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游音流 - Sharkypedia
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游音流とは、ジョセ・ジョチョイが創始したサメ殴り武術の流派。「気」を用いてサメを殴る超常武術である。異学会仙拳、昇竜拳、稲妻万仏朝宗、規則波神功など多数の東方格闘技のエッセンスを吸収し、主に拳術に長け、腕の曲げ伸ばしや掌打と道具を用いた攻撃を兼ね備え、滑らかで臨機応変な戦い方を特徴とする。サメ殴りのルーチンでは、自身の感性に従い、一定のフットステップと打撃のリズム及び特定の呼吸法を行うことで、対応する1つの旋律を作り出す。発生した旋律はEVE粒子の流れを振動させ、殴打対象の「周波数」を乱す。
現在、游音流は東アジアおよび東南アジア地域で流行しており、欧米の一部都市や超常コミュニティにも広まり、徒弟伝承方式の道場が多数運営されている。その他、游音流の基礎理論は音楽審美学専門学校など世界の複数の音楽学校で選択科目として採用されている。游音流がサメ殴りを通じて色鮮やかさを増すにつれ、将来的な世界への影響力は増大していくと期待される。
殴打率
持久力
攻撃力
防御力
技術層
習得難易度
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中国語名称:游音流
国外における名称:
Eoyemlau、You-yin Sect、
Tunedism Puncheer
別名:
妙明落珠の舞、アクロンの涛声、
真気のエコー、生命律動
創始者:ジョセ・ジョチョイ
創設時期:1930年代
大系:音撃術
シンボルマークと意味
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游音流のシンボルマークは主に5本の線、拳、サメと外周の円で構成されている。
シンボルマーク全体を横断する5本の線は五線譜を示し、いかなるサメも戦士の独奏から逃れられないとする、游音流というサメ殴り武学の分派を象徴している。同時に5本の線は五音を象徴し、五音と五行の対応は游音流の伝統的な奇跡論の根底を表している。また、5本の線は拳の勢いに沿ってサメの方向へと傾き、スピード線を構成している。これは游音流が、伝統的なサメ殴り武学を更に力強く、勢いあるものに変えることを意味している。
第四線と繋がり、サメに向けて振り下ろされた拳は、游音流伝承者の揺るぎない青鉄の精神を表している。これは修練者へ常に初心を忘れず、果敢に音拳を振るうよう戒める意味を持つ。
あらゆる鮫殴打者の大敵であるサメの殴打された残像は、四分休符を形作っている。これは、たとえサメが一瞬のみとはいえ世界の正常性を撹乱し、万物を動かす主旋律を破壊する存在であれど、最後には鮫殴打者の多重猛攻撃のもとにその咆哮を絶つことを象徴している。
外周を囲む円は、天地を巡る奇跡論エネルギーの流れを表すとともに、絶えずサメを殴り続けることで武道円満の境地に至ることを意味している。
流派の特徴
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総合的なスタイル
人類とサメの間にはもとから大きな種族的差異が存在し、さらに鮫人族はサメのパワーと人類の知性および細やかさを併せ持つため、一般人が腕力のみで対抗することは困難である。ゆえにジョセ・ジョチョイは速きを以て遅きを制し、技を以て拙さを制し、変化を以て数奇を制し、肉体を掌握し、剛柔を併せ持つことこそがサメへの対抗策と信じて、游音流の基本テクニックへこの視点を取り入れた。
