クレジット
タイトル: UIU 領域関連文書: "サイト-19"
翻訳責任者: Tetsu1
翻訳年: 2025
著作権者: ubergoober
原題: UIU Location Dossier: "Site 19"
作成年: 2024
初訳時参照リビジョン: 14
元記事リンク: https://scp-wiki.wikidot.com/site-19-dossier
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サイト19。
概略
連邦記録法に基づく電子コピーは以下の通り

概要: サイト19はピエールに拠点を置く小規模な清掃会社、セーフ・クリーンアップ・プロフェッショナルズ財団1の本部として機能する改造された倉庫です。
注記者: 捜査局連絡員 ジェレミア・シメリアン
基本情報
名称: サイト192、SCP財団
アイテム識別コード: CA3-S19
記録日: 2003年3月4日
位置: アメリカ合衆国サウスダコタ州ピエール
規模: 約50,000 ft2
説明: サイト19は改造された倉庫であり、SCP財団の本部にして唯一の施設として機能し、財団が収容するアイテムの保管に利用されます。財団には、清掃業務、物流、保守、管理に携わる13名の常勤職員がいます。3建物自体は平凡であり、特異性を有しません。
現在、FBI異常事件課はSCP財団と契約を結び、異常な可能性のある物品の長期保管と処分を委託しており、かつ彼らの業務中に回収した該当アイテムの所有も許可しています。2007年9月現在、サイト19は4件の(5件の可能性あり)確認済み異常存在を保管しています。財団の小規模さとアイテム件数の少なさから、UIUが財団にとって唯一の長期契約である可能性が高いとみられます。
人員
財団の従業員13名のうち、6名について身元調査が実施されています。
フリッツ・ディードリッヒ・ウィリアムズ: 男性、ドイツ系アメリカ人、30代前半。SCP財団の管理者。通常は山高のフェドーラ帽とビジネスカジュアルの服装を着用しており、喫煙の習慣がある。財団とUIUの主な契約窓口であり、契約の改訂は全てウィリアムズに転送する必要がある。財団での役割は主に監督であり、現場での業務はほとんどない。財団の責任者であり、異常存在について最も知識を有する。
ティルダ・デイヴィッド・ムース: ノンバイナリ、白人、30代前半。サイト19管理官 兼 ウィリアムズの補佐役。ウィリアムズが不在の場合は、電話やメール対応を任されている。サイト19の財務と保守、及び清掃作業の監督責任者。
"アルト・クレフ博士": 男性、東アジア系アメリカ人、30代半ば。実名と経歴は不明だが、イギリス生まれと思われる。財団のフィールドエージェントで、つば付きの帽子とハワイアンTシャツで容易に見分けられる。頻繁にバールを保持しているが、この理由は不明。通常、UIU職員に不愛想で無礼な態度を取る。偽情報を拡散する傾向があり(恐らくウィリアムズの命令で)、ほとんど強迫的である。
チャールズ・オグデン・ギアーズ: 男性、白人、40代後半。サイト19の会計士 兼 HMCL4監督者。概して感情的でなく冷静であり、特に周囲の人々と比べると顕著である。財団の文書業務のほとんどを行う。
ディー・C・ラス: ノンバイナリ、民族不明、20代前半。財団の清掃業務で頻繁に目撃される研修生。黒髪で、オレンジ色のパーカーとジーンズを着用していることが多い。低い階級に反して、現場経験から多数の財団のアイテムに精通している。
マリア・ジョーンズ: 女性、黒人、20代後半。サイト19で唯一のIT職員で、財団内で非常に重要な役割を担っていると考えられているが、それ以外はあまり知られていない。通常は服装が乱れており、しばしば酩酊している。
財団の従業員に関するその他の情報は、現在機密扱いであるか利用不可能です。
レイアウト
サイト19のフロアプラン。
凡例
1. 管理者オフィス
2. サイト管理官オフィス
3. 会計士オフィス
4. 保管庫
5. 休憩室
6. RAISAオフィス5
7. クローゼット
8. 会議室
9. フロントデスク
10. 従業員オフィス
11. 収容棟
12. 荷役庫
調査メモ: フロントデスクは通常無人です。オフィスは概して窮屈で乱雑です。保管庫には多数の些末なアイテムが収容されています。クローゼットは空です。記録の確認が必要です。収容棟には「SCP-173」、「SCP-682」が収容されており、2つの鍵のかかった部屋があります。6休憩室には「SCP-294」が収容されています。7更に、「SCP-999」が廊下を動き回っているのが頻繁に観察できます。管理者オフィスには「SCP-001」が収容されており、これは恐らく非異常です。SCPアイテムの数は、スタッフに質問しても一貫した説明が得られないため、恣意的なものと推測されます。
