皮膚の下

クレジット

タイトル: 皮膚の下
原題: 皮囊之下
著者: ©︎TimeElapsed
作成年: 2021

世界線が絡み合う末に、誰の物にも属さない、哀しい物語が形作られる。

本TaleシリーズはR-18漫画『同居する粘液』に着想を得ています。

イラストは自分で描きました。CC-BY-SA 3.0です。（描いたといっても、めっちゃ簡単なやつですが）

"人"々は自慢の皮膚で身を固めている。

彼ら、いや、ソレらは、見かけ上、人間のフリをしている。しかし、その正体は名状し難き生命体だ。人型に化ける黒いスライム、骨肉をかじり、皮膚に潜り込む無貌のモンスター、美味しい脳髄を啜り、彼らの思考、享楽、嗜欲を乗っ取るワーム、等々。

そして、まだ感染していない、本物の人間達は、怪物との肉欲に溺れるか、ソレらに蹂躙されるか、はたまた……恐れ慄きながら、ソレらと付き合っている。

このような世界は、果たして煉獄か、それとも極楽なのか？

断章・引

彼方では、歴史の断片が衝突を繰り返していた。

世界線が絡み合う末に、誰の物にも属さない、哀しい物語が形作られる。

其一 破灭

其二 归墟

其三 纪行

正伝

自己懐疑、自己否定、自己破滅。どれも、終わりの訪れをわずかに引き伸ばしたに過ぎない。

断魂

手偶记事

与你同乐

拷问

起生回死

无血大戮

外伝

世界の闇に隠された瞬間を暴き出す。

桥段六则

増補設定集

財団の、異世界の、片隅の。より多くの場所にある、より多くの物語。

メリー・クリスマス by Sharethesilence

舟山异虫纪实 第一页 by OgaArklin

衣服 by Cloud bear

俯瞰风景 by Franz Ismal

共眠 by Sharethesilence

---

+ 執筆ガイド

これは開かれたTaleシリーズです。

簡潔に言うと、本設定が描き出すのは"皮膚の下"の物語です。──人に擬態したり、人に似た生き物たちが、本物の人間と対立/融け合うお話というわけです。具体例を挙げますと、人型のスライムが人を装って他人を飲み込んだり、人皮を被った異形が人肉をかじって新しいガワを作ったり、正常な人間とは一定の差異を持つ類人"種族"が、人間社会の中でバレないよう尽力したり……他にも色々とあります。もちろん、ロボットやサイボーグはこの中に含まれません。そういったものはサイバーパンクの領分ですからね。

こうしたものを書こうと思ったのは何故か？「人を装って社会に混じり、本物の人と同化する種族」というアイデアが、あまり広がっていないように見受けられたので、開拓してみようと思ったのです。

本ページへの関連作品の掲載はどなたでもウェルカムです。実際に載せる際は、以下の点に留意してください。

• 作品の親ページを本ページ（under-skin）に設定する。
• フォーマットに従いながら、本ページの「増補設定集」に作品のリンクを追加する。

——UnnaHuz