クレジット
タイトル: SCP ジ・アニメ 第4話 (ギアーズ/アイスバーグ、クレフ/コンドラキ、ライツ/ライト、ケイン、monkey!ブライト)
原著: ©︎MrWrong
翻訳: Aoicha
査読協力: Extra3002AmamotoIkuma does not match any existing user name
原記事: SCP the Anime, part 4 (Gears/Iceberg, Clef/Kondraki, Rights/Light, Kain, monkey!Bright)
作成年: 2016
前書き: 以下のtaleは2016年エイプリルフールの事件、"Crack Fiction"コンテストの為に書かれたものです。
以下の番組は、大秋葉原テレビアニメ倫理管理委員会が適切な視聴者のために承認したものです。 | |
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このアニメは以下のレーティングに指定されています。 | |
R15+ | 15歳未満の視聴は禁止されています。 |
15歳未満のお子様には不適切な表現が含まれています。 | |
暴力、大量死、成人向けコンテンツ、異常な活動の描写、そして不敬行為が目立っています。レーティングに違反している視聴者は、OPSスタッフ、モデレーター、管理者のいずれかに自分自身を報告し、15歳以上になるまで追放されなければなりません。 | |
ベストガールµ's、天皇陛下、大秋葉原大魔王、宇宙擬人化センター、オタク集団の代表者の御加護の元に。 |
SCP ジ・アニメ 第3話、前回までのあらすじ!
2人の男(女)。イヌ。サル。あれ、キジは?
[都・秋葉原は炎に包まれ、世界文化の中心である秋葉原1から姿を消した。亡者や冒涜者の死体があちこちに転がり、体をバラバラにされ、血生臭く滑稽なやり口で串刺しにされていた。ダエーバイトの残虐な軍勢が一列になり、秋葉原湾に泊められた巨大な軍艦に向かって行進していく。大秋葉原から捕らえられた数千人の奴隷は、彼らに引きずられていった。]
[秋葉原の様子をスクリーン越しに眺めながら、O5評議会は再び集結する。彼らの他には、ジュディス・ロゥ博士が出席している。]
O5-10: 大秋葉原までもが陥落してしまったか。このまま何もしなければ、SKクラス支配シフトに直面してしまうだろう。
ロゥ: O5様、SCP-140の研究から、彼らを止めるために何か出来ると私は信じています。それは選ばれし者のことについて語っています。
[O5評議会のメンバー全員がうなる。]
ロゥ: 他に選択肢があるんですか?ほら、ダエーバイト・鬼ヶ島守備軍を一度止めることが出来たじゃないですか…
[ライツ博士が、正体不明の男が眠っているベッドから出てきた。双方とも裸である。]
ロゥ(声): 桃太郎と…
[ケイン博士が、様々な武器が装備されたエッグ・ウォーカーに乗り込む]
ロゥ(声): …犬と…
[ブライト博士(Dクラスを器としている)に先導され、財団工作員の一団がジャングルへ遠征している。枝の間から猿が飛び出してきて、ブライトの器からSCP-963を奪う。]
ロゥ(声): …猿と…
[ライト博士の書類入れがクローズアップされ、ライトがロゥの隣に座っているのが分かるように下部が映される。]
ロゥ: …雉のおかげで。
ライト: 本気?
ロゥ: 予言によると、転生にはいくつかの誤りがあったそうです。ほら、ブライトさんは雉に憑依できるけど、猿のスーツを着ないといけないんですよ。
[更衣室にシーンが切り替わる。ライトがタキシードをお披露目する為に出てくる。ライツ、ロゥ、そしてケインは満足気な眼差しで彼女を見る。だが、ブライトは現在の雉の姿で叫び声をあげている。]
ケイン: ロゥ博士、君の言う、いわゆる予言の可能性に異議を唱えてもいいかい?
ロゥ: それならこれらの予言の作者を非難してくださいよ。私はただ解釈しているだけです。
ライツ: ワォ!ライト、あなたすっごくセクシーに見えるわ!
[ライトが顔を赤らめる。]
[ライツ、ライト、ケイン、そしてブライトは、ゆっくりと暗い廊下を歩いていく。唯一の光源が、ステージへと続く廊下の先にある。]
O5-12(声): 我々の敵は、ダエーバイト・鬼ヶ島深淵海軍守備隊だ。ダエーワに遭遇した場合は、即座にプロトコル69-オカヤマを発動する。我々の期待を裏切らないでくれ。
[4人の博士が光の中に足を踏み入れると、ダエーバイトの海軍将校で埋め尽くされた講堂が広がっている。スポットライトが彼らを照らす中、ダエーバイトの将校は4人の博士に立礼する。]
ライツ: 私達は何をすれば良いの?
[突然、桃太郎の亡霊かライツの前に現れる。ライツのみにしか見えていない。]
桃太郎の亡霊: 私に着いてくるだけで良い…待て、私は女か?
SCP ジ・アニメ 第2話、前回までのさらなるあらすじ!