捜査局記録
沿革
サイト19は1987年に無名の不動産会社によって建造され、間もなくプロメテウス・ラボ社に売却されました。6年後、多額の金銭的損失のためにプロメテウス・ラボは施設の清算を余儀なくされ、1993年にスクラントン不動産にこれを売却しました。ロバート・スクラントンは何度も建物を売却しようと試みたにも拘らず、恐らくはこの施設に「幽霊が出る」という地元の噂のために12年間使用されないままでした。8最終的にサイト19は、2003年に財団管理者のフリッツ・ウィリアムズに売却されました。
現在の情報から、施設の放棄理由は、遅くとも1993年からサイト19の輸送コンテナに収容されていたアイテム「SCP-173」9が原因であることが判明しています。10財団によるサイト19取得後の2003年3月に発生したインシデントが「SCP-173」の公開違反に繋がり、財団との正式な交渉が開始されることとなりました。
最近の清掃報告
「SCP-529」は身体の後ろ半分が欠落しているように見えるイエネコです。「SCP-529」はピエールの路上で発見され、そこで財団はその存在を察知しました。ここで財団が示した捕獲方法は非常に粗雑であることが記録されており、「標準清掃プロトコル」ではクレフ博士をネコの追跡に派遣するよう指示しています。同日、路上で「バールを持った狂人」が「半分猫」を追いかけているという多数の通報がありました。「SCP-529」は現状野放しです。
「SCP-999」はサイト19の換気システム内で、雇われのHVAC修理作業員であるベンジャミン・コンドラキ11により発見されました。実体は、知性を持つ不定形の粘菌の塊のように見えます。職員に健康被害をもたらす可能性にも拘らず、財団はサイト19内を自由に動き回ることを進んで許可しています。検査の結果、サイト19の換気システムには未だカビが生えていることが判明しました。ウィリアムズはこの理由を「予算削減」と説明しています。
「SCP-020」はセーフ・クリーンアップ・プロフェッショナルズが2004年6月に清掃を実施した、報告によると「見えないカビ」です。財団は、身元不明の民間人による、家にカビが広がっているという電話を受け、その存在を察知しました。財団の従業員は直ちに現場に到着しましたが、前述のカビは明らかに見られませんでした。それにも拘らず、民間人の住居はあたかもカビがあるかのように清掃、スプレー処理されました。報告の信憑性は疑われるものの、「SCP-020」の脅威は無力化したと見做されています。
「SCP-044」は、サイト19の駐車場に置かれている第二次世界大戦期の榴弾砲です。財団がその背景について曖昧な発言をしているため、起源は不明です。アイテムは通常不活性ですが、2007年8月に、ウィリアムズの個人用ディーゼルピックアップトラックと特定された車両が榴弾砲から不可解にも発射され、付近の建物12に衝突して推定[編集済]ドルの損害を引き起こしたという説明のつかないインシデントが発生しています。
セーフ・クリーンアップ・プロフェッショナルズ財団に関する報告
セーフ・クリーンアップ・プロフェッショナルズには多数の問題がある。
「SCP-529」収容の失敗からわかるように、この会社は概ね無能である。配管と電気系統にも多数問題があり、これを修理する常勤のメンテナンススタッフもいない。
更に、収容にも多数の問題が存在する。特に「SCP-173」の状態は懸念材料である。この彫刻は、2週間に一度の清掃で問題は軽減されているものの、輸送コンテナ内に汚物が溜まるまで放置されている。企業には常設の排水システム、または少なくとも便を吸収するおむつへの投資が推奨される。「SCP-682」の収容も劣悪な状態で、この動物は鋼鉄の檻に放置され、一日一度しか餌を与えられていない。財団はこの生物の鎮圧に多大な予算を投じているようだが、これは動物虐待と解釈されうる。「SCP-999」の収容に対する自由放任主義的な態度も問題を起こしている。
最も重要なのは、財団はUIUに対し、作戦の成功に関する偽情報の拡散に執心であるように見えることだ。中でも「SCP-001」や「SCP-020」についての報告は恐らく偽造されたものである。更に、調査中に財団従業員は収容されている異常存在について繰り返し虚偽の報告を行っており、例として「ネズミを追い払うランプ」こと「SCP-997」があるが、意味するところは不明である。
「SCP-044」の事件はそれ自体が実態を物語っている。
総合して、財団の"サイト19"について、施設の業務成功度を10点中4.0点と評価する。予算削減を推奨する。
— ジェレミア・シメリアン
サイト19から回収された文書