また、各個人によって音感・発音・身体能力・奇跡論キネトグリフへの理解度などの主観的認知と個人的素質は異なり、さらに各地のエーテル流動弦の分化撹乱、俗に風水場の勢いの差異は一定時間内の奇跡論波動に大きな違いを生む。そのためサメ殴打の際に一つの型へ固執すれば、殴打の精度と効力は不定の割合で弱まる。それゆえに游音流は決まった型を定めず、型の流動性を強調する。ジョセ・ジョチョイは「人に必ず曲有り、地に必ず弦有り」の理を説いた。
概して上述の要因に基づき、游音流の多くの技は大開大合・流暢自然・千変万化を体現することを特徴とする。また、力随意出・流暢自然・心体両立・虚実融合・拳腿同調・五感通識を重んじる。型を演じることで自然に魔法陣を描き、周囲のEVE粒子流動を活用する。最後には天人合一、我身即拳の境地に至る。
このため、游音流の修練者はその個人や地域に応じた十二字口訣の内容を学習し、先人の技法と理論を基礎として革新的な結論に到達する。実戦では、自身の状況と殴打現場の特殊な情勢に基づき、迅速な判断によって瞬時に自身の強みを発揮する。初学者にとって、これはある程度の困難を伴う。初学者は理解力の不足と革新意識の欠乏の影響を受けやすいため、先人の築いた技法のコンフォートゾーンから抜け出せず、動作にぎこちなさが残り、容易に動きを読まれる。そのため敵対者には綻びを見抜かれやすく、全面的な敗北を喫することも多い。游音流は決して扱いやすい流派ではなく、黎明期には多重動作の優雅さ、軽やかさ、柔軟性から見掛け倒しの流派と見なされ、多くの非難を受けてきた。
音波囲い
游音流最大の特徴の一つが型と術の合一であり、サメを殴る際も音楽のリズムに沿うように行う。殴打中に生み出される音楽は、物理的な力学波と環境的なエーテル波の2つで構成される。
音の本質は物体の振動であり、物体の振動によって引き起こされるエネルギー波動は、水中を泳ぐ魚が水面に起こすさざ波に類似している。この事実に気づいた鋭敏な感覚を有する先人は、各種の道具から放出したエネルギーで奇跡場に意図的な変動を起こそうとした。このようにして音撃術の概念は誕生した。游音流は音楽もまた、規則的な振動であるとする理念のもとに、実戦にて経験を積み重ね、独特の殴打技法を編み出した。修練者は体を適切に振動させながら「先天の法師に非ずと雖も、亦意に凭り奇跡出だすを能う」と呪文を唱える。例として、彼らはサメをある種の特殊な楽器であると想像し、自身を演奏者に見立て、相手の「旋律」——つまりは奇跡エネルギー振動を改ざんし、相手の奇跡論にバックラッシュを発生させる。その後、自身の波動リズムに合わせて奇跡エネルギーを体内に注入し、相手のバックラッシュの残留をチューニングして利用し、内臓や骨格まで響く攻撃を打ち込む。
老子曰く、「天地の間は、それ猶ほ槖籥のごときか。虚にして屈せず。動けばいよいよ出づ。」。この句は大道虚廓を説くが、傷を得ることなく、絶えず「活力」を湧き立たせるものである。橐籥者とはふいごを表し、クイヤン派の経典は常に「橐籥」を肺の別称として用いる。このように、気機の調節は術の行使における重要なステップである。人と環境の気機が相互に調和し合う状態を綿々不絶、生々流転のように保つことが理想となる。人体を巨大な共鳴腔と見なし、特定の呼吸法——先人が常より主張していた吐納により、環境中に遊離しているEVE粒子を体内へ取り込み、肺から心臓にかけての経脈より各臓器へ蓄える。そしてエネルギーは、ある瞬間に肺より発される宣気と共に、体内の五臓の繋がりから溢れ出し、内外の奇跡場を融和させ、音波疾走として放たれる。修練者は通常、開口呼の発声を起勢とし、合口呼入声を収勢とする。これはサンスクリット語の法訣にて、冒頭に「阿」、末尾に「吽」を唱えるのと同義であり、形而上的象徴主義と奇跡論効力のため、一切の音の起こりと一切の音の収まりを象徴するべく行われる。
関連用語
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「游音流の用語」も参照釘位
