アイテム番号: SCP-PL-024
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: 対象の性質上、オブジェクトをどの収容室に収容することも不可能であり、それらの行為はすぐにO5-██によって禁止されました。オブジェクトに関して次のステップを行うことができず、継続的な観察が必要であり、2人の適切な財団の研究員と、1人の警備員と、1人のドライバー(以下研究チームとする)が割り当てられています。SCP-PL-024の管理を担当する人員は、明確な周期性を持たない休眠期の間、オブジェクトの監視を中断することは禁じられています。活動期に移行した後、オブジェクトの直前の位置について報告することが必要です。食料や水分の補充は、特別に訓練された3人の職員にのみ補充され、エージェントの指示を受けてその場に送られます。上記のガイドラインを遵守しない場合、財団からの解雇および、または追放の可能性があります。
██/██/████現在、オブジェクト研究(40ターン目)の主任研究員は、██████博士です。割り当てが変更される場合、O5-██からの書面による声明が出されます(この場合、研究チームは完全に刷新される)。
説明: SCP-PL-024は、約40歳の男性の人型実体です。その身長は、188cmで、黒い髪、灰色が買った青い眼、そしてヨーロッパ人の典型的な特徴を持ちます。彼は、不明なブランドのグレーのスーツを着ています。休眠期と活動期の両方において、SCP-PL-024は第三者による口頭または非言語的接触の試みに反応せず、侮辱や疑問にも反応せず、外観の正確な分析を行い、多くの写真を撮ることが可能です(最新のアルバムは[データ削除済み]を参照してください)。同時に、オブジェクトは、セキュリティサービス職員の注目を集めたり、すれ違った後、決定的な反応を起こすことなく、時には、遭遇したことのある第三者の居場所を突き止めることもあります(SCP-PL-024をDクラス二人がかりで鈍器で後方から殴りつけようという試みは、[編集済み]に終わりました)。
特徴: 非活性化状態では、被験者は無作為に選んだ国の領内を出歩き(オブジェクトが選ぶルートを予測するためのアルゴリズムや習慣などはとくに発見されませんでした。 — ████博士)、常に、高速道路やハイウェイに可能な限り近づいて移動します。オブジェクトの移動速度は一定ではなく、非常に不安定です。歩行の姿勢を保ったまま、数百分の1秒で100km/hに達したかと思えば、数秒後には"歩行スピード"へ戻ります(環境へのSCP-PL-024の影響の注記を参照してください)。オブジェクトの放浪は、活性化状態になるまで続きます(この場合も、規則性は認められなかった。時には数週間、時には数時間、場合によっては数十分のこともある。 — ███████博士)。
フェーズが移行した後、SCP-PL-024は通りの端で停止し、ヒッチハイカーのポーズをとります。オブジェクトは、通過する車両のひとつが停止するまで、その状態で静止します。
意図した目的が達成された後、常に同一の(構築をした)シナリオが行われます:
- ドライバーがウィンドウを開けます
- 運転手はSCP-PL-024がどこに行きたいのかたずねます(通常「どこまで?」「どこまで乗りたい?」などと言った言葉を使用します)。(オブジェクトは、車両の停止に気づいた直後にその異常特性を使用し始めるといえるかもしれない — ████████博士)
- オブジェクトは運転手から承諾、または意義を唱えられることなく助手席に乗った後、彼に移動を命じ、「すぐにどこに行くべきかわかるだろう」と発言します。
観察の初期段階では、その時点でその物体は痕跡無く消失しました(██研究管理者は、消失の瞬間の見落としの責任を取って解雇されました)。しかし、世界中の財団の既存の支部の協力により、再特定が可能になりました。ポーランド支部は、比較的ポーランドでの出現の頻度が高いために、オブジェクトを監督すべき立場にいます。
████/10/12、Dクラスを使って一連の実験が行われました。彼らの目的は、SCP-PL-024の乗る車に乗って、対面中に行われたイベントに関して研究チームに報告することでした。しかし、この方法は連続して3回失敗し、中止されました(オブジェクト確認の初期段階での実験のプロファイリング活動の詳細を参照してください)。
次の一連の実験では、特別に訓練された研究職員に、隠しカメラとマイクを装備させるとの見解が示されました。結果として、被験者がやり取りした内容と、異常特性の両方が特定されました。(実験記録PL-024-12、実験記録PL-024-36参照)。
一般的な範囲でのSCP-PL-024の異常特性は、「どこに行きたいんだ?」という質問を聞いた後、運転者がオブジェクトの指示した目標物を自動的に選択することにあります。オブジェクトは、運転手の精神に影響を及ぼし(確率90%)、過去に特別な好意を持っていた場所や、将来においていく予定のある場所を選択します。質問の後、運転手は2つの方法でそこへ移動することができます:
- オブジェクトがどこに行きたいか答えます。オブジェクトは次のように注申します。「では、よろしくお願いします。」。すると、運転手は指示された場所に移動します、その過程で時間はゆがみ、目的地に到着したとき、運転手は若く、または年老いています。同じことが目的地にも適用されます(たとえば、20年前の故郷の村、または高層ビルの最上階など。[レポートは現在作成中です])。
- 答えを拒否する。すると車両の制御はSCP-PL-024に引き継がれ(「私があなたを連れて行きます」)拒絶、または恐怖を引き起こし、恒久的な精神的損傷、または死にいたる状況を引き起こす場所へと運転手を連れて行きます。
どちらの場合でも、目的地に到達した後、ドライバーの人生における何らかの要素を要求することができます。たとえば、実験PL-024-██では、結果として、彼は██████博士の顔と、娘を取得しました。オブジェクトは休眠状態に入ると、財団の現在の時代にその「成果」を返すと同時に、運転者の人生の適切な要素(以下、アーティファクトと呼ぶ)を消滅させます(目撃者の症状)。これは、多かれ少なかれ彼の人生の大幅な変更につながります。休眠状態では、オブジェクトは移動し、以前に受け取ったアーティファクトを露出させます。(したがって、運転手がそれらを取り戻すことがおそらく可能だと仮定されています ― ██████博士)。しかし、彼が別の車両に乗り込むと、それは永久に失われます。
これまでのところ、オブジェクトを確保しようという試みは[データ削除済み] — ████博士
4~10歳の子供を使った実験を行う試みは延期されました。また、SCP-PL-070を使用する計画があります。 — ██████博士
補遺:
環境へのSCP-PL-024の影響
オブジェクト確認の初期段階での実験のプロファイリング活動の詳細
実験記録PL-024-12
実験記録PL-024-36