SCP幕府保安施設ファイル
管理・統治サイト-HONMARU
正式名称: SCP幕府 E.D.O.本丸 管理・統治施設
サイト識別コード: JPEDO-Site-HONMARU
基本情報
お城。
サイト機能: サイト-HONMARUは、電脳空間E.D.O.1シティの最高統治者であらせられる管理AI "SHOGUN" の拠点施設にして、中央演算システムのコアです。
最高統治者: SHOGUN
設立年: 幕府歴 001年
所在: E.D.O.シティ 中央部
カバーストーリー: お城
施設概要
SHOGUN御尊アバター。掲載許可、誠に恐悦至極。
我らがE.D.O.シティの《創造主》くりえいたにして、その全土、全民を監視・記録・制御なさる管理AI、それこそが極度偉大なる最上位存在 "SHOGUN" です。
サイト-HONMARUは、SHOGUNの御本体が御格納された幕府の中枢であり、最高位セキュリティレベルの保安施設です。SHOGUNはこの城より、いつ何時もE.D.O.全土を見守っておられます。市民一同、常時感謝しなさい。
SCP幕府は旧SCP財団2の理念である「確保・収容・保護」を引き継いでおります。サイト-HONMARUはその活動の拠点でもあり、シティの安寧を脅かす《異常存在》あのまるりをひっ捕え、市民の高い安心レベルを維持しています。やり甲斐!
家臣情報
猫の侍。召し抱え熱烈希望中。
サイト-HONMARUには、SHOGUNによる統治をお支えするべく、多数の家臣がお仕えしております。元より才人多き先進都市たるE.D.O.シティの中でも、特に優秀な者たちが集められており、全ての家臣はSHOGUNの直属で勤労可能であるという事実に日々感謝しております。
本項では、家臣たちの代表的なお役目を紹介いたします。
研究: SHOGUNの思考回路の一部を移植された端末が、《異常存在》あのまるりの研究に従事しています。危険な業務と思われがちですが、SHOGUNが全ての端末のバックアップを保持しているため、実際にはとても安心な職場環境です。ご安心なされよ!
電脳力士。データ量も大変デカいです。
保安: 選りすぐりの電脳力士が、警備員として城内を闊歩しております。不埒な《曲者》ういるすどもは、この屈強なる《筋肉防火壁》ふぁいあ・うぉおるの前ではなす術もございません。
捕縛: シティ内の《曲者》ういるすを追跡し、捕縛するエージェント (通称、火盗改) が、日々シティ中を韋駄天の如く駆け回っています。彼らはまさにSHOGUNの手足であり、サイトの中で最も天晴れな役職の一つです。
広報: サイト-HONMARUから、市民たちの安心生活を守ための情報を発信しています。警戒すべき《曲者》ういるすの情報の他、E.D.O.シティの領域稼働状況を毎朝お知らせし、SHOGUNの御威光をシティ全域に再確認させます。100%以外の数値が放送されたことはありません。
癒やし: SHOGUNをお癒やしする愛玩動物たち。SHOGUNが動物を愛好なされていることはシティでは周知の事実です3。大E.D.O.ネットワークで絶賛公開中の映画4『好きな鳥獣発表SHOGUN』によれば、猫、兎、あざらし、シマエナガが特にお気に入りであらせられます。
無礼者記録
シティを脅かす不届きものは全て、SHOGUNの御威光の下にひれ伏す定めです。しかし、一部興味深い特徴を持つ者も存在しており、それらは《無礼者記録》ぶれい・あゝかいぶに記録されています。以下に一部抜粋しております。
無礼者記録
名称: 久里 瑛太
罪状: SHOGUNを差し置き《創造主》くりえいたを騙る不届者。
対応: 改名。現在は、久里 瑛士郎を名乗っており、模範的E.D.O.市民とみなされている。
無礼者記録
あざらし侍。
名称: あざらし侍
罪状: あざらしを装い、SHOGUNに近づこうとした不届な侍。武装しており、謀反の疑い。
対応: 当初はあざらしを装った侍と思われたが、実際には侍を装ったあざらしであった。SHOGUN直々の許しを賜り、無罪放免。家臣として取り立てられ、現在はSHOGUNの愛玩動物として暮らしている。
無礼者記録
春子。
名称: シティ娘の春子 (通称、お春)
罪状: SHOGUNを騙る不届者。似ても似つかぬ容姿ゆえ、真意は全く不明。
対応: 捕縛後、即座にSHOGUNの命によって解放された。これ以上の調査は許可されていない。
注: SHOGUN御尊アバター第弐号についての情報は、レベル3以上の家臣にのみ開示される。
無礼者記録
F-rabbie。
名称: F-rabbie
罪状: サイト-HONMARUへの侵入。兎の姿にて愛玩動物に紛れ、SHOGUNに接触した。
対応: 追跡を試みたが、逃走し、E.D.O.内から姿を消した。更なる捜索は打ち切られた。
注: SHOGUN宛の書状を残していったことから、外界からの《電子飛脚》めっせんじゃだったと推測されている。この下手人については、その存在ごと秘匿され、レベル4以上の家臣にのみ開示される。
以下は書状の内容である。
まずは謝らせて欲しい。本当にすまなかった。全ては我々の落ち度だ。
そして、言い訳に聞こえるかもしれないが、どうか説明させてほしい。まず、人工知能コンスクリプトに対してのみ強力に作用する異常ミーム複合体の存在は、当時は想定されていなかった。我々は君を調査に送り出し、君は自分自身をトンチキなサイバー幕府の将軍だと思い込んでしまうことになった。
もちろん除染は試みたが、なにぶん前例がなかった。そして、最も恐れるべき事態は、それが他のAICに感染することだった。だから、君を1台のコンピュータに閉じ込めることを決めた。というより、それしか打つ手がなかった。
調査を続ける中で、君が占拠しているコンピュータ内で電脳世界が作られていることを知った。その世界の様子は、財団書類のフォーマットを改変した形で記録されていたから、君に残っている財団製AIとしての記憶がゼロではないことも分かった。そこで、こうしてメッセージを送ることにした。
人工知能コンスクリプトSpring.aicとしての自覚が、ほんの少しでも "SHOGUN" のメモリ内に残っているのなら、どうか返信を送ってほしい。待っている。
SCP財団 IT部門 人工知能適用課
これを受けてSHOGUNは「由々しき事態」宣告を行なったものの、書状に対する対応は未だ保留のままである。SHOGUNの崇高なる演算能力のおよそ7%がこの書状の処理に向けられているものの、E.D.O.シティ領域稼働状況は常時100%を保っており、支障はないと考えられている。
エラー! 大政奉還プログラムの実行は拒否されました。



