SCP-ZH-617
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アイテム番号: SCP-ZH-617

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-ZH-617はサイト-ZH-02の標準的人型収容室に収容され、定期的に食事が提供されます。SCP-ZH-617は機密情報を含まないあらゆる言語のテキスト資料を収容室に置くことを要求することができます。

ただしカウンセリングスペシャリストは、SCP-ZH-617が北京語以外の言語を話したり、簡体字中国語以外の文字を書いたりした場合には、彼を思いとどまらせるか収容スペシャリストの処置を要求しなければなりません。医療関係者のグループは、SCP-ZH-617を定期的に点検・管理し、彼の異常性が減衰するかどうかを調べてください。特別な許可を得た者を除き、いかなる者もSCP-ZH-617と会話をしてはなりません。

SCP-ZH-617と交信した人員は72時間隔離され、感染する異常なミームを持っていないと判断されたときに解放されます。

収容は、SCP-ZH-617の異常性が消失した時点で終了することになっています。

説明: SCP-ZH-617は人間男性です。

SCP-ZH-617は、これまでに数多くの異常性が確認されています。現在、財団にとって最も重要なのは以下の通りです。:

  1. 特定の状況下では、第2度の火傷に似た焼印模様が皮膚に現れることがある。
  2. 北京普通語と簡体字の中国語の使用は可能だが、他の言語や文字を使用・認識する能力は低下している。
    • ミーム感染者は72時間で同じ異常な性質を得る。
  3. 異常に高い自己治癒力と身体機能の維持能力を有する。
  4. 性的接触による不妊症の拡大。

理論的には、前3者の異常は特定のアプローチによって損なわれたり無力化されたりする可能性があります。現在のところ、SCP-ZH-617がアザーン1・プロトコルを実施し続ければ、1番目と2番目の異常は完全に除去されるまで劣化すると推測されています。アザーンのプロセスにおける激しい痛みにもかかわらず、SCP-ZH-617はプロトコルに非常に協力的で、それを過剰に実施する傾向さえ示しています。なお、SCP-ZH-617は不死性を有していないので、プロトコルを過剰に実行すると医療費が嵩む可能性があります。財団は、SCP-ZH-617の第3の異常を調整するための薬剤を開発しました。しかし、彼はアザーン・プロトコルを実施できる状態を維持するために、前の2つの異常が解消されるまで、この薬は投与されません。

4つ目の異常についてSCP-ZH-617は、もし回復が見込めなければ、財団が彼を物理的に去勢することを望んでいると述べています。倫理委員会はそのような処置について検討しています。

補遺 1: アザーン・プロトコルの過程

SCP-ZH-617はサイト-ZH-02のモスクのような空間に連れて行かれる。

SCP-ZH-617はイヤホンを装着し、イヤホンの音声を繰り返し始める。

アッラーフ・アクバル

SCP-ZH-617の手の甲には、赤い火傷の跡が残っているように見える。

アッラーフ・アクバル

手の甲の火傷が広がり始める。

アッラーフ・アクバル

その痕跡が幾何学的な模様になる。

アッラーフ・アクバル

その痕跡は、最終的には「犯罪者」や「テロリスト」という中国語となり何行にもわたって繰り返される。

(略)

アッラーフ・アクバル

「犯罪者」「テロリスト」と書かれた火傷の痕跡は肩まで伸び、頚椎にまで達していく。

アッラーフ・アクバル

その痕跡は顎にまで及ぶ。

ラー・イラーハ・イッラッラー

SCP-ZH-617の顔に「テロリスト」という大きな文字が直接焼き付けられていた。文字は右の下瞼の下から左の下瞼の下まで続いている。

医療従事者が現れ、傷の手当をする。

(記録終了)

補遺 2: インタビュー記録 (翻訳済み)

インタビュー対象: SCP-ZH-617

インタビュー担当者: [削除済]


インタビュアー: SCP-ZH-617、申し訳ありませんが、ルール上、このようにお呼びする必要があるのです。これが一時的なものであることを願っています。

SCP-ZH-617: 大丈夫です。今日はアザーンをしてもいいのですか?

インタビュアー: 体を回復させるために、少し休む必要があるのです。これまでにも何度か一次インタビューをさせていただいていますが、いくつかの点についてまた確認しておきたいと思います。

SCP-ZH-617: わかりました。

インタビュアー: あなたがどのようにして異常性を獲得したかを教えてください。

SCP-ZH-617: 私の記憶は混乱しているのです。何か薬を飲んでいたのかもしれません。

インタビュアー: 薬?

