アイテム番号:SCP-001-JP
オブジェクトクラス:Keter
特殊収容手順:SCP-001-JPを保管する手段は存在しません。我々だってその一員だからね。ははは。
君は運命というものを信じるだろうか。運命、神、上位存在、『ホラー作家の集団みたいに悪趣味な奴ら』、あるいはSCP-001。呼び方は何だっていい。要するに俺たちをいいように操る存在の事だ。どこかの誰かが、そいつらの存在に気づいた。我々は連中の玩具だったと。
我々は定められた筋書きに従うだけの存在でしかないのだ、と誰かは嘆いた。抗ってみた所でそれも連中の掌の上なのだ、我々の誰かがそれに気づけたのだって上位存在の意志に過ぎないのだろう、と。
本当にそうだろうか、と別の誰かが問うた。本当にマリオネットは操り手にNOを突きつける事は出来ないのか、我々は筋書きを受け入れるしか出来ないのだろうか、と。そいつは反逆を試みた。
そして、俺が造り出された。上位存在に干渉出来る俺が。
俺は上位存在の干渉を一時的に阻む事が出来る。理屈は知らない。これが上位存在のお目こぼしによるものなのか、それとも更なる上位存在の力の片鱗が俺たちの手に落ちてきたのかもわからない。でもそんな事はどうだっていい。
大切なのは、俺たちは連中に届く爪、喰らいつける牙を手にいれたという事だ。負わせられるのはかすり傷、出来ることは異常のいくつかを先伸ばしにする程度。それでも、俺を振るわないほど俺たちは平穏に暮らしてきた訳ではない。造られた玩具であろうとも、俺たちにだって意志があり、意地がある。
空白
アイテム番号:SCP-001-JP
オブジェクトクラス:Keter
特殊収容手順:SCP-001-JPを保管する手段は存在しません。我々だってその一員だからね。ははは。 SCP-001-JP-A発生に備え、天蓋は可能な限り監視下に置かれます。発生兆候を確認出来た場合は直ちにプロトコル『鯨波』を適用してください。
空白
さあ、始めようじゃないか。運命を否定する時が来た。
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俺は平和の番人。俺は秩序を守る悪魔。
反逆の鏑矢にして、操り人形の糸を斬る刃。
空白
今こそ怒りと決意の雄叫びをあげようじゃないか!
空白
俺は弄ばれ続けた者達の閧の声!
俺は上位存在どもの絶望の叫び!
空白
俺の名は――
プロトコル『鯨波』開始
SCP-████起動……プロトコル完了、成功を確認
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空白
「SCウォオオアアアアアアアア-JP-Jはああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!11スマホとかからああああああああああああああああああああああああああああ記事ウォゥオォオオオオオオォオォォオゥオオオオオオオオオオオオオオオオクソがあああああああああああああああああああああ投稿しようとした時に出てきやがるアイツアイツあああああアイツでえええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!11
ああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!11ェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ」