますが、SCP-CN-521の異常影響下では10-15日に短縮されます。SCP-CN-521-1を接触者が服用したしてから15分後、バラは枯れて瓶内の純水とともに消失します。

SCP-CN-521-1は瓶に接触した人間にのみ効果を生じさせるため、SCP-CN-521-1を市場に流通する抗うつ薬及び鎮痛剤の代替品として大規模に使用するという、財団本部の提案は否決されました。

SCP-CN-521後続申請ログを閲覧した後、後続するSCP-CN-521関連の通信データを取得してください。

インシデントログ-521-1: 2017年6月20日、SCP-CN-███に関連するketerクラス任務を完了した機動部隊-庚午-01(“唯有暗香来”)のメンバー全員に対して、SCP-CN-521-1の使用が認められました。

初級エージェント・N████が瓶に接触してSCP-CN-521-1を1錠取得しました。監視カメラはエージェント・N████が3分間の逡巡の後にSCP-CN-521-1をSCP-CN-521の瓶内に入れ、SCP-CN-521がすぐさま瓶内の純水に溶ける様子が記録されていました。15分後にSCP-CN-521内のバラは消失しておらず、瓶内のバラを取り出したところ、SCP-CN-521は通常の使用を再開しました。

尋問の際に、エージェント・N████は“私自身よりも美しいものがあることが重要なのです。”と表明した。エージェント・N████はレベル3人事処罰を受けた後、財団██支部へ異動となりました。

インシデントで生じたバラを検査したところ、既知のいかなる方法によっても物理的・科学的な損傷を受けないことが判明しました。このバラはサイト-CN-34のレベル3研究員・Hannah博士のデスクの一般的な花瓶に入れられており、常に開花状態を保っています。

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