アイテム番号: SCP-PL-025
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: オブジェクトは、O5-██のオフィスに保管されます。クリアランスレベル3以上の職員が、職員に実験の許可を与えることができます。管理者との事前の合意なしに権限のない人物がSCP-PL-025へのアクセスを試みた場合、財団からの叱責および、または追放の形で処罰されます。客観的に不快で破壊的なオブジェクトの性質を念頭に置いて、装甲ガラス製の長方形のケースに保管され、常に1台のカメラによって監視されます(カメラの存在がO5-██の仕事を妨害することがないように)。
説明: SCP-PL-025は██████60%、███25%、███████15%の紙製の15cmx10cmの小切手です。オブジェクトには、特殊印刷や、それを発行した銀行の名前はありません。その表面には二つの欄しかありません(ひとつは塗りつぶされています):
- 金額: 幸福
- 署名: [あなたの名前をここに記入してください]
小切手に署名した後、署名者の名前は消えます(それは、インク、グラファイト、その他の物質の痕跡を残さずに、オブジェクトに吸い込まれます)。数時間後、不幸な偶然の結果として、署名者は彼の人生のすべての成果を失います。その時にもっとも頻繁に観察されるイベントは、火災、ハリケーン、洪水、地震、大量の窃盗、狂人による攻撃(事故の規模にかかわらず、被害が外部者におよぶことはありません)です。
さらに、署名者の銀行口座のすべての資金は、企業によって選択された慈善基金(「幸福財団」と署名されている)に移転させられます。失敗イベントは、彼が自身の周りに物資を集めようとしたり、元の生活習慣に戻ろうとしたりしたときにも行われます。
SCP-PL-025が思考能力を持っているかは判断できませんでした(しかし、その可能性は非常に低くなりました - ██████博士)。それにもかかわらず、小切手に記入された姓名に関係なく、不幸は常に小切手に署名した人物に影響を与えます。
SCP-PL-025使用上の注意
████博士: この実験の結果、オブジェクトの態度は敵対的であるという一般的な考えにも関わらず、その影響は極度の貧困層および、または過去に人生の悲劇や、トラウマ、巨大な失敗をした人には影響を及ぼさなかった。しかし、そのような場合に逆の効果は発生しなかった(すなわち、被験者に幸福や富や豊かな生活を提供することは無かった)。しかしながらこのような被験者の行動は、財団の職員によって公平に審査されていないと結論付けることができる。そこで、Euclidへの格上げを申請する。