ゆっくりと、純粋な愛情に、満腹して
この部屋には、小ちゃなとかげへの愛しかありませんでした。昨日までは。
<ログ開始、00h-06m-8s02略>
██████博士:いま、良い子の小ちゃなトカゲは、誰ですか?
SCP-682-CU:あー。これは、何かの間違いやね。悪いけどなサイト管理者を
██████博士:……大変だ!最高にキュートな小ちゃなトカゲがげっそり痩せて黒ずんじゃってる!
SCP-682-CU:別にこれは地の色と体格なんやけど。それよりここはどこのサイ
██████博士:給餌係のD-085は何処だ!あいつは解雇だ!
SCP-682-CU:いや、そこまでせんでもと思うんやけどな。あのな。たのしいざいだんには用はあらへんのや。ねえちょっと聞い
██████博士:███!すぐに最高に可愛くって可哀想なぼうやにごはんを!
███助手:ありましたよ!小ちゃなトカゲちゃんへの十分な食料!
███助手がジャンボミルワーム御特用(5kg)を持って現れる。
██████博士:よくやった!さあちっちゃな可愛いトカゲちゃん、たらふくお食べ!!
██████博士がジャンボミルワーム御特用(5kg)の中身をSCP-682-CUに流しかける。
SCP-682-CU:ちょ、僕は虫はって、ぎゃああああ!!
<ログ終了>
「……ねえ、なんだか今日のカナヘビさん、ちょっと雰囲気違わないですか?」
「そうですか?でも優しいんですよ、さっき食堂に████が出たときだって、喜んで食べてくれてたし。」
「へえ。好みでも変わったんですか?」
大きな蜘蛛を頬張るのに忙しいエージェント・カナヘビは、職員の方を見もしませんでしたが、とても幸せなのでした。
ページリビジョン: 3, 最終更新: 10 Jan 2021 15:58