2人の男!うち1人は願いを叶える装置を求めている!(願いを叶える装置も含めて)他には何もない。
[SCP-239がネオサイト-19の前に立っている。彼女は手錠をかけられ、機動部隊のエージェントに護送されている。彼女が埃まみれの黒い建物を見上げ、笑う。]
Nobody(声): GoI達よ、備えなさい。今に秩序がもたらされるでしょう。
[クレフが聖MEKHANE教会の偽聖職者ブラモの死体の前に立っている。彼の左目は刺されて潰れており、右腕は千切れ、持っているナイフは血で汚れている]
Nobody(声): 競争者を殺しなさい。
[病魔使徒の祖先グランドカルキストイオンの分身から逃げる為、クレフが狭い廊下を走る。]
Nobody(声): 生き延びなさい。
[ドアがスライドし、影に覆われたSCP-239の姿が明らかになる。239の、見知らぬ人物に向けた笑顔がクローズアップされる。]
SCP-239: 最後に立っている人の欲しいものを願ってあげるわ。
[クレフがテレキルナイフを鞘に収める。]
国連タワーの女王でありオカルト連合の理事でもあるD.C.アルフィーネ(声): 108評議会は膠着状態にあります。再び。ですので、私が願いを叶えましょう。
クレフ: 勿論さ、アルフィーネちゃん。
[コンドラキがSCP-239の前に跪く。]
コンドラキ: 私は戦争の完全性を確保し、全ての戦争の違反者を収容し、貴方を—器から保護することを、厳粛に誓います。
[SCP-408の大群がコンドラキの周りに集まり、博士の新たな分身を形成する。コンドラキと分身達はクレフを取り囲み、不敵にも武器を振りかざしている。]
クレフ: 私にもっとコンちゃんを!
[クレフはマーシャル・カーター(ダークライフルを使用している)からの弾幕を巧みにかわし、すべての弾丸を減速させる。銃声が通常のスピードに戻ると、クレフはカーターをかわして先に走っていった。監視カメラからコンドラキがその様子を見つめている。]
コンドラキ: 銃撃戦には刀を持ってこいよ。
[クレフがセルのドアを開けると、裸のSCP-336の姿が明らかになる。彼は即座にドアを閉め、スクリーンに向き直る。]
クレフ: 週に1度のファンサービスさ〜
[コンドラキがついにテレキルナイフを奪い取ると、クレフは床に寝そべった。コンドラキは刀を持ち歩いている。]
コンドラキ: クレフさんよお、分からないのか?俺たちは239ちゃんが必要なんだ。あいつならskipの無い世界を願って、実現させることが出来る。俺達が平和に暮らせる世界。あんたと俺で。
[床に落ちるクレフの帽子のクローズアップ。クレフは帽子の下のぴんと立った髪の毛の塊を見せる。クレフの周りには静電気が溜まっている。]
クレフ: ああ、コンちゃん。私のことをそんなに軽蔑するなんて、私に消えて欲しいのかい?
[壁や床が白濁した物質に溶け、周囲が変化していく。クレフがゆっくりと立ち上がる。コンドラキは周囲の変化に足元をすくわれている。]
クレフ: 無限のチャウダー鍋さ!
SCP ジ・アニメ 第1話、前回までのもっとさらなるあらすじ!
ヒロシマの誰も8月のリトル・ボーイを予想していなかった。
[北米のどこかの穏やかな朝。サイト-19は朝の光に照らされ、世界のすべてが平穏に包まれている。しかし突然、不思議なことにサイト-19はキノコ雲の中で爆発する]
[いつものように互いに議論しあいながら、O5評議会が彼らのテーブルで開催される。]
O5-3: 皆さん、19は爆発してしまいました。DクラスとSCPを含んで、誰も爆発では死ななかったのですが。
O5-2: スリーさん、何ですかねその日本語めいた敬語は?
O5-3: ツーさん、貴方も同じですよ。
O5-1: 敬語のことは気にするな!19ならちょうど建て直される予定だ。
[かつてサイト19が建っていたのと同じ場所には、ネオサイト19が建っている。建物はさらに埃を被っているように見えるだけで、夜のライトアップとのコントラストがよく映えている。]
O5-1(声): 最近の異常現象の認知度の高さを考えると、そのかなりの部分をExplainedとして再分類することになる。
[ネオサイト-19の中では、ギアーズとアイスバーグが隣り合わせの席に座っている。2人はそれぞれのパソコンでタイピングをしており、タイピングの音が空気を満たしている。]
アイスバーグ: ギアーズ先輩、最近の女の子たちが胸元キツそうに見えるのは僕だけでしょうか?
ギアーズ: 世界の女性のバストサイズの平均は不可解に増加しています。これはSCP-906090-EXです。
[アイスバーグの手がギアーズのキーボードの前に伸びる。]
ギアーズ: アイスバーグさん、何ですか?
アイスバーグ: 先輩、あのおっぱい野郎共には絶対に触らせません。
[スクリーンをぼうっと見つめるアイスバーグの瞳のクローズアップ。]
アイスバーグ: いや…これさえも。
[暗転。金属が潰れる音。]
これがSCP ザ・アニメ、現在の第4話です。本日の締めくくりの為に、脚本家本人から一言。
視聴者の皆様に何も知らないシリーズを知っていただく為に、私達2 は過去のエピソードの台本を総集編にするという『自由な』3方法をとっています。過去のエピソードはこちらからご覧ください。以上で本日のSCP ジ・アニメは終わりです。バイバイ。