SCP-ES-200
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SCP-ES-200

特別収容プロトコル: SCP-ES-200は施設- 23の南生物封じ込め棟にある生物封じ込めチャンバーに保管されます。チャンバーへのアクセスは、施設-23清掃担当者のみに制限されています。

説明: SCP-ES-200はキンシャチ1の標本です。SCP-ES-200の棘はグリセロールで満たされています。SCP-ES-200-1は、SCP-ES-200の棘のグリセロールに濃縮されている未知の微生物です。

人間の被験者がSCP-ES-200の棘に接触すると、SCP-ES-200-1実例はグリセロールを介して被験者の身体に侵入します。

被験者の体内に入ると、SCP-ES-200-1実例は1〜3時間以内に死亡します。影響を受けた被験者は、血流に蓄積された多数のSCP-ES-200-1の死骸によって引き起こされる動脈閉塞により2〜5日後に死亡します。


更新日: 22/08/2005


被験者の体内に入ると、SCP-ES-200-1実例は対象の脳を標的とし、被験者の行動を変化させるために未知の神経毒を少量放出します(以下、神経毒を放出された被験者をSCP-ES-200-2と呼称する)。通常成功率は83%です。このプロセスの期間は最短で2時間、最長で1日とさまざまです。プロセスが完了すると、SCP-ES-200-2は時折激しい痙攣を示します。最終的に、SCP-ES-200-2は、発声を除いて、ほとんどの行動を制御できなくなります(補遺200-1を参照)。

現在、SCP-ES-200-2を終了する以外にこのプロセスを回避する方法はありません。

補遺200-1:

2005年8月16日、SCP-ES-200の定期的な清掃の後、D-2458が誤って棘に接触しました。1日後、D-2458は不明な原因により、ランダムな間隔で突然けいれんを起こし始めました。メディナ博士の反対にもかかわらず、D-2458は研究目的のために終了されませんでした。

安定した3日間の観察の後、D-2458は不安定でやや攻撃的な行動を示し始めました。質問に対して、D-2458は自身の動きが完全に自分の意思ではないと主張しました。2日後、D-2458はエージェント・ミントを攻撃し、負傷させました。
D-2458はエージェント・ミントによって誤って終了され、さらに分析を行ったところ、彼女の神経伝達物質に未知の化学物質が存在していること、循環系でSCP-ES-200-1が生存していたことが明らかになりました。

メディナ博士の反対にもかかわらず、D-2460はSCP-ES-200と接触してSCP-ES-200-1の人体への影響を研究しました。1週間の定期的な調査の結果、SCP-ES-200-1によって放出された神経毒が大脳皮質に影響を与えることにより、自分の意思とは異なる行動が生じることが判明しました。

補遺200-2: 2005年12月11日、アメリコ・フアレス・メディナ博士が誤ってSCP-ES-200と接触しました。メディナ博士はエージェント・ミントに施設-23の南医療ウィングに連れて行くよう依頼し、ゴンサレス博士にプリマボルタ・プロトコル2を無期限に一時停止すること、またSCP-ES-200のチャンバーへのアクセスを停止することを命じました。

観察の1日後、メディナ博士がSCP-ES-200-1に感染していることが判明しました。メディナ博士は、研究目的で自ら標準的なヒト型セルに入ることを要求しました。彼はクラスEに指定されると、申請は承認され、メディナ博士に対するSCP-ES-200-1の影響を研究するためにエージェント・ミントが任命されました。

以下は、メディナ博士に実施された調査中にエージェント・ミントが録音した音声記録です。

15:07, 12/12/2005

インタビュアー: ミント・ミジャン・ミディ、フィールドエージェント

対象: フアレス・メディナ・アメリコ、医師及びSCP-ES-200の主任研究者


<記録開始>


(エージェント・ミントが部屋に入る)

エージェント・ミント: こんにちは、博士。

メディナ博士: ああ、ミント、やっと来たのか。

エージェント・ミント: いくつかの問題があり、思っていたよりも遅くなってしまいました。申し訳ありません。

メディナ博士: 大丈夫、心配しないで。えっと…もうあれは一時停止しているのか?プリマ–

エージェント・ミント: プリマボルタ・プロトコル?もし彼らがそれを一時停止していなかったら、あなたは今死んでいるでしょう。

メディナ博士: そ…そうだな。ああ…君は私に質問をするために来ているのか?それともわたしは自分の中にSCP-ES-200-1実例がいることがどんな感じなのかを教える必要があるか?