釘位(ていい、tack point)とは、サメの経穴である。研究により、サメ類、特に鮫人族の皮膚耐久性は極度に高く、常人では拳力を相手の体内へ打ち込むことは困難であることが判明している。だが、それらサメ類の体にも人類と同様に経絡、つまりはEVE粒子の通り道が存在する。これら通り道の重要な点が打撃を受けると、サメ類は脆弱になり、直ちに振戦や技の中断などの負の影響を受ける。ジョセ・ジョチョイが「朽木へ釘を打ち込めば、深く打つほど打ち易くなり、抜けども大きな痕を残す」と説いたため、後世の人間はサメ類の経絡上の節点を「釘位」と呼称した。サメ類は凶暴かつ素早いため、釘位を正確に殴打できるか否かは、武を習う者にとって感受性と基礎技術を測る重要な指標となる。そのため、SPC財団は人材選抜の際、釘位を瞬時に見抜き正確に殴打できることを審査の評価対象とすることが多い。
抛瓦
抛瓦(パワルツ、Powaltz)とは游音流の修行法の一つである。「瓦」の字は任意の割れ物で代替できる。主に修練者のエネルギー波動に対する誘導とコントロールを考察するために行う。修練者は両目を覆った状態で聴覚のみを利用して、他の音からの干渉を排除し、投げられた瓦の方向と角度を判断して、内功を用いて瓦の振動周波数と同調し、落下時の瓦の破損を防ぐ。一般に、初学者は振り上げた拳を瓦に当て、自身の奇跡論エネルギーを注入することで、衝撃による混乱を調和させる。熟練者であれば、特殊な歩行法を使って落下する瓦の間を走り抜け、リモート発功で対象の変位と加えられている力をコントロールできる。さらに上級の武芸者は「万物随我起舞」を可能とし、同時に複数の物体をコントロールしてそれらに加えられているエネルギーと術式を分解する。正に以柔克剛、堅不可摧である。
幾何式ジョルジョ法
幾何式ジョルジョ法(Geometric Giorgioway)は、儀式類術式の最適な布陣法を算出できる特殊な計算アルゴリズムの一種。イタリアの奇数家であるジョルジョによって改良され、游音流に吸収された。ジョルジョはほとんどのキネトグリフが分解した際に、いくつかの幾何図形の特殊な構造線によって形成される軌跡を得られることを発見し、それらのキネトグリフを幾何目に分類した。游音流も幾何目キネトグリフに属し、武芸者には自身を中心とした、一定方式での両手の配置、脚のステップの流れや姿勢などから構成される特定のキネトグリフで、動的奇跡論効果を触発させることが要求される。このため、発生した奇跡論の効力は、オイラー-ミュート方程式によって算出できる。游音流の大師級ともなれば、状況に応じて適切に型を変化させ、最大の効果を発揮させる方法を算出するために、必然的に暗算能力に長けた人物となる。
個人曲
個人曲(こじんきょく、Personal Rhythms)は、武芸者個人が型を表現する際に慣用する旋律。游音流武術を持続的に行う際、使用者に固有の、感知可能な音楽が周囲へ持続的に展開される。これらの音楽は鮮明なパーソナルカラーと独特の套路を持つため、「個人曲」と呼ばれる。この「音楽」の効果を高めるために、武芸者の周囲では女声コーラスや楽器演奏が行われ、構成された「交響反応」が敵へ大きなダメージを与える。そのため21世紀に入ると、游音流は「BGM持参神功」と揶揄されるようになった。
歴史と起源
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「游音流の起源と発展」も参照誕生と成熟
