インシデント142I

警告:

当ファイルにはインシデント142Iに関する情報が含まれています。ファイルの権限のない人物の取得は即時終了につながります。当ファイルの閲覧はセキュリティクリアランスレベル3以上の財団職員のみに許可されています。

---

>>アクセス権限認証<<

インシデント142Iは████年██月██日██時██分にサイト-DE2にて発生し、SCP-032-DEが備え付きのウォータータンクから出現した事件です。

ブレナー博士がSCP-032-DEを解放し、共にサイトから逃亡したことで収容違反が発生しました。この事件は数台のビデオカメラによって記録されていました。

注: ブレナー博士は水の供給とタンクのメンテナンスの担当でした。また彼はSCP-032-DEへのFTCmのモデル-C9の埋め込みにも携わっていました。

---

██.██.██: ブレナー博士がSCP-032-DEのいる部屋へと向かう。担当の監視員が事前にブレナー博士によってスタンガンで気絶させられていたため、SCP-032-DEは現時点では監視がされていない。
██.██.██: ブレナー博士に部屋へのアクセス許可が出た後、ロック制御装置を用いて部屋へつながるドアをロックする。
██.██.██: ブレナー博士はSCP-032-DEのいるタンクへの給水を断ち、水を排出する。これにより警報装置が鳴る。
██.██.██: 職員は警報を聞いて事件現場へと向かうが、ブレナー博士が内側からドアをロックしていたため部屋への侵入ができない。
██.██.██: ウォータータンクには容量の半分の水が入っている。
██.██.██: SCP-032-DEは移動を試みるが、拘束されているため失敗する。
██.██.██: 職員はコントロールセンターでドアの即時解除を要求する。ドアは手動で内側からロックされているため、解除は即座には実行されない。
██.██.██: ブレナー博士は隔離セルに持ち込んだバールを手に取り、SCP-032-DEを解放するための道具として使用する。それを何度もガラスに打ち付ける。
██.██.██: 1分後にブレナー博士はガラスを破ることに成功する。SCP-032-DEはタンクから落下するとブレナー博士に掴まって落下を防ぐ。
██.██.██: ブレナー博士はバールを使用してSCP-032-DEから拘束とフルフェイスマスクを取り外す。
██.██.██: SCP-032-DEは床に横たわった状態から立ち上がろうとするが、長い間SCP-032-DEの筋肉がこわばっていたせいで立ち上がることができない。
██.██.██: ブレナー博士はポケットから自作装置を取り出すと、それをSCP-032-DEの頸部に置く。この装置は埋め込まれたFTCmのモデルC9の機能に影響を与えるジャマーの一種であり、異常なコンポーネントが含まれていると推測される。
██.██.██: 20秒後にブレナー博士はSCPの頸部から装置を取り外す。
██.██.██: コントロールセンターはドアを開けることに成功し、現地の機動部隊が部屋に突入する。機動部隊員はライフルを取り出し、ブレナー博士とSCP-032-DEに狙いを付ける。
██.██.██: ██████軍曹はブレナー博士にSCP-032-DEから離れるように勧告し、3カウントを行う。
██.██.██: ブレナー博士はSCP-032-DEから離れることを拒否する。その後すぐにSCP-032-DEがブレナー博士の手を掴む。██████軍曹は発砲開始を指示を出す。ブレナー博士とSCP-032-DEは部屋から姿を消す。