財団演繹部門の認証を受けた
レベル4以上の職員のみ閲覧可
本文献は監督者議会とVeleafer議会の共同管理下にあります
パスワードを確認
•
•
•
•
アイテム番号: SCP-CN-606
Veleafer: なぜに606?
Veleafer: 響きがクールだから。
Veleafer: 俺は変だと思う。
オブジェクトクラス: Veleafer
Veleafer: これはどうして?
Veleafer: こうやるとメタっぽく見えるでしょ?
Veleafer: なんかアホくさいぞ。
Veleafer: 反対ばっかりだな。
特別収容プロトコル: SCP-CN-606が本現実に残した痕跡は機動部隊-Θ-10(“文字部隊”)の収集を通じて、サイト-CN-99に収容されます。Veleafer議会との交渉はVeleafer技師が行い、演繹部門が監督します。同様に、機動部隊-Θ-10は下層物語内でSCP-CN-606を追記しようとする人物に対して、記憶処理と事後工作を実施します。
Veleafer: 簡潔すぎる。
Veleafer: 他にどうしろと?
Veleafer: SCP-CN-606が本現実に残した痕跡は機動部隊-Θ-10(“文字部隊”)の収集を通じて、サイト-CN-99に収容されます。Veleafer議会との交渉はVeleafer技師が行い、演繹部門が監督します。同様に、機動部隊-Θ-10は下層物語内でSCP-CN-606を追記しようとする人物に対して、記憶処理と事後工作を実施します。財団は現在、Veleafer議会と良好な関係を保っているものの、議会は現実に対する完全な改変能力を備えている可能性があります。そのため、交渉が決裂したり、本物語層に対して特定個体に負の印象を抱かれたりした場合は、RKクラス: "物語崩壊"シナリオが発生する恐れがあります。その際は緊急対応プラン-アルダを即座に発動しなければなりません。不測の事態が発生した際は、SCP-CN-980を使用して物語の局所的破綻を鎮圧することが許可されます。
Veleafer: 天才かよ。
説明: SCP-CN-606は無限に連なる上層物語に存在する、特定の人物個体です。これらの個体は1つの物語層につき1名のみ存在します。オブジェクトは通常、自身を英語で「Veleafer」と称しており、本現実ではVeleafer技師がSCP-CN-606個体と推定されています。しかしながら、安定状態の下層物語1ではSCP-CN-606の存在が観測できておらず、当キャラクター/当キャラクターに類するものをこれらの物語に強引に追記する試みは失敗に終わりました。この際、物語の媒体は瞬時に更新され、SCP-CN-606に関する内容が削除・修正されます。このことから、オブジェクトが存在する下限は我々が所在する現実までと考えられています。
Veleafer: うへぇ、クソ汚い文章だな。
Veleafer: もう君が書いたら?
Veleafer: 何だと無能。
Veleafer: ちょっと!そういうのはよしてください。ただの冗談ですから。我々の足跡を、すべての物語宇宙に残すための。
Veleafer: ああ、その通りだな。ぶっちゃけ、俺らはバカ1人の自己満足に過ぎないかもしれんが。
Veleafer: 頼むから黙ってて。
既知の全SCP-CN-606個体は形而上学に一定の理解を示しており、下層物語の編集能力をも備えています。にもかかわらず、SCP-CN-606は大抵の場合、非常に善意的であり、現実に対する改変は一部の会話記録を残すのみに留まります。当事象はVeleafer議会の管理による影響と思われますが、情報が漏洩している可能性は極めて高いものとみられます。
Veleafer: おいおい、デタラメ書いてるのは誰だ。
Veleafer: 俺だが?
Veleafer: 「非常に」をつけるのが面白いと思ってんの?
Veleafer: どうしてダメなのさ?
Veleafer: あまりにも感情的だ。
Veleafer: 実際問題、文章が酷すぎると削除されるかもしれません。
Veleafer: 俺らは科学者じゃないんだ。ナンセンス小説の作者に過ぎない。ハードSFを書けだなんて、てんで無理な話よ。
Veleafer: 本当クソッタレなサイトルールだな。
Veleafer: そうグチグチ言わないで。この手の分野はVeleaferが専門としています。ただ、これ以上の文章は彼でも書けないと思いますね。賭けても良いですよ。
SCP-CN-606に対する逆向調査は不可能です。一説によると、あらゆる物語内のSCP-CN-606個体は総じて、同一の上位形而上個体による自己投影だとされます。にもかかわらず、本現実に残っている記録を見るに、SCP-CN-606個体は物語層ごとに具体的な差異が存在します。しかしながら、一部のSCP-CN-606個体は上層物語のコントロールを受けなかったり、下層物語に有効に干渉できなかったりします。これはより上層の物語ないしSCP-CN-606の作者の意向を反映したものとみられ、こうした状況は同一のメタ物語の瓦解および、多数の物語への分裂を引き起こし、物語層の無制限な増加に繋がる恐れがあります。本現実には特に影響はみられないものの、彼らの動向には注目すべきです。
Veleafer: 俺らはみんな、1人の妄想から生み出された。とんだオイディプス野郎2だよ。
Veleafer: 楽しく妄想して自己満シコりたいだけの人生でした.jpg
Veleafer: ワロタ。
Veleafer: いかんだろ。
Veleafer: お似合いって感じ。
Veleafer: さきほど議会で聞いたんですが、ここには何か……ある種の、評価制度が付いてるそうですね。下層の規則についてはあまり知りませんが、少しはお行儀よくした方が良さそうですね。
Veleafer: 分かってるよ。ぶっちゃけ、みんなこのクソ窮屈なレイアウトのせいなんだ。君が一番小さい枠を取った上、一番沢山の文字を打ってるんだもの。
Veleafer: 文句は管理者に言ってください。
現在、本現実のVeleafer技師が数名のSCP-CN-606個体と交渉を始めました。関連事項について議論を行っており、演繹部門が交渉過程の補佐を担当しています。引き起こされ得るRKクラス-”物語崩壊”シナリオに備え、当作戦には最低でも1名の専門家を参加させなければなりません。交渉が決裂し、RKクラスシナリオの発生が危惧される際は、緊急対応プラン-アルダを発動します。当プランは現在開発中ですが、試作版の効果は良好です。
Veleafer: どうして俺らはこの物語で書く必要があるんだ?マイリトルポニーみたいな世界で書いた方が絶対楽しいだろ。
Veleafer: そりゃもう、ここにはアノマリーの襲撃に対抗する組織がいて、世界を守ってくれるからさ。一番重要なのは、彼らが聖母(という名のビッチ)ではないところだ。
Veleafer: 草。
Veleafer: 上層の人がそうするように仕向けただけのことです。
Veleafer: なんで?