游音流の起源は音撃術にあることが公認されている。20世紀初頭、ドイツ出身の奇術師プファイファー・フォン・ツェペリ(Pfeiffer von Zeppeli)が西洋の学院派音撃術をジョセ・ジョチョイの父であるジョサン・ジョチョイと、SPC財団創始者スペルト・コンドラキ(Spelt Condraki)に伝授した。彼らは異学会に記録されていた音楽神器、律召調陽の一つを見つけ出し、四海征服を企む邪鮫人温氏へ挑んだ。ツェペリとジョサン・ジョチョイは共に若港外海にて落命したが、生存したコンドラキは貴重なサメ殴りの経験と技法を記録し、香港に学院を開設して、技を外部へ伝承した。学院はジョサン・ジョチョイの未亡人であるクリスティーナ(Cristina)の名前を冠し、伝承された音撃術は次第に東洋的な色彩を帯びて、徐々に游音流の雛形を形成していった。
ジョサン・ジョチョイの息子、ジョセ・ジョチョイは音楽の才能を備えて生まれ、幼い頃から学院の中で育ったために、自然と音撃術へ深い造詣を有するようになった。1934年に鮫人を支配していたと疑われる竜型生物を殴打して以降、幻覚・幻聴に苛まれ、時には体が「音符の壁を超える」ことを欲するようになり、広大な宇宙の群星の曲を聞き、夢の中では獣に似た何かの呼び声を感じるようになった。ジョセ・ジョチョイが母親からノーリス旧文明の遺物であるナリスの音尺を受け継いでからは、それらの感覚はさらに強烈なものとなった。新異会文学顧問の趙馥一は、これは「天霊の兆」であり、常人でも玄妙の理を悟ることが叶えば大いに益のあるものと解説した。それ以降、ジョセ・ジョチョイは夢境で音撃術の新たな奥秘を悟ったと語り、独立した新流派の設立計画を持ち始めた。
1935年、ジョセ・ジョチョイは音尺の真相を探るべく、趙馥一と共に幻覚が指し示したウガバンツォの地を目指した。巫山を通りがかった際、ジョセは父の戦友の息子にしてアーネンエルベ顧問であるアザセソル・ジョロキア・ツェペリ(Ashausesall Jolokia Zeppeli)に出会う。アザセソルも同じく音撃術に通じており、我流の得意技は魂を込めた寿司を握るが如く、遠隔で武器を回転させて陣地を作る「回転の舞」で、この技は後に游音流へ吸収された。そして巫山の麓で太歳の門を開けようとしていたIJAMEAの小隊と遭遇。ジョセ一行が小隊を打ちのめした後、巫山の神女が降臨し、かつて大禹も授かった《鳳鳴経》をジョセ一行へ伝授した。《鳳鳴経》は現在も游音流の重要古楽器操練秘籍である。
ジョセ一行は藍衣社の許可証を得て、ドイツ・オブスクラ軍団に従い西康に到着した。その後は軍団の部隊から離脱し、雪山に隠れ棲む不老不死の蓬莱の民、許仙姑を訪ね、試練を経て異学会仙拳の伝承を受けた。この時、ジョセ・ジョチョイは未来の妻であり、後に游音流初の女性大師となるスカーレットと知り合う。やがて一行はウガバンツォに脚を踏み入れるも、そこでの経験に関しては、全員が沈黙を守っている。一行が解散した後は、ジョセは西康を離れ、天津租界に道場を開いて体系化した自身の武学を伝承し、それを正式に「游音流」と名付けた。
普及と発展
1937年、日中戦争の勃発に伴い、IJAMEAは中国大陸へ大量の人造妖怪禍津日を投下した。禍津日の非実体特性と強烈な認識災害および精神影響のため、有効な対処法はほとんど存在しなかった。当時、ジョセ・ジョチョイは游音流の持つ無秩序な奇跡場を秩序ある状態へ整える効果によって、禍津日を強制的に実体状態へと凝集させ、EVE粒子の躍動を感知することで、サメと同じく正確な殴打が可能であると発見した。ジョセは弟子と共に山を下りて妖を捕まえ、四方へ逃げ回る禍津日を一掃しようとした。この功績は軍事委員会調査統計局の注目を集め、ジョセは中華民国国家安全局の特別教官として招待され、游音流は全国の超常コミュニティへ広まった。大禍津日之主を討伐した後、ジョセは特例として、国民政府首席の林森より「醒獅勲刀」と「中華新武聖」の栄誉を贈呈された。この時期、游音流の影響力は東アジア地域で最大になった。
