全ての戦線で戦え ハブ
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画像提供者のMendelssohnMendelssohn 氏に感謝を。

この世の終わりが海から這い出てきた日を、私は決して忘れないだろう。

少なくとも、あの時私はそう感じていた。私は海辺にいて、クラーケンは水を打ち付けて躍り出た。あの怪物は都市そのものに突っ込んでいった。あの時立っていた場所から、世界が崩れ落ちていくような、そんな心地だった。

あんな光景は今まで見たことがなかった。あの日のあの時までも。何百フィートもの高さがあるおぞましい化物、怪獣映画から出てきたに違いない。君は腕と触手が、それぞれ言うまでもなく5本ずつついてるような怪物を見たことがあるかい?見たことあるようには思えないね。

奴はハイ・ブラジルを破壊した。いや、実際にはそれほど被害は無かったのは分かってる。だが奴は街をもう元には戻せない程に破壊した。かつての生活にはもう戻れないだろう。街を去る自分の想像が出来なかったから、私はここに残った。だがこの街は侵攻前と後で変わってしまった。

畜生め、この事件の後数えきれない程の影響や問題が起きているんだぞ。MC&D社が広告を垂れ流しているのが未だに目につくんだ、20年前イカから剥ぎ取ったキャビアを売る為にな。20年も前からずっと続けてるんだ!聞くところによればもう20年MC&D社を持たせることができる程の在庫があるらしいがな。

理に適ってるとは思う。あの時のハイ・ブラジルは本当に異常なコミュニティだったし、ここに住んでいた誰もがあれの影響を受けていた。奴から何かを作ろうとし、あのような酷い状況を最大限活用しようとするのは何らおかしくないだろう。

いつになったらこんな話をせずに済むようになるやら。

-ハイ・ブラジル終生居住者、フォドラの娘エルンマス1の2008年の証言


かつて未知なる存在だった異常実体は、今や多くの名で知られている。

LTE-0851-Cetus、クロコディリアン・クラーケン、ワニイカ、頭足爬虫類、巨大水棲変容実体、ドレッド・ベヒモス、𒀭𒋾𒊩𒆳、イカ・イスポリン、Crocoteuthis gigantis、UAE-Brasil-78、蜥蜴蛸、5つ子のクラーク、プロカミスチュス。

ハイ・ブラジルを破壊した怪物の名だ。


世界を変える出来事がある。生きているなら誰もがその影響を感じるような大きな出来事が。

全てのこのような出来事が普通の世界で起こる訳では無い。

1988年6月13日、300フィートの怪物がアイルランド神話に伝わる島の海から躍り出た。怪物は陸地に突進し、殺された。その結果島は破壊され、荒廃した。

だが物語はここでは終わらない。この出来事の後遺症と余波は未だに続いている。強力な団体はこの日の出来事を悪用し、自分達の神話に起こったことを捻じ曲げようとした。異常なコミュニティには共通点は殆ど無かったが、この日の内に偽造された。


先立

襲来

学問

黙示


いくつかの財団のカノンは、SCP世界の"中心カノン"とはかけ離れた別世界に焦点を当てています。他のカノンは、別の要注意団体や別の支部の財団に焦点を当てています。ですがこのカノンは少し違って…1つの出来事とその余波に焦点を当てているのです。

"全ての戦線で戦え"はSCPユニバースの伝統的な見方に殆ど則ったカノンです。"別世界"ではありませんが、SCP世界の基本的な解釈の上に存在している、広大なプロットラインです。主要なGoIは全て機能していて、彼らの通常の計画に沿って行動しています。虚構は壊されておらず、全てが(概ね)正常です。

"全ての戦線で戦え"は1988年に起こった怪獣2の襲来を扱っています。この襲来は壊滅的なもので、世界最大の異常なフリーポートがある都市の1つを破壊しました。ほぼすべての主要な要注意団体が関与し、誰もが行動の分け前を望んでいます。

このカノンはもともと、全てのGoIのそれぞれの書類を1つのまとまりのある物語に組み込むプロジェクトとして考えられ、そこから発展しました。最終的かつ理想的な目標は、すべてのGoIフォーマットをカノンの一部として持つことですが、それは現在のプランではありません。

現時点では、このカノンは生きている、呼吸する世界を構築する試みです。"全ての戦線で戦え"の世界は、高度な相互接続がなされ、絡み合っています。発生する出来事はそれぞれ頻繁に相互参照され、全てが流動的な世界に融合します。これは纏まりのある世界構築の演習です。

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