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アイテム番号: SCP-ES-254
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-ES-254は現在、外見的に商店を模した偽装施設の内部に収容されています。この店舗は民間人を顧客として日常的に営業しており、財団職員のみを最長6ヶ月まで雇用しています。
毎週末、職員がノルウェー、[編集済]の市民たちに様々な魚介類を配給する簡易的な慈善活動プロトコルが実施されます。プロトコルの実施が不可能である場合は、適切な条件が整うまで延期となります。
説明: SCP-ES-254はノルウェーの[編集済]市に存在する氷上の釣り穴です。人間がSCP-ES-254で魚釣りを試みると、ランダムかつ非異常な海洋生物が3~5分以内に餌に食いつきます。この事象は気候変動や特定の漁期と関係なく、普遍的に発生します。
幾つかの研究でSCP-ES-254から得られた生物は徹底的に検査されていますが、いかなる点においても、漁獲されたごく普通の魚介類との相違点はありません。
現在までに、次の生物種が確認されています。
- サケ (タイセイヨウサケ、ベニザケ、カラフトマス、マスノスケ、ギンザケ)
- ニシキゴイ (紅白、大正三色、昭和三色)
- シルバーサイド (コルナリトス)
- マグロ (キハダ、ビンナガ、メバチ、カツオ)
- タラ (マダラ、タイセイヨウダラ、スケトウダラ)
- タコ
- イカ
- ムール貝
漁獲された生物種の完全なカタログは、サイトΩ7のリスト328-27.032を参照してください。

SCP-ES-254を保護するために設けられた境界の最近の写真。
発見/歴史:

この地域に元々居た漁師の1人。
SCP-ES-254の最初期の記録は1932年まで遡ります。この地域には元々農家と漁師の一団が居住しており、彼らは釣りに適した場所を探している際に偶然SCP-ES-254に辿り着きました。
SCP-ES-254の異常性に気付いた彼らは、閉鎖的な市場で収益を上げるためにそれを利用しました。しかしながら、付近にいた財団エージェントが速やかに介入したため、この試みはごく短期間しか続きませんでした。商人たちは記憶処理され、近隣地域に移されました。
後日、同地域で活動するエージェントたちと近隣地域の経済学部門からの提言が承認されました。この提言は、釣り・狩猟用品を扱う小売店の設立、並びに安全と判断されたSCP-ES-254個体の商品化を念頭に構想されたものでした。最終的には、一定量の魚を地元住民らに配給して地域内の親善を促す活動が計画され、民間人から好評を博しました。
現在、SCP-ES-254はこの偽装用店舗で隠蔽されています。店舗はかなりの成功を収めており、運営継続のために財団によって絶えず改修されています。