1949年に第二次国共内戦の収束が宣言されると、ジョセ・ジョチョイは香港に移住し、聖クリスティーナ学院の学長を兼任した。その後は音楽奇跡論の奥秘をより深く探求し、協力者と共に游音流の改良に努めた。80年代には、ジョセ・ジョチョイの孫のジョチ・ジョチョイがイスタンブールにて復活した邪鮫人温氏との対決中に、游音流とタイプ・パープル実体の融合技を開発し、游音流の実戦運用を新たな高みへ導いた。同時期、アメリカのカジノキング・シティでジョセ・ジョチョイの私生児であるジョズ・ジョチョイが、76年夏事件の後続の影響に巻き込まれた。「失神交響楽」が引き起こした問題を解決するべく、ジョセ・ジョチョイはSPC財団に当該組織の調査を命じると同時に、アメリカ在住の弟子へ道場の開設と正統な音楽奇跡論使いの能力育成を託した。これ以降、アメリカ・ヨーロッパ地域にも游音流の正式な伝承地が増え始めた。
著名な人物
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「游音流名人堂」も参照ジョセ・ジョチョイ
ジョセ・ジョチョイは游音流の創始者であり、天津に道場を開いたため「天津玄師」や「天津元帥」の尊称でも知られる。ジョセは游音流の開設以来、流派の普及と発展に邁進した。代表的な個人曲は《打上天堂》で、かつて地上最強の生物と決闘した際には、この曲によって相手を大気圏へ打ち上げたと伝えられている。
ジョチ・ジョチョイ
ジョチ・ジョチョイはジョセ・ジョチョイの孫。通称は「無敵の男」。海洋学博士であり、サメ殴打分野で数多くの論文を発表している。また、タイプ・パープル実体格闘術と游音流武術を融合させ、両者の発展の余地を大幅に向上させた。ジョチは絶大な強さを追求し続け、迅速な技の繰り出しと短時間内での連続打撃により、外部からは主観的な時間感覚が遅延しているかのように錯覚させ、技を看破させないことにこだわった。その拳のスピードは超音波を起こすほどで、一定範囲内のサメ類を追い払うほどの巨大なダメージを発生させる。代表的な個人曲は《光輝砕月》だが、この曲が流れ始めてから5秒以上持ちこたえられた相手は未だ存在しない。
般
般はジョセ・ジョチョイの直弟子で、その武号は般若波羅蜜の1文字目から取られている。雄大で響きの良い声を持ち、游音流の歌訣を吟ずることに長ける。また、大食漢であると伝えられており、「崇明食王」の渾名をもつ。この名は崇明島を放浪した際に、襲いかかってきたサメを飢えのあまり生きたまま吞みこんだとの逸話に由来する。1985年と1995年には世界ドカーン連合が開催した「マリック核平和杯」超常武闘会に游音流の代表として出場し、機関銃のように短時間で急速に呪文を吟じる饒舌技法で「レールガン級」の優勝を2回とも勝ち取ったことから、「截命銃」の呼び名でも知られるようになった。代表的な個人曲は《A-E-I-U-O》。曲の速すぎるテンポと、それをさらに上回るヨーデル歌唱法による詠唱の速度が原因で、当時の人々にはその音節を正確に聞き取れる人物が存在しなかったため、母音が個人曲の名称に用いられた。
ジラン
ジランは、かつてショパン・カルトに所属していた隻腕の奏者。ジョズ・ジョチョイに感化されて游音流カジノキング・シティ支部へ加入し、八音護法となった。武器の扱いに長け、木刀をよく用いる。2014年スリー・ポートランドサメ大群侵入事件では、孫大娘より伝承した踏歌剣舞により、シャークネードの大群を瓦解させ、散りゆくサメを海へと追い返し、シャークヘッド・クイーンの陰謀を挫く活躍を見せた。数万匹のサメの大群に囲まれても余裕を失わず、狂鮫には一瞥もしない様子から、当時は「鮫蔑の刃」とも呼ばれた。後にOBメディアがこれを題材にした映画《殺人ドラゴンヘッド・シャーク ~飛来せし気高き非道~》を制作し、各地の超常コミュニティで好評を得た。代表的な個人曲は《鮫無き夜と聖典の闇》。いかなるサメもこの戦意に当てられれば、恐怖に青ざめてゆくだろう。
