
財団は古代からの組織ではない。
財団の設立以前は、様々な組織が異常なアーティファクトを保護・確保していました。その中で最も記録が残っているのが異常積荷委員会です。
1623年、東インド会社の商人であるオスニエル・トロワー氏が、東インド会社の旗の下に特異な積荷を収容・保護し、積荷と会社の両方を盗難から守ることを目的とする委員会の委員長に任命されました。委員会とその理事はこの使命を真摯に受け止め、多数の物品と実体を蒐集し、積荷とその保管方法の記された積荷目録を保管しました。
意見の食い違い
1649年、複数の大規模な私掠船の集団と交戦していた東インド会社は、敵を打ち倒すために異常積荷の備蓄を用いるよう委員会に要求しました。トロワー氏はこうした異常積荷が如何なる集団にも政治権力を与える道具となることを望まず、東インド会社から離脱しました。こうして委員会は消滅し、構成員全員は一夜にして東インド会社からの除け者となりました。
コンセプトは単純明快です。 17世紀から19世紀にかけての、財団以前のSCPを題材とします。このGoIの目的はこのようになります。
- 東インド会社からの資金援助を受けているという政治的問題への対処。
- 現代では遥かに容易く対処出来るが、17世紀にはそれに巧妙な手法を用いる必要のあった異常なオブジェクトの取扱いと収容。
- 現代の財団研究者による、委員会の今や失われた本部の探索。
- 委員会の上層部にいた謎の人物たち。彼らに何が起こったのか、そして彼らがなぜ後世に発見されるような証拠を残したかを解明する。
- 既存のSCPを新たな時代において、新たな角度から捉え直す。
- 海賊たちの登場機会を増やす。あ、言っちゃった。ほんとの理由が分かったろう。殺陣と海賊と大砲が欲しいのさ!ヨーホーホー!野郎ども1—あっ、ごめん。話が逸れてしまった。
- 財団が今日行っていることをどのように/どうして行っているかの探求。これには初期の収容、記憶処理、そして現代の財団エージェントが当然のことであると考えているその他の事柄も含まれる。
オスニエル・トロワー委員長
Othaniel Trower, Commissioner

ライト・オナラブル・オスニエル・デイヴィッド・リチャード・トロワ― (生誕: 1590年)は1917年に委員会が財団に統合された当時の異常積荷委員会の委員長でした。彼の寿命が異様に長い理由は未解明ですが、有力な説の一つとして、オスニエル・トロワーという名義が東インド会社の業務にとって大きな影響を持っていたがゆえに、初代トロワー氏以後の歴代全ての委員長がこの名義を偽名として用いていたことが挙げられます。1705年に描かれた右の絵画はトロワ―氏を描いたものとされていますが、未だ確証は得られていません。
委員長は委員会の執行責任者であり、委員会はその理事会の印章と署名の下でその職務を遂行しました。委員長は委員会の日常的な業務を管理し、指導と助言を行いました。委員長の任期は理事会の意向によるものでしたが、記録されている限り、理事会によって解任されたことは一度もありませんでした。
理事会について
The Board of Regents
理事会は1人の委員長と、8人の理事で構成されていました。理事は終身制であり、欠員が生じた場合には残りの理事による秘密投票によって決定されていました。
理事は監督委員会、不服審査委員会、倫理委員会、そして財務委員会という複数の役職を同時に担っていました。理事に選定されるための条件は以下の通りでした。
正義感が強く、異常積荷の取り扱いに関する行動規範を遵守する上で大きな信頼を寄せられる人物であり、その分野における専門知識は忠誠心を示す行動によって裏打ちされている。
委員長を含む理事会の構成員は皆、「ライト・オナラブル」2という敬称で呼ばれました。
監督官
Wardens
委員会のあった時代では、異常な物品を他の異常な物品の確保・収容に用いることが今日よりはるかに日常的に行われていました。しかしながら、そのような方法で積荷を利用できる者を高度に習熟して訓練を受けた者のみに限定する必要があるため、彼らに畏敬の念を込めて「理事会の守護者」という名誉ある称号が設けられました。この極めて稀な特権を与えられた者は「監督官」と呼ばれ、同僚の尊敬と畏怖の対象となりました。監督官が委員会の任務を支援するために派遣された場合、それは他の収容手段が試みられたものの失敗に終わったか、又は失敗した時の代償があまりにも大きかったことを意味していました。
また、特筆すべき点として、1734年に発布された命令では、過去に理事会の守護者であった者は委員会の理事を務めてはならないと定められていました。このような変更がなされた理由は目下のところ不明です。
