SCP-PL-056
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scp-pl-056

SCP-PL-056によって生成されたメッセージの一つ。「殺す」という単語がさまざまな言語で書かれている。

アイテム番号: SCP-PL-056

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-PL-056はセクター██の防音室の一つに収容されています。レベル3クリアランス(またはそれ以上)の職員または資格を有するDクラス職員のみがオブジェクトにアクセスすることを許可されます。収容室に入る前に全ての職員は、それがたとえ初回であるとしても、オブジェクトの可能性と異常性について教育を受けなくてはなりません。職員は、[編集済]に設置された解読装置に直接接続された、超音波検出器GX/519を装備する必要があります。各プログラムの終了後、オブジェクトの収容室に滞在していた職員は、精神衛生、刺激に対する反応速度、および作業継続能力の検査を受ける義務があります。暴露後に職員が制御不能な侵害行為や、他者に対する敵意を表明した場合、その人物は休暇センターでリハビリプログラム(またはDクラスの場合解雇措置)を実施する必要があります。

説明: SCP-PL-056は1960年代に生産された古いラジオです。オブジェクトの約80%が錆びています。周波数メモリを含む多くの表記はおそらくそれが位置していたであろう表面の損傷によって判読不可能です。有機物がオブジェクトの3m以内にある場合に異常効果が発現します。最初の5秒間、オブジェクトは人為的には変更不可能な(変更用のノブが欠損しているため)周波数と音量を自発的に選択している可能性が高いです。その後、2分57秒にわたって、████████というバンドの556曲の曲の中から[編集済]が流れます。再生後必ず「広告をどうぞ」というアナウンスが流れますが、広告の内容は不明です。[削除済]のみです。その後、オブジェクトは活性化状態に入ります。

広告に入った直後に、SCP-PL-056は自分自身を「邪悪」であると表明します。その表明は人間の耳には聞こえない超音波メッセージによって行われます。各メッセージは適切に増幅された後解読装置に送られ、解読装置は解読結果を収容室に現在滞在している研究職員にフィードバック(オブジェクトが「言った」ことを)します。この間、職員はオブジェクトとの口頭でのコミュニケーションを維持している必要があります。オブジェクトに暴露した後、このような手続きを1分間以上放棄した場合、元の作品が再放送され、この場合その曲はループし、無期限に放送されます。暴露中、SCP-PL-056は常に自分たちで悩みを共有しあうように説得しようとします。オブジェクトによって放出された超音波が解読されず、暴露者に理解されていない場合でも、暴露者の精神に大きな影響を与え、オブジェクトによって提案されている作業の実行に寄与しようという感情を引き起こさせます。暴露者がオブジェクトの指示に従った場合、SCP-PL-056は自らの望む効果を誘発するように、適切に超音波の周波数を調整します。オブジェクトはおそらく意思をもっています。しかし、その認識能力は、聴覚のみに限られているようです。 (インシデント056-01の発生により書き換えられました。 — ██████博士)


補遺:
インシデント056-01

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