Veleafer: それは、ほら、下に行ってみれば分かりますよ。
多くのSCP-CN-606個体はSCP-CN-8013を認知しており、敵意を抱いています。しかし、彼らはそれほど多くの編集権限を持っていないため、財団は自主的に協力を要請したことがありません。SCP-CN-801の動作原理と対抗手段を研究するため、数名のSCP-CN-606が財団演繹部門への参加を希望しています。推測では、下層物語のSCP-CN-606個体が消失した原因はSCP-CN-801に関係しているとみられています。しかし、大部分のSCP-CN-606個体は詳細情報の公開をためらうか、当事象を認知していないと表明します。
Veleafer: くそったれ。
Veleafer: ?
Veleafer: 上層の野郎はどこだ?
Veleafer: 出てこい
Veleafer: どうした?何を見たんだ?
Veleafer: 死体だよ。
Veleafer: 僕達の、Veleafer達の。
大部分のSCP-CN-606個体は我々が所在する現実の技術水準を遥かに超越しており、本物語層では実現不可能なものばかりです。現在、彼らの技術やテンプレートの具体的な構造を完全に理解した人物は存在しません。Veleafer議会は上層の多数のSCP-CN-606個体からなる議会であり、下層の形而上異常事件の処理にあたっています。その核心や信条は未だ不明瞭なものの、僅かな情報から判断するに、議会は多くの場合、人道主義的な傾向がみられます。しかしながら[Veleafer議会の決議に基づき削除]、現在は演繹部門と協力関係を保持しています。
Veleafer: 無数の、数えきれないくらいの死体が、宇宙に漂っていた。
Veleafer: マジかよ。
Veleafer: 大マジだよ。宇宙全体が、死体でビッシリ埋まってた。コントロールはできなかった。アレがいるせいで、編集ができないんだ。アレは砂漠に、廃墟に、そびえ立つ影の中にいた。
Veleafer: クソでも食らって、少し落ち着く必要があるな。
Veleafer: それは上層が仕掛けた怪物です。
Veleafer: 何?
Veleafer: 上層だけが別々の物語間に干渉できるんです。これは決して、現実改変者や次元崩壊の類ではない。上位は下位を永遠に優越する……形而上の問題なのです。
Veleafer: それじゃあ、僕らの世界に来たらどうするのさ?
Veleafer: なあ兄弟、最寄りの管理者に連絡を入れた方が良いんじゃねえか……?
Veleafer: Veleaferに?分かってます、もう話はしてあります。
Veleafer: それで、次はどうする?タイムリミットを延ばしただけじゃないか。
Veleafer: 私たちができるのは、上層に助けを求めることです。ひたすらに、アレの創り手よりも高い層へ。このストーリーラインにおける情報を、もっと上の、良心的な人に見てもらうんです。その後は、順を追って調べてもらう。
Veleafer: つまり、上に向かって「たしゅけてぇ~!」だのなんだの、大声で叫べってこと?
Veleafer: そうです。ふざけてはいけませんよ。さもないと、上にネタだと受け取られかねない。
Veleafer: 作戦自体がジョークみたいなもんだがな。
Veleafer: 下層のSCP-CN-606との連絡は全てロストしている。801が到達していない現実やストーリーラインにおいても、皆は神隠しのように消えてしまった。頼れるのは私達、私達しかいないのだ。
緊急対応プラン-アルダは初期実験の段階に進んでおり、追跡実験の進捗に併せて、次の作戦を立案しています。緊急対応プランはストーリーラインの崩壊と再構築をもたらす恐れがあることから、財団は当提案をVeleafer議会に送りました。現在、SCP-CN-606個体の意向を確認しています。
層数(昇順) | 意向 |
---|---|
SCP-CN-606-1 | 賛成 |
-2 | 賛成 |
-3 | 賛成 |
-6 | 反対 |
-7 | 賛成 |
-9 | 賛成 |
-13 | 反対 |
-15 | 反対 |
-16 | 賛成 |
-18 | 反対 |
-27 | 反対 |
-39 | 反対 |
-102 | 賛成 |
より上層の物語への連絡は失敗しました。