確保施設ファイル: 地球外サイト-26

クレジット

タイトル: Secure Facility Dossier: Extraterrestrial Site-26
著者: Dr Asteria
作成年: 2022

SCP財団確保施設ファイル

地球外サイト-26

正式名称: SCP財団地球外保管及び記録施設

サイト識別コード: NOVA-サイト-26

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概要情報

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地球から見たアフロディーテ星雲

サイト機能: 様々な異常存在、文書の収容及び記録

設立: 2019年11月3日

初代所長: アフロディタス・アステリア博士

所在地: アフロディーテ星雲
(07^h 38^m 11.24^s +45° 27' 30.2")

カバーストーリー: 地球から968光年離れた惑星ローグ
(WISE 073810.77+452730.5)

規模: 509,968,658 km²

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EX. サイト-26にあるアステリア管理官を表現した塑像作品

職員情報

サイト管理者: アフロディタス・アステリア博士

全体課長: N/A

サイト内人員: 1

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地球外サイト-26管轄下の異常存在

ID #	オブジェクトクラス	コードネーム
SCP-6113	Multiple	テンポラリ・リフレクション
SCP-6712	Euclid	交易、建設、保護
SCP-6852	Keter	Where Best Friends Are Made®
SCP-MWT-J	Apollyon	[SELF-PROPAGATING DANGER]
SCP-77711	Flor Galana	As Luck Would Have It
SCP-6947	Archon	Around the world, around the world

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記録内の重要な文書

• 確保施設ファイル: 地球外サイト-26
• 生き物プロフィール: リントバグズ！

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サイト概要

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地球から968光年のアフロディーテ星雲上のWISE 0738+4527に位置する地球外サイト-26は、様々なオブジェクトや文書を収容及び記録することを担当している持続自立型の中規模な施設です。地球外サイト-26は地球のある太陽系の外側に建設された最初の財団確保施設です。また、惑星全体の地表が財団のものであり、財団内で最も大規模な施設となっています。

原案はアフロディタス・アステリア管理官によって2019/10/28に考案され、地球外サイト-26はそのたった6日後の2019/11/03に設立されました。しかし、施設の完成にもかかわらず、いかなる異常存在も収容することなく、二年間休眠状態でした。最初のオブジェクトであるSCP-6113は、2021/10/24に施設の範囲内へ自然発生的な出現をし、即座に収容されました。

地球外サイト-26はたった一人の居住者であるアステリア管理官によって独占的に管理されています。このような状態にもかかわらず。施設は数個の居住空間に、充分な設備と食料が装備されており、偶然施設を発見した財団職員、友好的なGoIの構成員、民間人、ヒューマノイドを受け入れることが可能です。

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追加情報

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緊急行動計画

アステリア管理官との通信が5年以内に不可能になった場合、地球外サイト-26は失われたと推定されます。もし失われたと推定された場合は、全てのオブジェクトと文書はサイトから持ち出され、地球外活動部門の副管理者である メロディ・P・ガイガーの管理下に置くように努めてください。

人事ファイル

アフロディタス・アステリア博士

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1580年ごろに描かれたアステリア管理官

名前: アフロディタス・アステリア

所在: 地球外サイト-26

セキュリティクリアランス: レベル4

現役職: 地球外サイト-26管理官

前役職: サイト-06-3レベル1研究助手

経歴: アステリア博士は現実改変を専門とする奇跡術者であり、財団の注意を大いに引きました。彼女は2019/10/28に財団の採用担当より連絡を受け、同日に採用されました。一時的な役職としてサイト-06-3のレベル1研究助手として配属されましたが、アステリア博士は配属先の職務について退屈であると述べました。しかし、彼女の配属変更希望(2019/11/02作成)は拒否されました。

拒否されたにも関わらず、アステリア博士はその後地球外サイト-26を発見し、自身のみで建造しました。彼女は2019/11/03に地球外サイト-26の管理官に任命されました。地球外サイト-26にはいかなるオブジェクト、文書も収容、或いは記録されていない期間が2年間も継続し、彼女は大いに落胆しました。アステリア管理官の業績は精査され、地球外サイト-26は程なくしてSCP-6113を収容しました。アステリア管理官は今日も地球外サイト-26に滞在しています。

人物: アステリア管理官は向上心のある仕事熱心な職員です。彼女はしばしば同僚間での空気を読めない、或いは完全に無視してしまいます。加えて、頻繁に休憩を忘れてしまっています。それでもなお、彼女は明るく振る舞い、特にカフェイン中毒下では自分を甘やかすこともあります。また、彼女がコカ・コーラのスターライトフレーバーに傾倒していることは明白であり、彼女の研究室の周囲には毎日、コカ・コーラのスターライトフレーバーで満杯のボトルが大量に転がっています。

[さらなるアステリアのデータへアクセス]

やぁ！私はDr Asteria(she/her)。20歳で、SCPは2019年から読んでるよ。最初の記事であるSCP-6113を書くまでに1年以上かかったから、財団は私にどんな景色を見せてくれるのかなんて分からなかったけれど、今じゃここに完全に馴染んでるよ！私に連絡したいならディスコード(totallynotnova_#6124)かWikidotのDMでね、IRCチャットは見ないから。ツイッターの@dr_asteriaってアカウントでも活動しているよ。もし連絡が必要な場合の為に、私の電話番号を知っている人のリストを載せておくね。

• weiserthanyou
• @TEETH2MEAT
• @MotionalEntropy

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@Xen_O_Gaxによって描かれたアフロディタス・アステリア管理官の絵です!