エージェント・ミント: ゴンシー3と相談したところ、あなたの感染は研究に示されるほど進んでいないので、話をしている間、私はここにいると思います…会話の内容が何であれ。このインタビューは約15分の予定です。

(メディナ博士はうなずき、10秒間沈黙している)

エージェント・ミント: 博士?

メディナ博士: ああ、すまない。考えていたんだ…おそらく…たぶん私はすぐに死ぬだろうと…それで私はどうやって終了される?

エージェント・ミント: 私は…私はもっと前向きに考えることをお勧めしますよ。

メディナ博士: わからない。これほど重要なことを考えるのは難しい。ええっと…何について話そうか?

[重要度が低いため省略]


<記録終了>


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15:03, 12/14/2005

インタビュアー: ミント・ミジャン・ミディ、フィールドエージェント

対象: フアレス・メディナ・アメリコ、医師及びSCP-ES-200の主任研究者


<記録開始>


(エージェント・ミントが部屋に入る)

エージェント・ミント:こんにちは、博士。

メディナ博士: こんにちは。

エージェント・ミント: 今日の調子はどうですか?

メディナ博士: いつも通りだ。

エージェント・ミント: え?それは大丈夫という意味ですか?

メディナ博士: 正直に言うと、分からない。時々起こる軽い痙攣を除けば、特に気分が悪くなったりすることはないが、健康的とは言えない。少々意識が混乱している。

エージェント・ミント: なるほど。他に異常や追加の症状はありませんか?

(メディナ博士は首を振る)

エージェント・ミント: よかった。

メディナ博士: 私もそう思うよ。

エージェント・ミント: 他に伝えておきたいことはありますか?

メディナ博士: 現時点ではない。以上だ。

エージェント・ミント: (立ち上がる) わかりました。では-

メディナ博士: 待ってくれ!もう行くのか?

エージェント・ミント: 質問は終わりです、博士。私は行かねばならない。

メディナ博士: それは…孤独は私に少し影響を及ぼし始めているようだ。もう少し一緒にいれないか?一人になりたくない。

エージェント・ミント: 申し訳ありません博士、私は被験者からそれ以上の情報が得られない場合、すぐに立ち去り翌日また戻るようにと命じられたのです。

メディナ博士: でも…ああ…うん、大丈夫だ。仕方がないことだから。

エージェント・ミント: よかった。 それではまた明日。

メディナ博士: はい、ええと…また明日。


<記録終了>


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15:01, 15/12/2005

インタビュアー: ミント・ミジャン・ミディ、フィールドエージェント

対象: フアレス・メディナ・アメリコ、医師及びSCP-ES-200の主任研究者


<記録開始>


(エージェント・ミントが部屋に入る)

エージェント・ミント: こんにちは、博士。

メディナ博士: こんにちは!調子は-

(エージェント・ミントがメディナ博士を制する。)

メディナ博士: どうしたんだ?

エージェント・ミント: ゴンシーが私にいくつか追加の条件をつけたので、インタビュー時間が大幅に短縮されました。私はあなたに現在の状態についていくつかの質問をし、おそらく最後にいくつかコメントをし、そして部屋を出ます。

メディナ博士: (少し落ち込んで)じゃあ、質問を始めてくれ。

エージェント・ミント: よかった。では…他に追加で症状はありますか?

メディナ博士: ああ、あると思う。

エージェント・ミント: 思う?どのような感じですか?

メディナ博士: ええと…頭蓋領域に一種の疼きを感じている。おそらくSCP-ES-200-1の神経毒が原因だ。多分、それらは覚醒しており、効果を発揮し始めている。

エージェント・ミント: 他には何かありますか?

メディナ博士: ある。私は時々発作的な痙攣を起こす。奴らは以前に感染したDクラスの時ほど暴力的ではないが、今後同じくらい暴力的になる可能性がある。

エージェント・ミント: わかりました。他に伝えたいことはありますか?

メディナ博士: 正直なところ、私は感染すればもっと苦しかったり恐ろしかったりするのだと思っていたが、案外落ち着いている。これが神経毒の副作用なのかはわからない。

エージェント・ミント: そうですか。 では、副作用については時間があればすぐにゴンシーに確認します。ご協力ありがとうございました。


<記録終了>


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14:57, 16/12/2005

インタビュアー: ミント・ミジャン・ミディ、フィールドエージェント

対象: フアレス・メディナ・アメリコ、医師及びSCP-ES-200の主任研究者


<記録開始>


(エージェント・ミントが部屋に入る)

エージェント・ミント: こんにちは。

メディナ博士: ミント!いつもより少し早いね。

エージェント・ミント: はい、最近は少し時間があるので。調子はどうですか?

