アイテム番号: SCP-PL-152
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: 財団によって保護されているすべてのSCP-PL-152個体は、現在生物センター█の独立したテラリウム内に収容されています。施設に赴任した従業員は、毎月検査を受けなくてはなりません。オブジェクトには、毎週3匹の成体マウスを摂食させなくてはなりません。
説明: SCP-PL-152は、緑と茶色のまだら模様のボア科の不明な種です。SCP-PL-152の個体は、最大で1.5m1まで成長します。体重は最大で3kgです。他の品種と同じく、SCP-PL-152は無毒で、肉食性です。オブジェクトの骨格は、他のボアよりはるかに柔軟で、正確で迅速な動作が可能です。SCP-PL-152はほかの蛇に比べてはるかに高度な知能を発揮し、ノブを絡め取ることで、簡単なハンドル機構を開けることができます。
SCP-PL-152は8m以内に近づくすべての人間に異常効果を発揮します。この効果は、これらの人々のすべての感覚の刺激を支配し、人々はオブジェクトを犬(Canis lupus familiaris)もしくは猫(Felis catus)と認識させます2。 SCP-PL-152は非常に人間に依存した生態をしています。SCP-PL-152の年間サイクルは、特定個人に近くにいることを気づかせようとする12月か2月にはじまります。彼らが人によって家に持ち帰られた場合、オブジェクトは8月末までに擬態した動物の振る舞いを模倣します。ほとんどの場合、オブジェクトは、人間と、猫や犬とほとんど同じ関係で生活します。SCP-PL-152の効果は、被害者のすべての感覚を支配します。オブジェクトは、擬態した動物の音を模倣し、被験者の触覚を刺激し、与えられた猫、または犬に触れているように見せかけることができます。通常、被害者によって物体に供給される食物は、それらが生き残るのに十分な量です。極端に飢餓状態な場合、SCP-PL-152は被害者の家の農場で他の動物を食べつくしたり、夜間に小さなげっ歯類を探して摂食します。
8月の終わりに、SCPPL-152は被害者の脇に横たわり、被害者の大きさを測定し始めます。サイズが十分であれば、SCP-PL-152は彼らの一人のときを狙って、被害者を襲います。半月かけてそれを消費した後、9月13日ごろ、SCP-PL-152のすべての個体はつがいを探すために暗く、湿気の多い場所に移動します3。交尾の後、SCP-PL-152は以前の被害者の近くに約80個4の卵を儲け、人目を避けて、次の2ヶ月間近くを森で生活します。付近に森林がない場合、多くは、牧草地、大きな庭園、極端な例では下水道で生活する場合があります。12月には彼らは別のホストを探し始め、1年のサイクルが終わります。SCP-PL-152は、ポーランド、ロシア、ドイツのポーランド国境周辺のみに生息しています。現在、財団は、SCP-PL-152個体の海外への流出を防ぎ、その事例をできるだけ小規模にすることを目指しています。