大正150年 ハブ

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「見よ、眠り続ける帝の幸せそうなお顔を。もしかすると、この帝国の栄華は帝が見る夢なのかもしれぬ」


オブジエクト

SCP-2061-JP - 暁星屋百貨店冒険譚
「大正150年なんて、有り得ないだらう。今は大正15年だよ」
by koikoi_Rainy4L

SCP-1580-JP - 朧なる人造月光
「この人形が貴方様の心の窓辺に浮かぶ、癒しの月となりますやう。」
by koikoi_Rainy4L


テイル

花を手折る
「今日は朝から記念のパレードが綺麗でしたの、お姉さまもご覧になりましたか?」
by koikoi_Rainy4L

東弊舎自動人形部広告
「ナア、御前さんも此の自動人形を買つたら良い。家の事も大変に違いない」
by hitsujikaip

停滞した安寧なんてクソ喰らえ
「ここ数年で、世の中は、変わッちまッた」
by Yuri Lily

気狂い
「人として在るべき姿とは一体何なのだろうか」
by VideoGameMonkeyMONO

東弊舎電算機 參拾型坐敷電端 販賣廣告
「遠くゝ迄離れた親友とも、電端で話す時代がやつてきた!!!」
by SOYA-001

四季と死期
「巡る季節、古本屋、あなたの手」
by MtKani_666

柑橘の香に、夏は逝く
「オレンジの半身、歪な愛」
by MtKani_666

向日葵畑のサナトリウム
「風が吹き、向日葵を揺らす。夏の終わりを感じさせる様に、それらは皆俯き始めていた。」
by Nekokuro

小菊の墓
母の遺骨を墓に収め、周囲に黄・紅・白八重の小菊を植ゑた。
by ykamikura

無名の石工
私は石工だ。永遠に完成しない塔を作り続けている。
by Nekokuro

鮮やかな灰
さようなら。どうか、豊かな人生を。
by Nekokuro

三目並べ
「三目並べでもしようか」
by Nekokuro

戲題箱庭東洋百景・其ノ一・率舞[CN]
金風吹夢起明堂 聲動洪波翻大洋
by Etinjat

歌を忘れたかなりやは
さようなら、私にとっての銀の櫂、象牙の船、月夜の海のロクデナシ。
by watazakana

家庭用電機の哲學
人々が榮華と安寧の夢を見續けることは、あなた樣の幸せなのでしょうか。
by Dr_Kudo

擬人の愛
劇は終わつてゐなかつた。
by ykamikura

朝焼けのヒラヱス
左様なら、愛しい駒鳥。願わくば、どうか御元気で。
by seda87ne

大日本帝国監査記録
「そう簡単に捕まってやるつもりはない。」
by Kajikimaguro

月下美人の愛しかた
「やはり、月のひかりに似ている。」
by SCPopepape

勿死於影─走影之章─
影駆け抜ける者どもは、光の下に現れず、影の中より光を輔く。それらを、独立牢人という。
by 2MeterScale

少女探偵小百合 大正を駆ける
細いピンヒールの靴音が、外の廊下に響き渡る。少女探偵のお出ましだ。
by Snowy-Yukinko

或る私小説の原稿
彼は開口一番、秒針の音が怖いのだ、と告白した。
by Snowy-Yukinko


GoIフヲーマツト

逸脱の民を討て
「大正天皇が絶対的神格存在である「天皇機関」と化したことで、大正時代が150年以上継続しています」
by stengan774

料理亭・あんぶろうず・灰殻
「ヨウコソオイデ下サイマシタ。御客様」
by domuraiukai

電子の妻を娶つたんだがね、訊きたい事はあるかい?
「疾く続け給へよ。当方は既に袴を脱いでおるのだぞ」
by stengan774

██家御息女 薫子嬢の遺言と共に
「貴女方が石榴喰いで、本当に、良かつた!」
by koikoi_Rainy4L

第一八七九番
「私の浪漫は、貴方にのみ御座いました」
by shirasutaro-

ヒユーイソン効果に関する異常事例報告群
「ヒユーイソン効果」は大連特別硏究所に於いて最大の発見である。
by Mishary


アートワーク

東弊舎自動人形部広告
by hitsujikaip

東弊舎電算機 參拾型坐敷電端 販賣廣告
by SOYA-001

東弊舎カラ御客様ヘノ御願ヒ
by Day-J


栄華と安寧の夢、自由闊達なる永劫の幻想。
レトロスペクティブ・サイエンス・ファンタジー、或いはレトロスペクティブ・サイバー・パンクの世界へようこそ!
「大正150年」は幻想の西暦2061年を中心に描かれた仮想大正浪漫活劇作品群です。


この世界観においては、本来15年で改元に至った大正時代が150年まで継続しています。
帝都東京には機械に肉体を置き換えた人間が闊歩し、人と見紛う自動人形が溢れ、凌雲閣は地上634メートルを突破し、不可視の電脳網が駆け巡り、現実と仮想現実が重なり合う……
こんな荒唐無稽な時代において日本の人々は正常と超常の狭間で暮らし、正常性維持機関は暗躍を続けています。

帝都東京では神格演算装置となった《天皇機関》が頭脳、民選内閣がその手足となり政が行われ、《天皇機関》直属である《天道総帥直属秘匿機関帝国異常蒐集総院》が日本国内の正常性維持を取り纏めています。
大正150年の大日本帝國は、現実に顕現した箱庭の夢界です。全ては『栄華と安寧の夢』。これが醒めることのないよう、さまざまな思惑が張り巡らされていることでしょう。

箱庭と隔てられた海外との関係は著者の想像に委ねられます。
海外は現実と同じ時間を歩んでいるかもしれませんし、あるいは箱庭と同じように幻想の時代が生まれているのかもしれません。往来も状況次第では可能かもしれませんし、夢がだんだんと現実を侵食していく様子も描くことができるでしょう。


永遠のJazz Age!継続するLes Années Folles!
終わらない浪漫の時代!
文化の停滞と発展、隣り合わせの正常と超常……その矛盾を内包する幻想世界を、一緒に駆け抜けてみませんか?

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