メディナ博士: 元気だ。ただ退屈だ。

エージェント・ミント: ああ…。

メディナ博士: でも大丈夫だ。追加の症状がないか聞きにきたんだな?

(エージェント・ミントはうなずく。)

メディナ博士: ええと…痙攣がより強く、より頻繁になっている。

エージェント・ミント: 他に何かありますか?

メディナ博士: 頭のチクチクする感覚もより頻繁になった。

エージェント・ミント: うーむ…私は神経毒の起こりうる副作用についてゴンシーに尋ね、他の症例を確認しました。しかし残念ながら、プリマボルタ・プロトコルのため、これらの情報を取得できませんでした。なのでそれが副作用なのか、それとも何か異なるものなのかはわかりません。

メディナ博士: 結局のところ、あのプロトコルはそれほど適切なものではなかったのではないかと思い始めている。

エージェント・ミント: それは誰にも分かりません。

[重要度が低いため省略]


<記録終了>


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15:00, 19/12/2005

インタビュアー: ミント・ミジャン・ミディ、フィールドエージェント

対象: フアレス・メディナ・アメリコ、医師及びSCP-ES-200の主任研究者


<記録開始>


(エージェント・ミントが部屋に入る)

メディナ博士: こんにちは。ちょうど3時に来たね。

エージェント・ミント: そうですね。ところで拘束具はどうですか?4

メディナ博士: 慣れてきたが、少し不快だ。

エージェント・ミント: 2日前の…事件について私に伝えたいことはありますか?

メディナ博士: ああ。あの日は全てが非常に速く起こったように感じた。私は退屈だったため座っていた。そうしたら無意識に壁を叩いており、すぐに自分をコントロールできなくなった。

エージェント・ミント: あなたが感じたり経験した注目すべきことはありますか?

メディナ博士: 私は恐怖を覚え…

エージェント・ミント: SCP-ES-200-1の感染に関連した何かが?

メディナ博士: 最初の動きは自分の意思ではなかったが、私はそれに逆らった…その…反対の動き?それをうまく言葉にできない。しかし…しかし、最終的には、私が倒れるまでの間、打ち消すのはますます困難になり、その時警備員が到着したんだな?

エージェント・ミント: その通りです。 他には?

メディナ博士: い、いや…ないと思う。 少なくとも今のところは。

エージェント・ミント: そうですね、状況が悪化しているようです。

メディナ博士: ああ…言われなくともわかる。

エージェント・ミント: すみません。

メディナ博士: 無礼なことを言っているかもしれないが、君はいつもここに来て、私に質問をし、私がすでに知っていることを教えて、去る。なぜ?悪化していることが明らかなのに、なぜわざわざ悪化していると私に伝える?

エージェント・ミント: 考えてみてください、博士。あなたがすでに知っていることに私は興味がありません。私はここに来て、上に求められていることをする、それだけ。プリマボルタ・プロトコルを実行するように命じれたとき、私は不平を言いましたか?博士、彼らはあなたと同じように感じていた人間だったんだ。しかし私はそれらを終了しなければならなかった。私はそんなことはしたくなかった、断る理由はいくらでもあった、でもそれは私の仕事ではなかった。私の仕事はあなたの命令に従うことだったんです。さて、私の今の仕事はここに来て、いくつかの質問をし、あなたがすでに知っていることを知り、それをあなたに教えることです。しかし、今日はそうではなく、伝えなければならないことがあります。

メディナ博士: ああ、何ということだ。私は悪化している、他に何がある?

エージェント・ミント: ええ、あなたの症状が現在のペースで続くならば、私たちはあなたにプリマボルタ・プロトコルを約4、5日後に行わなければなりません。何か質問は?

メディナ博士: 何だと!?

エージェント・ミント: 事前に伝えるのはセキュリティ上の理由からです、博士。あなたの感染は、回復不能なほど危険になる領域に達しています。大変申し訳ありません。

メディナ博士: あ、ああ…そうか…そんなに早く来るとは思わなかった。しかし…ええと…多分…それは、大丈夫だ。大丈夫。

エージェント・ミント: わかりました。では、数日後にまた会いましょう。


< 記録終了>


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15:04, 23/12/2005

インタビュアー: ミント・ミジャン・ミディ、フィールドエージェント

対象: フアレス・メディナ・アメリコ、医師及びSCP-ES-200の主任研究者


<記録開始>


(エージェント・ミントが部屋に入る)

エージェント・ミント: 博士。

(メディナ博士は反応しません)

エージェント・ミント: 博士?