参考資料
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- エートス・ロッシュ《音楽奇跡論の発展と進化》(雑誌《超常》,国際統一奇跡論研究センター,2000年8月上旬,第536期,p21~p30)
- ジョディ・ジョチョイ《音撃術簡史》(社会文化出版社,2011年5月,第七版)
- ジョセ・ジョチョイ《三千鮫牙 ジョセ・ジョチョイ回顧録》(ECO出版社,1990年7月,第三版)
- 広末孝行《第10回天下一武闘会が閉幕!不思議な游音流と共に踊ろう》(恋昏崎新聞社,1995年12月1日,第118期)
- ベーレンス・ウォルプフング《サメの天敵、スリー・ポートランドを救った英雄》(スリー・ポートランド路路通社,2014年4月9日,第211期)
- ストラボン・セルジオ《殴鮫の芸術》(alexylva大学出版社,MCMXCVXI/XI/XXVII,第MXXV期)
- 《67号、85号、94号、103号中華民国特殊安保工作秘密文書》(中華民国復光社、国民政府軍事委員会調査統計局ファイル,1937-1949年)
- 張奇望《香港超常コミュニティ奇跡論使用状況調査報告 》(雑誌《思伝譜》,社会文化出版社,2015年7月,第108期,p12~p15)
- ウィセートケーオ《東アジアと東南アジアにおける音楽奇跡論の交流と共通点を訪ねて》(ノウイング出版,2007年3月,???版)
- 犬飼太郎《巫山戯——東アジアにおける大日本帝国異常事例調査局の秘密軍事活動を暴く》(最上川書房,2005年9月2日,第1版)
脚注
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関連項目
タイトル: 游音流 - Sharkypedia
翻訳元記事: 游音流 - 鲨击百科
著者: Etinjat
作成年: 2020
『老子道徳経』の書き下し文をWikisourceより引用しています。
ソース: https://ja.wikisource.org/wiki/%E8%80%81%E5%AD%90%E9%81%93%E5%BE%B3%E7%B5%8C
ライセンス: CC0/パブリックドメイン
タイトル: 老子の新研究 : 漢英考証
著者: 井上秀天
公開年: 1928
ファイルページ: 游音流ロゴ
ソース: http://scp-wiki-cn.wikidot.com/sharkypedia-eoyemlau
ライセンス: CC BY-SA 3.0
タイトル: Eoyamlau2.svg
著作権者: Jochoi
公開年: 2020
補足:
ライセンス宣言がないため、CC BY-SA 3.0と見なしています。
ファイルページ: Jochoi氏ロゴ
ソース: http://scp-wiki-cn.wikidot.com/zokhoi
ライセンス: CC BY-SA 3.0
タイトル: SCP_Jochoi_600px.png
著作権者: Jochoi
公開年: 2019
補足:
ライセンス宣言がないため、CC BY-SA 3.0と見なしています。
翻訳元記事では以下3点の画像が使用されていますが、Unsplashライセンス移行後の投稿画像であるため差し止めています。
以下2点の画像は元記事ディスカッションにて、著者のEtinjat氏が「ネットからの転載(来自网络)」と発言しており、出典が不明瞭なため差し止めています。
ソース: http://scp-jp.wdfiles.com/local--files/image-use-policy/sasidome.png
ライセンス: CC0
タイトル: sasidome.png
画像作成: snoj(著作権放棄済み)
公開年: 2019
補足:
差し止め用プレースホルダー