監督官は、集団としても一個人としても、「オナラブル」という敬称で呼ばれました。
管理主事
Curators
異常積荷にはそれぞれ、詳細の書かれた積荷目録が添付されていました。各物体にはそれぞれ、積荷の安全と保管に責任を負う担当者が一人ずつ割り当てられていました。その者は管理主事と呼ばれ、現在のHMCLの前身に当たります。
管理主事の責任範囲は多岐に渡りましたが、一般的には文書管理と日ごとの積荷の監督が職務とされていました。管理主事は積荷における専門家と見做され、委員会のエージェントは管理主事からの命令を受けた場合、序列に関係なくそれに従う義務がありました。
管理主事の特筆に値する権限の一つに、『ノリ・メ・タンゲレNoli me tangere』(聖書の一節で「私に触れるな」の意)の原則がありました。それは、管理主事より序列が上の者が貨物の安全を脅かすような行動をとろうとした場合に、管理主事がこの権限を発動してその決定を覆すことができるというものです。この原則は理事会にも適用され、理事会は全会一致の投票でのみこれを覆すことが可能でした。
委員会の代理人エージェント
Agents of the Commission
委員会の残りの構成員は様々な役職を務めました。よく見られるものにはこのようなものがあります。
- 商人 / Merchants: 金銭的手段等により、新たな異常積荷を調達した者。
- 執事 / Stewards: LR(下記参照)や大規模な港湾施設などの委員会施設においての、委員会のエージェント集団の責任者。
- 雑役 / Yardsmen: 委員会の正式な構成員ではないものの、契約に基づき委員会の下で専門的な業務を行った者。
積荷目録のフォーマットは様々な形式になり得ます。異常積荷委員会のページに共通しているのは歴史との関連性と、物語を裏付ける手紙や報告書などの文書が含まれている点です。現実で過去を解き明かしていく過程と同様に、物語の中にはしばしば欠落した部分も存在します。
積荷の収容は陸上と海上の両方で行われます。積荷の収容方法には以下のようなものがあります。
- 貿易船 / Navire de commerce: 異常な物品の収容を唯一つの目的とする委員会所有の船を指します。これらの船は他の船に遭遇する可能性の低い航路を航行し、委員会所有の帆船と合流して物資の補給をするなど、常に海上にある状態となっています。そのため、皮肉を込めて「貿易船」と称されています。
- 待ち合わせ場所 / Lieu de rendez-vous: これらの「待ち合わせ場所」は、小さな港近くの陸地に存在します。それぞれにLR-14といった番号が割り振られており、これは現在の財団のサイト区分の先駆けとなっています。幾つかのLRは積荷を1つか2つほどしか収容していませんでしたが、他のLRには多くの積荷が収容されていました。各待ち合わせ場所には執事(上記参照)が配属されていました。
- 自由移動 / Libre Circulacion: 収容が困難であっても、必ずしも住民にとって危険ではないと見做された積荷は「自由移動」に指定され、これは積荷が遠隔から監視されるということを意味していました。この指定の使用は1865年に突如取りやめられましたが、その理由は現在不明です。
異常積荷委員会について書く
Writing about the Commission
本委員会は、一般的に財団エージェントがファイルを審査するという視点から描かれています。従って、記事の中で「財団歴史家による補遺」と記された脚注を通して、現代の財団の事柄に言及される場合があります。また、積荷目録803のように、歴史家による補足的な補遺を記事の末尾に追加することによって、より詳細な背景情報を与えることもできるでしょう。
例:
[[collapsible show="財団歴史家による補遺を開く" hide="閉じる"]]
[[table]]
[[row]]
[[cell style="padding:2em border: 1px solid silver; background-color:white"]]
//**財団歴史家による補遺:** Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit, sed do eiusmod Tempor incididunt.//
//Ut enim ad minim veniam, quis nostrud exernation ullamco Laboris nisi ut aliquip ex ea commodo consequat.//
[[/cell]]
[[/row]]
[[/table]]
(ここに"footnoteblock"タグを置くことが推奨されます。)
