SCP-CN-979
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アイテム番号: SCP-CN-979

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-CN-979が活動区域の離脱に応じないことと、強制的な収容は人員の損耗を招く恐れがあることを踏まえ、軍需工場に偽装された臨時収容サイトを建設し、オブジェクトを取り囲む形で収容しています。オブジェクトには毎日十分な食料を与えてください。また、オブジェクトの要求に基づき、サイトからは██辞典、財団が記録した██戦争以降の歴史文献、当日の新聞、『あぶ』1等の書籍、中国将棋、二胡2が提供されています。

説明: SCP-CN-979は12名の人型実体に対する総称で、それぞれSCP-CN-979-1~12に指定されています。オブジェクトは中国██省の日中戦争期に遺された塹壕の周辺に位置しています。SCP-CN-979-1はモンゴロイドの青年男性で、集団のリーダーを務めています。オブジェクトは日中戦争期の中国█軍の軍装を着用しており、身体には異なる程度の機械的改造が施されています(付録: SCP-CN-979関連記録を参照のこと)。これらの改造はSCP-CN-979に身体的障害がある状況下において施されたものです。193█年から現在に至るまで、オブジェクトに老衰が見られない理由は明らかになっていません。

通常、SCP-CN-979は塹壕内でのみ活動しますが、毎日3名の個体が塹壕を離れ、食料の収集にあたります。収容されて以降、食料はサイト経由で供給されています。人間が接近すると、オブジェクトは対象の脅威レベルを分析します。対象が武器を所持していない場合、オブジェクトは敵意を示さず、その場から離れるよう誘導します。一方、対象が長時間離れなかった場合、オブジェクトはSCP-CN-979-Aを発射し、警告を行います。接近者が強い敵意を示し、かつ武器を構えて攻撃の姿勢を見せた場合、オブジェクトはSCP-CN-979-Aを用いて攻撃を加えます。しかしながら、これらの攻撃は非致死的であり、対象の攻撃能力を失わせるのみに留まります。

SCP-CN-979-A~Cはオブジェクトが用いる専用の武器です。SCP-CN-979-9は背部の加工機械を通して、SCP-CN-979-A~Cに用いる弾薬を供給することができます。SCP-CN-979-Aは全長100cm、外観は現代の███狙撃銃に類似しており、長さ15mm・直径9mmの円錐形弾薬を使用します。SCP-CN-979-Aはオブジェクトが最も利用する武器ですが、同時期や現代の銃とは異なり、弾丸は歯車等で構成された機械を通じて発射しており、火薬は使用いられていません。SCP-CN-979-Bは現代のレールガンに類似しており、100cmのレールと50cmの銃身によって構成されます。直径20mmの球形弾薬を使用し、銃身上部の装填口から1度に1発込めることが可能で、遠距離からの暗殺や破壊に使用されます。SCP-CN-979-Cは現代のメタルストーム3に類似しており、直径15mmの球形弾薬を大量に消費することで、地雷処理や火力制圧を行えます。

収容記録: 20██年11月██日、██省に位置するサイト-CN-██において、Dクラス職員による暴動事件が発生しました。当時、SCP-CN-██に関する実験を行うため、4名の武装職員が20名のDクラス職員を引き連れ、サイト-CN-██に向かっていました。しかしこの時、護衛担当者は手順に従わず、手錠での拘束を行いませんでした。このため、サイトに到着する直前、D-████が職員1名の武器を奪い、他の職員3名を射殺し、護送車を奪取しました。その後、20名のDクラス職員は武装職員を脅しつつ、██省の森林を抜け、財団の監視下から逃れよう試みましたが、道中でSCP-CN-979に遭遇。銃撃するDクラスに対して、オブジェクトは攻撃を行いました。その後、財団の武装VTOL機が到着し、現場にいた全てのDクラスを終了、武装職員を解放しました。同時にオブジェクトも発見され、収容されることとなりました。

付録:

インタビューログ:



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