序文: 最初の実験手順は20██年10月2日に実行されました。実験手順2は20██年10月3日から20██年10月13日の間に実行されました。それぞれの液体には初期環境として海が使用されました。それぞれの実験の後で環境をリセットするためにSCP-002-INTに新たに食塩水が注がれました。オブジェクトでの実験では様々な環境が使用され、現実の環境下にある機動部隊によって確認されています。
実験記録-002: 液体
実験番号: 1
時間: 7:34
実験: 人間の血をSCP-002-INTに注ぐ。
結果: 海の環境が血のような赤色に変化し、依然として血のような水から死体の島らしきものが出現した後でそれがカップの半分を満たした。さらなる観察では、死体にハエや蛆虫などの昆虫が多数確認された。今のところその場所は不明であり、発見できていない。
実験番号: 2
時間: 16:33
実験: 45%アルコールをSCP-002-INTに注ぐ。
結果: 海の環境は非常に濃い霧の景色の中に消滅した。霧が突如カップの至る所から出現し、霧の中には何も見えなくなった。霧を掃おうとする試みは、明らかに霧が動いていなかったために失敗した。
実験番号: 3
時間: 16:53
実験: ガソリンをSCP-002-INTに注ぐ。
結果: 既存の海の環境からカップの中央に石油プラットフォームが出現した。この環境は緯度███・経度███の地点に存在している。
実験番号: 4
時間: 17:24
実験: 水銀をSCP-002-INTに注ぐ。
結果: 水銀は独自の環境を形成しない、蒸留水を含む唯一の液体物質と思われる。既存の環境では、水銀がその景色、あるいはその影響を受けた海の環境へと落下した。実験の結果、所在地不明の海に水銀滴が落下していった。
実験番号: 5
時間: 19:20
時間: 燃焼中のガソリンをSCP-002-INTに注ぐ。
結果: 緯度███・経度███上にある石油プラットフォームが海の環境から突如燃えながら出現した。掘削会社はこの現象が何故起こったのか現在も把握できていない。
実験番号: 6
時間: 20:00
時間: 燃焼中のアルコールをSCP-002-INTに注ぐ。
結果: 雪のような灰で覆われた灰色に焼け焦げた景色がSCP-002-INTに出現した。この場所の所在地も不明。
実験記録-002: 物体と生物
実験番号: 1
日付: 20██/10/03
実験: サイズ77mmのペーパークリップをSCP-002-INT内のトスカーナの針葉樹林地帯に落とす。
結果: トスカーナの現実の環境では、特大サイズのペーパークリップが空から針葉樹林地帯へと落下した。
実験番号: 2
日付: 20██/10/04
実験: 顕微鏡を用いて作成した特別製ミニチュアの椅子をSCP-002-INT内のドイツのイチゴ畑の景色に注意深く配置する。
結果: 現実の環境では、配置された位置にやや大きいプラスチック製の椅子が存在している。
実験番号: 3
日付: 20██/10/05
実験: 翼を取り除いたテントウムシをSCP-002-INT内のヘーゼルナッツ畑の環境に配置する。
結果: 巨大なピンセットが特大のテントウムシを現実の光景に配置した。機動部隊は巨大なテントウムシの爆破を余儀なくされた。半径8kmに関係者以外の人物は発見されなかった。
結論:別の場所で巨大な物体が出現したことで、その物体と生物の遺伝構造や分子構造は不安定となりました。SCP-002-INT1の通路が閉じられるとすぐにその分子が構成要素に分解され、オブジェクトは消滅します。
補遺XXX-192-A:
T████博士の声明が認められました。昆虫や他の生物を用いた実験は今後許可されません。
-O5-7
実験記録002-INT(ドイツ支部版)
ページリビジョン: 3, 最終更新: 10 Jan 2021 18:28