[[/collapsible]]
デフォルトの書式
Default Format
「デフォルト」であるといえるフォーマットはあるにはありますが、それはルールというよりかはガイドラインといった方が正しいでしょう。これらの積荷目録が個々の管理主事によって作成されているため、客観的な記述が少なく個人的な記述が多く含まれていることに留意してください。意見や注釈が随所に挿入されている場合があり、一部の要素が欠落している可能性もあります。
[[=]]
[[div class="blockquote"]]
++ 異常な積荷に関する正統にして栄光なる委員会
+++ 上記委員会理事会認可
+++ 積荷目録[数字が挿入される。この数字は通常は3桁であり、意味がある(下記参照)]
管理主事: //ここに管理主事の名前//
[[/=]]
++ 保管法説明書:
ここは特別収容プロトコルみたいに書く。
++ 積荷説明:
ここはSCPの説明みたいに書く。
> ++ 積荷注記1
> 1672年6月29日
> ここは補遺みたいに書く。これは手紙だったり、インタビュー記録だったり、ただの絵だったり画像だったりする。
> [[span style="font-family: 'Tangerine', cursive; font-size: 1.7em;"]] ここに管理主事のイニシャル又は署名[[/span]]
[[/div]]
紙の引用ブロック
Paper Block Quotes
委員会の文書内部のテキストは、以下のいずれかである必要があります。
> 引用ブロック内部
又は
[[div class="paper"]]
"paper"クラスを使用します
[[/div]]
それぞれ異なる色合いの紙になります。財団の歴史家によるメモは通常、これらの紙のブロックの中には含まれていません。
積荷番号
The Manifest Number
積荷番号は3から6桁の範囲となります。このシステムの正確な仕組みは不明ですが、積荷目録が番号順に割り当てられていなかったことは明らかになっています。そのため、割り当てられなかった番号も多数存在します。
積荷番号の下2桁の数字には、それぞれ特定の意味があります。
十の位の数字は、積荷が収容されることに対してどれほど従順であるかを示します。オブジェクトクラスみたいなものと考えてください。収容しやすい積荷、または収容が非常に容易な積荷(安全な積荷)は0又は1となり、収容不可能な積荷は8となります。9は、これまで一度も収容されたことのない積荷のために予約されています。
一の位の数字は、貨物の分類に用いられます。
| 桁 | 説明 |
|---|---|
| 0 | 異常な出来事、事象、概念、その他非物質的なもの |
| 1 | 異常な植物 |
| 2 | 異常な動物 |
| 3 | 異常な人間 |
| 4 | 異常な獣・生物 |
| 5 | 異常な小型の物体、大きさ約1m以下のもの |
| 6 | 異常な大型の物体、大きさ1m以上のもの |
| 7 | 異常な場所 |
| 8 | 上記のカテゴリーに当てはまらないその他の異常なもの |
| 9 | 異常な事柄で、その知識が危険であるもの。つまるところ、情報災害に相当するもの |
ご希望であれば、航海日誌用のテンプレートもご用意しています。形式は以下の通りです。
| H | K | F | 航路 | 針路 | 1672年8月26日(日) |
| 1 | 6 | 4 | 北北西 | 北 | 出航1日目、万事順調。現在の速度でこの針路を8時間維持した後、数時間針路をやや西寄りに変え、航路を確保するために最後に再び針路を北寄りに変更する予定。 |
| 2 | 6 | 4 | 北北西 | 北 | 2度目の鐘が鳴った。 |
これには主に2つの要素があります。まず、ページの先頭に配置する必要のあるCSSモジュールです。
[[module css]]
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.logbook {
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}
.logbook p,
.logbook ul {
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}
[[/module]]加えて、[[div]]とテーブル全体。
[[div class="logbook"]]
[[table style="width: 100%;"]]
[[row]]
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[[size 90%]]**H**[[/size]]
