SCP-PL-149


評価: +2+x
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アイテム番号: SCP-PL-149

脅威レベル:

オブジェクトクラス: Safe

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SCP-PL-149の写真

特別収容プロトコル: SCP-PL-149は建造物の一部であるため、移動することはできません。従って、6時間ごとに2名の警備員がオブジェクトを保護します。財団職員はオブジェクトを、レクリエーション目的で利用することができます。

説明: SCP-PL-149は異常な機能を備えた上映ホールおよび映写室です。オブジェクトの所在地はワルシャワのシネマ"テンチャ"であり、部屋番号は7番で、列数は10であり各列に15席あります。 スクリーンの大きさは24m x 18mです。

オブジェクトの異常性は、映写室のラップトップに.jpg、.jpeg、または.pngファイルをアップロードすることで発現します。アップロード後スクリーンでの表示が開始し、30分間の間予告が上映されます。これには、隣の映画館で上映されたものも含まれます。予告が終了すると、アップロードされた画像の被写体を元とした映画の上映が開始します。実験の結果、映画のジャンルと長さは被写体の過去によって変動することが判明しています。上映された映画において、約3/4の確率で座席番号14から声が聞こえることがあります。この声は上映された映画に対して意見を申し、またオブジェクトは財団の存在と目的を認識しているようです。この声はSCP-PL-149-1と指定されており、高齢者の声と推測されています。

補遺 149-1:

実験監督: コジミンスキ教授
被写体: バスタブ
映画のジャンル: ドキュメンタリー
映画の内容: この映画はバスタブの製作についてのドキュメンタリーでした。素材が工場に搬入され、店舗へ納入されるまでを描いたこの映画には、従業員へのインタビューも含まれていました。
SCP-PL-149-1のコメント: 「お前らの汚れを洗い流すには、100万回風呂に入る必要があるだろうよ。」
付記: 工場の労働者は、誰がカメラで撮影を行なっていたのかを覚えていませんでした。

実験監督: コジミンスキ教授
被写体: D-8364、白人女性、38歳、連続殺人で有罪判決
映画のジャンル: ホラー
映画の内容: この映画では、殺人事件の犠牲者であるモニカ・█████(16歳)の視点からD-8364の人生が描かれていました。この映画は地下鉄での殺人事件で終了し、D-8364の独白と警察による逮捕で結末を迎えました。
SCP-PL-149-1のコメント: 「お前ら自身はマシな方ではない、白い手袋を着けて同じことを科学のためにやっているだけだ。」
付記: 被害者の思考のように裏付けが得られない事象を除き、映画の事実上100%が現実の事件と一致していました。

実験監督: コジミンスキ教授
被写体: D-1103、白人男性、27歳、殺人、小児性愛、強姦で有罪判決。
映画のジャンル: ポルノ映画
映画の内容: この映画では、D-1103の生涯においての全性的行為が描かれており、小児性愛によっての性的行為で警察に逮捕されるというエンディングでした。
SCP-PL-149-1のコメント: 「奴はこの小さな生き物を、お前らは人権を強姦してるわけだ。」
付記: この映画は、唯一放映時間が1時間未満です。

実験監督: コジミンスキ教授
被写体: D-4634、アフリカ人、38歳、銀行強盗と役人の殺害で有罪判決。
映画のジャンル: アクション映画
映画の内容: 主人公のD-4634が海外旅行から帰宅したところから映画は始まり、彼は家族や友人に挨拶されていました。映画の前半では、強盗のための人や物資を計画的に集めています。映画の後半は、強盗と警察による逮捕、そして警察と裁判所の聴聞会で構成されていました。
SCP-PL-149-1のコメント: 「もし奴がもうちょっと後に帰ってくりゃ、奴はまともな職を見つけただろう。でももう時間は、戻ってこない。」
付記: 主人公が帰宅した時の内容の25%は、事実と一致しません。また、映画の最後で警察に通報した彼の友人のロドニー氏については、存在について疑問視されています。D-4634はそのような人物の存在を否定しています。

実験監督: ソスナ博士
被写体: スポンジ
映画のジャンル: ドキュメンタリー
映画の内容: 映画では終始、工場群の一つでスポンジを製造する様子が描かれていました。
SCP-PL-149-1のコメント: 「このスポンジが水を吸うのと同様、お前らはこの世界の富を吸って、ケージの中に閉じ込めている。」
付記: 工場の従業員たちは、リポーターの同行は一切なかったと主張しています

実験監督: ソスナ博士
被写体: D-9909、白人男性、68歳、殺人で有罪判決。
映画のジャンル: シリーズものの擬似ドキュメンタリーの1エピソード
映画の内容: 映画は警察チーム側からのD-9909の事件の捜査を映し出していました。エピソードはD-9909の捕縛と裁判による判決で締め括られます。
SCP-PL-149-1のコメント: 「もし刑を執行したのがお前らでなければ、彼は自らの人生を熟考し、きっと品行方正となり善人となって、お前らのオブジェクトの一つで命を落としていた。」
付記: SCP-PL-149の映画の中で初の上映時間30分のものであり、広告の時間は15分間で映画の序盤ではなく中盤に位置する。

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