SCP-ES-119
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SCP-ES-119の内部。

アイテム番号: SCP-ES-119

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-ES-119に通じる井戸は巨岩と枝葉により隠されています。許可無き侵入を防ぐため、1名の警備員がエリアから1km以内に配備されています。

SCP-ES-119-1は収容違反することができないため、これ以上の収容プロトコルは不要です。

説明: SCP-ES-119はキューバ共和国マエストラ山脈エル・ユンケ山地下に位置する施設です。SCP-ES-119には山の斜面に隠されたハッチの下にある深さ55mの井戸から侵入可能です。ハッチの取っ手には"MAC1"のイニシャルが刻印されています。SCP-ES-119の内部は閉鎖された扉とオフィスに繋がる一本の通路から構成されます。

オフィスにはフィデル・カストロエルネスト・ゲバラの大きな壁画が存在します。塗料の大部分は剥がれて変色しており、背後のコンクリート壁が露出しています。壁画隣には、左扉が失われた錆びついた金属製キャビネットが存在します。キャビネットの中には期限切れになった15缶のツションカ2がバラバラに置かれていました。壁画の前には空の武器台があり、埃の痕は棚上の2つの武器が最近になって取り外されたことを示します。

閉鎖された扉の右側にはフックがあり、鍵が1つ付いたキーリングがかけられています。鍵が錠前に使われると、扉の後ろで大きな金属音がした後にSCP-ES-119-1のある部屋へと侵入できるようになります。

SCP-ES-119-1は未知の液体防腐剤の封入された個別タンク内に浮かんだ、2つの完全な神経系の呼称です。タンクを通じ、複雑な電気システムがSCP-ES-119-1の生命・意識活動を保持しています。タンクには”大統領”、”カウボーイ”というラベルが貼られており、互いに2m離されています。

1つ目のタンクに入ったSCP-ES-119-1個体は時折身をよじり、のたうつ様子が確認されています。これは、対象に接続された電気システムがランダムな周波数で痛みを伴う電気ショックを与えるようにプログラミングされていることを示します。このSCP-ES-119-1個体から回収されたDNAは、対象が前キューバ大統領フルヘンシオ・バティスタに由来することを示します。

2つ目の個体は”悪の帝国”について演説するロナルド・レーガンの録画映像を再生し続けるテレビの前に置かれています。レーガンは演説を通して多数の原因不明な傷を負いますが、それに気づく様子を見せません。このSCP-ES-119-1個体から回収されたDNAは対象が前アメリカ大統領ロナルド・レーガンに由来することを示します。

3つ目のタンクには”道化師”のラベルが貼られていますが、その中身は空です。

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