インタビュー記録1147-JPー█
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日付20██/█/██ 実験記録1147-01-4終了後、エージェント・大山に対して行われたインタビュー記録です。

インタビュー記録1147-JPー█

付記: SCP-1147-JP開封後、エージェント・大山には異常性の説明が行われています。

対象: エージェント・大山

担当職員: 磯谷研究員

<記録開始>

磯谷研究員: えー、結果に関しては先ほど確認した通りになります。

エージェント・大山: えぇ……そうですね……。

磯谷研究員: まぁ、まだ解明途中のオブジェクトですから。あまり悪く捉えないように。

エージェント・大山: はい、分かってます。ここで大きな仕事が私を待ってるんだと思います。

磯谷研究員: そうですね。私もそう考えてますよ。

エージェント大山: ……このオブジェクト、要するに引越しの荷造りを始めた人の思考か何か読み取って、段ボールの中に具現化するんでしたよね?

磯谷研究員: 初期報告ではそうですね。ただ、どうにも財団の職員……特にDクラスには想定と異なる傾向が表れてますが。

エージェント・大山: 他の被験者の結果は分かりませんが、どうにも違う気がするんです。

磯谷研究員: 違うとは?

エージェント・大山: 私の仕事柄、どうしても危険は伴いますし……箱の中に何も無いということは、入れる物が無いってことなのかなと思いまして。上手く言えないんですが……今まで関係したものというより、これから関係するものといった感じがします。

磯谷研究員: まぁまぁ……ご協力いただいただけで感謝しています。興味深い考察ではありますが、ひとまずこの先は我々に任せてください。

エージェント・大山: 失礼しました。

磯谷研究員: いえ、この後は念の為精神鑑定を受けて戴きますのでご了承を。

    • _

    エージェント・大山: [溜息]これは余計な話になりますが。

    磯谷研究員: どうぞ。

    エージェント・大山: 私、引越しって好きなんですよね。何て言うかわくわくするんですよ。

    磯谷研究員: 一般論としては理解できます。私はどうにもものぐさで。

    エージェント・大山: あー、まぁ私も月並みなんですが、次はどんな生活が待ってるんだろうとか、どんな出会いがあるだろうとか考えちゃいます。そんな事考えながら荷造りするのが楽しいんですよ。で、私はその先の事も考えちゃうんです。

    磯谷研究員: その先?

    エージェント大山: えぇ、新しい引越し先で新しい生活をして、新しい環境に新しい出会い。次引っ越すときには、私はどんな荷物を詰めるんだろうって。今回の引越しとそんなに変わらないかなとか、全然違うものを次の段ボールに詰めてるのかなとか。ここのエージェントになってからはそんな余裕もなくなりましたが……。

    磯谷研究員: ははぁ、次の段ボールですか……。

    エージェント・大山: そういえば、この段ボールから生き物って出てきました?

    磯谷研究員: いえ、そういった報告事例はまだないですね。

    エージェント・大山: 私、次の引越し先で犬飼いたいなぁって思いながら荷造りしてたんです。

    磯谷研究員: [考え込む様子]

    エージェント・大山: すみませんまた余計な事言っちゃいました。

    磯谷研究員: あぁいや、確かに生き物は厄介だなぁと……。失礼、私まで余計なことを。さて準備が出来たようなのであちらへお願いいたします。

<記録終了>

終了報告書: 精神鑑定の結果に異状はありませんでした。エージェント・大山には定期的なメンタルケアの他、秘密裏に監視を付けることとします。

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