(メディナ博士は反応しません)

エージェント・ミント: 大丈夫ですか、博士?

メディナ博士:いえ……いいえ。

エージェント・ミント: 私に伝えるべきことはありますか?

メディナ博士: 私はただ人と話したい。

エージェント・ミント: 申し訳ありませんが、私が許可されているのは、特定の数の質問をしてから去ることだけです。それが財団のプロトコルなので。

メディナ博士: 一人になりたくない。

エージェント・ミント: (エージェント・ミントはため息をつく) 博士、それについてはすでに話しました。

メディナ博士: 受け入れられないんだ。私は最近違和感を感じている。私は…私は死にたくない。1人きりなら尚更。死にたくない…

エージェント・ミント: 大変申し訳ございません博士、しかしその状態であなたに会いたいと思う人はいないと思いますし、そう思うのが普通です。常に収容違反になる危険性があり、あなたが絶対に誰かを攻撃したり殺したりしないという保証はない。それ故、私たちはあなたを他の人間と収容するわけにはいかないのです。それは過去に私にも起こりました。その時私は幸運でしたが、もし私が弱い人、または戦闘準備をしていない人と一緒の時に同じ状況が発生したらどうなるかお分かりでしょう?

(メディナ博士は静かにすすり泣く。)

エージェント・ミント: では、私がすべきことではないとわかっていますが…ゴンシーにあなたと一緒にもう少し長くいれないか説得してみます。まだやるべきことがあるかもしれませんが、もし彼らが感染前のあなたの要求を優先した場合、あなたは……一人になります。よろしいですか?

(メディナ博士は反応しません)

エージェント・ミント: 肯定と見なします。さて、私にはまだいくつかの質問をする必要があります。答えていただけませんか。

メディナ博士: わかった。

エージェント・ミント: (安心したようにため息をつく。) 良かった。では…調子はどうですか?報告するのに適切と思われる異常な症状はありましたか?

メディナ博士: いいえ。すべてはいつも通りだ。痙攣は続き、不随意運動は変化していない。

エージェント・ミント: 感覚、視覚、聴覚に変化はありませんか?

メディナ博士: ない。

エージェント・ミント: わかりました。他に何か伝えたいことはありますか?

メディナ博士: 明日は来るか?

エージェント・ミント: 行かなければなりません。

メディナ博士: よかった。気をつけて。

エージェント・ミント: 心配しないでください。そうします。


<記録終了>


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15:07, 24/12/2005

インタビュアー: ミント・ミジャン・ミディ、フィールドエージェント

対象: フアレス・メディナ・アメリコ、医師及びSCP-ES-200の主任研究者


<記録開始>


(エージェント・ミントが部屋に入る)

エージェント・ミント: 博士!メリークリスマス!

メディナ博士: クリスマスは明日では?今日はクリスマスイブだ。

エージェント・ミント:あー…そう、そうでしたね!ところで、聞いてほしいことがあります。

メディナ博士: 何?

エージェント・ミント: ゴンシーが私に休みを与えてくれました。つまり、いつもの質問をするだけでなく、あなたと一緒に時間を過ごすことができます。

メディナ博士: ほ…本当に?彼女はそんなタイプじゃないと思うが…

エージェント・ミント: 彼女はそう言ったのです。さらに、日にちについても触れ、私は何か良いことをしなければならないとも言いました。

メディナ博士: それは驚きだ。

エージェント・ミント: ええ…それに、今ならあなたは私に何でも話すことができます。

メディナ博士: 本当に?

エージェント・ミント: もちろん!私はそのために休みを取ったのです。

[重要度が低いため省略]

エージェント・ミント: お見せしたいものがあるのですが…この写真です。

メディナ博士: それは誰の写真だ?

エージェント・ミント: これは…フリオのもの。あなたの息子です、博士。

メディナ博士: 息子!?彼は1998年以来私とは縁を切ったと思っていたが…そうか……ああ…それを見せてくれないか?

(エージェント・ミントはポケットから写真を取り出し、メディナ博士に渡します)

エージェント・ミント: (目を閉じて)…いかがですか?

(メディナ博士は反応しません)

エージェント・ミント: (すすり泣く) 私は…私はやったのか… (目を開けて) 神よ。私は転職するべきだな。


<記録終了>


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