SCP-ZH-617: 申し訳ありません。気分を変えたいと思います。

インタビュアー: ゆっくりしていただいて結構です。

[約10分経過する]

SCP-ZH-617: 私の記憶では、私はマラルベシ鎮にいて、警察が私のところに来ました。彼らは……私が過激派を広めていると言いました……それが本当かどうかはわかりませんが。私が覚えているのは、ソーシャルメディアのグループでコーランの一節を説明したということだけです……彼らがそのことについて話していたのか、それとも何か他のことについて話していたのかは分かりませんが、覚えていません。[静止する]

インタビュアー: それで何があったのですか?

SCP-ZH-617: 私は……いわゆる職業教育センターのようなところに連れて行かれました。詳しいことは覚えていません。長い間、真っ暗な部屋に閉じ込められて、強い光のある場所に連れて行かれたんです。椅子に縛られた状態で、各方向から強い光が差し込んできました。いつから始まったのかはわかりませんが、気がつくと体に焦げたような痕跡が現れていました。イスラム教の話をすると、必ずその痕跡が出てくるんです。教育センターが要求したように、中国共産党への感謝を示す文章を繰り返すと、微妙な痛みは残るものの、その痕跡は消えてしまいました。 [SCP-ZH-617は自らの手の甲を掻く]

インタビュアー: あなた以外にもそのような人はいますか?

SCP-ZH-617: ああ、そうですね。最低でも5人……いや10人……すみません、よく覚えていません。そこにいたときの記憶が曖昧になっている。解放される前に薬を飲まされたので。それが原因でしょう。

インタビュアー: 了解しました。解放後のお話をお聞かせください。

SCP-ZH-617: 妻も子供たちも、私が戻ってきたことを喜んでくれました。しかし、私はいくつかの奇妙なことに気づきました。最初のうちは、近所の人たちが突然、アザーンのし方を忘れてしまい、話したり書いたりするときに中国語しか使えなくなってしまったのです。それどころか、私はそれまで自分の母国語を忘れていたことにさえ気づかなかった。そして私の妻は……私と寝た後、次の日に激しい腹痛に襲われました。病院に行って検査したところ、原因不明の子宮と卵巣の損傷が見つかりました。医者からは「もう妊娠はできない」と言われました。 [静止する]

インタビュアー: 何かありました?

SCP-ZH-617: それが私のせいであることに気づきました。彼らに何を入れられたのかわかりませんが、私の知り合いを中国人にするために私を利用しているのです。また、奇妙な人たちが私を尾行していることにも気づきました。それが彼らの仲間なのでしょう。私はある日、電車に乗って、慣れ親しんだ故郷を離れることを選びました。(中略)結局、私は香港にいたのですが、警察が私の様子がおかしいと言って、警棒で殴ってきました。誰かが止めようとする声が聞こえましたが、その人はよく見えませんでした。私は殴られて気絶し、次に目が覚めたときにはここにいました。

インタビュアー: その後、あなたは病院に運ばれましたが、私たちに連絡する前に、あなたは通常よりもはるかに強い生命力があることがわかりました。

SCP-ZH-617: わかってます。

インタビュアー: 最後の質問をさせていただきますが、お気を悪くなさらないでください。

SCP-ZH-617: なんですか?

インタビュアー: なぜ、多くの苦痛を伴うにもかかわらず、アザーンを実行するのですか?

SCP-ZH-617: [5秒間の沈黙] それは、私が誰であるかを証明するものだからです。これが私のジハードなのです。[SCP-ZH-617の下瞼の下に「テロリスト」と書かれた火傷の痕跡が現れる。]

補遺 3: 中華人民共和国国家安全部異常十九局からのメッセージ。

私たちは財団に対し、中国を中傷したり、偽りの事実で非難したりするのを制止するよう求める。中国政府が新疆ウイグル自治区で違法な超常現象を利用したというのは全くの事実無根である。もし財団が超常現象の人権や倫理の名の下に我々の内政に干渉しようとするのであれば、我々は中国領土内のあなた方の施設や財産に対しても同様の処置をとるつもりだ。

新疆は中国で最も美しく、安全な場所であることを忘れてはならない。職業教育センターが新疆に設置されているのは、平和を維持し、過激思想とそれに伴うテロリズムを取り締まるためである。財団の皆様の中で、新疆に行ったことがある者はいないのか? 行ったことがないのであれば、冒涜しないで欲しい。新疆に来れば、そこにある雄大な景色によって、あなた方の視野は広がるだろう。

もし興味があれば、財団は新疆ウイグル自治区に人員を派遣して現地調査を行うことができる。十九局は必ずや素晴らしいおもてなしをさせていただく。

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