第三法則ハブ
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領域

世界は何らかの形で本質的に異常な場所でいっぱいです。これらのほとんどは、幽霊屋敷、消える建物、ありえないことが発生する地帯、トウモロコシ畑、目立たない様々な場所などの規模が小さい異常存在であり、それほど注目されませんが、しかしヴェールの背後に隠されなければならない異常な場所も存在します。結局これらの場所の多くは、超常飛び地 — 通常の世界から分離された超常コミュニティが公然といられる聖域になるのです。他には復讐の神々、不気味な夢魔、人型の怪物を収容するために建設された監獄があります。大抵、両者の違いは必ずしも明確ではありません。

そこが監獄であろうと聖域であろうと、ヴェールの背後にある世界の基礎を形成し、すばらしい役者達とその間に展開するドラマの舞台となる場所となります。


バックドア・ソーホー

ニューヨーク市の近辺のソーホー地区から分かれた超芸術家の避難所である小型宇宙です。内部の都市は小型宇宙の出入りを制御するチャーリーという名前の謎めいたドアマンの保護下にあります。しかしながら、米国内のほとんどの超常の飛び地と同様に、フーヴァー指令の条件下でUIUが法執行を行っています。そして都市の多くの無政府主義の超芸術家からの抗議にもかかわらず、チャーリーはUIUによる都市へのオープンな招待を支持しています。ドアマンとUIUの出張所を除いて、バックドア・ソーホーには他の地方政府はほとんどありません。市の少数のかなり変わった市民が申し分なく上手くやっているのみです。


ユーテック

ヨーロッパのほぼすべての主要都市からアクセス可能な独立した都市国家である小型宇宙です。超常技術の研究、開発、消費を円滑にするために、GOCの要請で珪のノルニルの従者達によって建てられました。すべては正常性維持組織によって厳重に監視された収容環境の中で行われます。GOCによる監視が常に行われているにもかかわらず、そのビジネスフレンドリーな議会と超常技術に対する自由放任主義的な態度は、多くの組織をこの都市に引き付けてきました。自らを典型的な未来のメガロポリスと称するユーテックは、まさに地球外でパラテックの最大の恵みを利用するよう、パラテック生産者、消費者、起業家を積極的に勧誘します。


ニューアムステルダム

マンハッタン南部の旧オランダ植民地に因んで名付けられ、同地からアクセス可能なニューアムステルダムは、超常ルネッサンス期に設立された人工小型宇宙であり、超常飛び地です。元々は、ニューヨークの裕福な実業家や社交界の人々のために、タックスヘイブンとして作られました。その後、フーヴァー指令によりアメリカの管轄下に置かれましたが、ニューアムステルダムは現在もヴェールの向こうの超富裕層のための排他的なコミュニティとして機能し続けています。

ヴェール内の世界で最も古く強力な一族は、ニューアムステルダム出身であるか、そこに居住しています。この場所で彼らは、通常・超常両方の業務を操作するのに最適な立場にありながら、異常な趣味や活動に公然と没頭できます。マーシャル・カーター&ダーク株式会社のニューヨーク支社はニューアムステルダムにあり、少なくとも1人の財団の監督者がこの飛び地に住居を構えていると疑われています。


パラマックス


口語的にパラマックスと呼ばれる連邦刑務所である超常ADXは、記憶処理ができない超人間の重罪人および通常の超常犯罪者を収容するために設計された連邦の最高管理刑務所です。財団の支援を受けて1947年に建てられたパラマックスは、独自の人工小型宇宙にあります。当初は、アルカトラズ島とパラマックスを繋ぐ、耐久性のある"道"が作成されましたが、1963年にアルカトラズ刑務所が閉鎖された際に崩壊し、小型宇宙はメインライン宇宙の"外側"を沿うようにしてあちこちに自由に浮かぶままにされていました。

パラマックスは、多元宇宙で最も安全な施設の1つと考えられています — 囚人が逃げたことはなく、誰かが外部から侵入したこともありません。この種の数少ない施設の1つとして、多くの国がパラマックス内に超人間の囚人の収容を可能にするために米国政府との協定を締結しました — 代替手段は囚人を留置のために財団またはGOCに引き渡すか、同等の施設を建設するしかありません。


スリー・ポートランド

スリー・ポートランドは、オレゴン州ポートランド、メイン州ポートランド、イギリスのポートランド島の"道"を通ってアクセスできる独自の小型宇宙内にある都市国家です。これは、北米もしくはその周辺で最大の超常の飛び地です。スリー・ポートランドは独自の市議会と市長を擁する独立した都市ですが、市政府はフーヴァー指令の条項に基づき、米国政府の司法権を承諾することによって自治権を(殆ど)自発的に放棄しました。この協定により、UIUはスリー・ポートランドで(超常および通常の)米国連邦法の執行を任されています。 UIUのスリー・ポートランドの出張所は、マイアミ出張所に次いで規模と取り扱い件数が2番目に大きくなっています。

都市の住民は非常に多様で、人間、超常人間、そしてあらゆる種類の高知能の非人間から構成されています。市内には豊富な超芸術(バックドア・ソーホーほど豊富ではありませんが)と力強いパラテック産業(ユーテックほど力強くはありませんが)があり、どちらもすさまじい大きさの超常コミュニティーによって後押しされています。スリー・ポートランドは市内にICSUTのサテライトキャンパスとディア大学があり、複数のオカルト大学を設ける数少ない超常の飛び地の1つです。


アンダーベガス

アンダーベガスは、ネバダ州ラスベガスを中心としたコンパクトな超平面空間で、絡み合った枝宇宙がベースライン現実と交差し、重複している地域です。この小型宇宙は、多くの霊的実体や悪魔実体が居住する領域であり、伝統的に地獄と表現されてきた場所の1つです。ラスベガスと地獄の間の概念的な親和性は、この都市の通常の活動によって発生する大量のフラットなアスペクト放射と相まって、重複を持続させることを可能にしています。

アメリカ政府が地獄との外交関係を維持することを禁止しているため、アンダーベガスの法的地位は不明です。フーヴァー指令に基づくUIUの管轄がないため、財団が、アンダーベガスとその悪魔の指導者を管理する責任を負っています。


放浪者の図書館

広大な図書館の形をとる大規模な多元宇宙のネクサスで、多元宇宙を通して時空を越えて集められたフィクションとノンフィクションの著作があります。放浪者の図書館は多元宇宙内で飛び抜けて最大の知識の貯蔵庫であり、謎めいていて不気味な司書や彼らが雇用している多くのフリーランスの書物保管係がたゆまぬ努力を重ねていますが、それでも網羅的とは到底いえません。

放浪者の図書館は中立的で政治的でない学習の中心地として維持されており、図書館の規則を遵守する限り誰でも自由に行き来できます。図書館内では暴力が厳しく禁止されており、この規則に違反すると司書による迅速な懲罰的措置が取られることになります。全員が図書館の大規模なコレクションを閲覧したり読んだりすることは自由ですが、図書館から本を持ち出すには図書館カードが必要です。これは入手が非常に難しいかもしれません — 通常は司書に好意を表すパフォーマンスを必要とします。

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