[ファイルにアクセス]

SCP-NOVA

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アイテム番号: SCP-NOVA

オブジェクトクラス: Thaumiel/Archon

特別収容プロトコル: SCP-NOVAの収容は必要ありません。SCP-NOVAは財団の天文台と衛星によって継続して監視されます。挙動におけるいかなる変化も直ちにO5評議会に報告されます。

説明: SCP-NOVAは現在地球から968光年のアフロディーテ星雲(07^h 38^m 11.24^s +45° 27' 30.2")に存在する自由浮遊する惑星状質量物体あるいは惑星ローグの様々な人工構造物です。惑星ローグは民間の天文学者により「WISE 073810.77+452730.5」として指定されています。SCP-NOVAは財団の地球外サイト-26であるとされており、複数の異常存在や文書を収容しています。地球外サイト-26の記録は2019/11/03以前には発見されておらず、作成時の状況は不明です。さらに、SCiPNetにおける複数のオブジェクト指定の作成、地球外サイト-26におけるそれらの即時収容との相関関係より、地球外サイト-26は異常存在を作成し、それを収容していると思われます。

地球外サイト-26は創設者兼管理官兼スタッフのアフロディタス・アステリア博士の1名のみです。アステリア管理官は不老不死でレベルVの現実改変者と理論立てられており、オブジェクトとそれを収容するための施設を作り出すことが出来ます。また、彼女を描写したものは古代ギリシア時代まで遡ります。彼女の継続的な生存の性質、地球外サイト-26における単独活動、及び財団での雇用がどのようなものであったかは不明です。

補遺 NOVA.1: 発見

2021/10/24、当時不明であったSCP-6113のスロットに地球外サイト-26から幾度かの編集がRAISAによって記録されました。RAISAは即座にO5評議会に報告し、ページはロックされ、地球外サイト-26のアクセス権限は無効化されました。このページの作成は財団による異常存在の発見と同時期でした。施設の起源を解明する調査は、2019/11/03に書かれた、地球外サイト-26とその管理官に関する二枚の完全な資料が発見されました。どちらの文書も、同日行方不明となったサイト-06-3レベル1研究助手であるアフロディタス・アステリア博士によって書かれています。

数日間に及ぶ審議の後、監督評議会は全会一致で地球外サイト-26の運用継続を許可しました。ページのロックは解除され、アクセス権限も復権され、地球外サイト-26とのコミュニケーションを試みる、とO5-1が発言しました。双方の情報伝達における理論上の移動時間は968年であるにも関わらず、サイトとの通信はほぼ瞬時に行われました。以降のすべてのメッセージには3秒の遅延があります。以下はその後のやりとりの記録です。

O5-1: こちらサイト-01の監督評議会より、O5-1が話しています。我々はそちらがSCP-6113を収容したことは分かっています。私と話している方はどなたでしょうか？

アステリア管理官: こんにちは、こちら地球外サイト-26管理官、アフロディタス・アステリアです。

O5-1: こんにちは、アステリア管理官。残念なことに、我々は地球外サイト-26の記録を保持していません。あなたがいつ雇用されたのかも。あなたのサイトが建設されたのはいつですか？

アステリア管理官: うーん、そうですね、私が財団に雇用されたのは2019年の10月28日です。そして、私が地球外サイト-26へ転属となり、その建設の支援をし、最終的にはサイト管理官になりました。

(監督評議会はしばらくの間、評議会内で審議する)

O5-1: すみません、あなたはそちらのサイトを建設なさったと？

アステリア管理官: えー、はい？私はWISE 0738+4527へ行き、サイトの建設を支援するよう命じられました！

O5-1: アステリア管理官、もしよろしければ教えていただきたいのですが、あなたがどのようにしてその太陽系外惑星へ6日間でたどり着いたのか、1日で地球外サイトを建設するほどの技術と人材をどのように手に入れたのか、我々には皆目見当もつきません。今までに聞いたこともない！そちらには何名のスタッフがいるのでしょう？

アステリア管理官: 私だけですよ。

O5-1: あなただけ？

アステリア管理官: はい、ここにいるのは私だけです。問題ならありませんよ。

(監督評議会はしばらくの間審議する)

O5-1: 全てがおかしい……と思ったことはありませんか？

アステリア管理官: 断じてありません。それに、あなたがそのようなことで言い逃れようとしているなんて誠に遺憾です。私は気高き財団職員として、その義務を完璧に遂行してきたのです！

O5-1: ともかく、我々はあなたの活動継続を許可することにしました。あなたの管轄下の全ての異常存在及び文書はひとえにあなたの責任となります。何か問題が発生した場合でも、地球から我々の援助を受けることはまず難しいですね。

アステリア管理官: 私はそれで構いませんよ！

O5-1: その時には連絡を取り合いましょう。そちらも健闘を祈ります、アステリア管理官。

現在、アステリア管理官による地球側の財団職員への接触は、皆無ではありませんがごく稀です。

Footnotes

1. ウィーザー博士と協力して収容。