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[[size 90%]]**K**[[/size]]
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[[size 90%]]**1672年8月26日(日)**[[/size]]
[[/cell]]
[[/row]]
[[row]]
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[[size 90%]]1[[/size]]
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[[size 90%]]6[[/size]]
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[[size 90%]]北[[/size]]
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出航1日目、万事順調。現在の速度でこの針路を8時間維持した後、数時間針路をやや西寄りに変え、航路を確保するために最後に再び針路を北寄りに変更する予定。
[[/cell]]
[[/row]]
[[row]]
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[[size 90%]]北[[/size]]
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2度目の鐘が鳴った。
[[/cell]]
[[/row]]
[[/table]]
@@ @@
[[/div]]使用方法の簡単な説明
- Hは「時間Hour」の略で、一日の時刻を表します。昔の航海日誌は24時間制で、鐘を鳴らして時刻を報せていたことを思い出してください。ですから、これはBである可能性もあります。
- Kは「ノットKnots」の略で、船の航行速度を表します。これらの船は商船であることを覚えておいてください。15ノットは驚異的な速さです。ほとんどの船は平均2~5ノットです。
- Fは「ファゾムFathoms」の略で、水深を表します。1ファゾムは約1.8メートルです。3
- 航路は移動すべき方向のことです。この例の場合は北北西です。
- 針路は船が実際に向いている方向のことです。風は気まぐれなものなので、これは重要な情報です。
(訳注: ListPagesモジュールの仕様上、翻訳作品の場合は翻訳者が表示されます。)
物語:
積荷目録:
— 積荷目録3231: ヘイゼルハースト博士 by C-Dives
— 積荷目録704:巨獣の屍 by DirStarFish
— 積荷目録803: 陶酔させるリキュール by Congy
その他:
- 異常積荷委員会 by
CityToast
- 船の積荷目録 by
MalyceGraves
本ページを引用する際の表記:
「異常積荷委員会 ハブ」著作権者: CityToast, Congy 出典: SCP財団Wiki http://scp-jp.wikidot.com/unusual-cargo-hub ライセンス: CC BY-SA 3.0
このコンポーネントの使用方法については、ライセンスボックス を参照してください。ライセンスについては、ライセンスガイド を参照してください。
ファイルページ: 紙背景
ファイル名: paperbackground.jpg
タイトル: paperbackground
著作権者: CityToast
ソース: https://scp-wiki.wikidot.com/unusual-cargo-hub
ライセンス: CC BY-SA 3.0
ファイルページ: 異常積荷委員会 ロゴ
ファイル名: COUC_logo.png
タイトル: COUC_logo
著作権者: CityToast
ソース: https://scp-wiki.wikidot.com/theme:unusual-cargo
ライセンス: CC BY-SA 3.0
ファイルページ: OTrower
ファイル名: OTrower.jpg
タイトル: OTrower
著作権者: Caroline L. Ormes Ransome (1838-1910)
ソース: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Othniel_Looker_at_statehouse.jpg
ライセンス: パブリックドメイン/CC0
公開年: 1870



