クレジット
タイトル: 闇寿司ファイルNo.882 "バーバリー"
著者: Agent_Wanderer
元記事: http:scpko-wikidot-com-yamizushi-file-no882
訳者: Dr_rrrr_2919

一般的に用いられる着用前のバーバリー。ベージュ、ダークブラウン、ブラックと様々な色がある。
概論
"バーバリーburberry"は概念の握りのひとつであり、他の寿司とは違い相手のスシブレーダーを精神的に攻撃し、1相手を負かすという点ではスシブレードでは利点が大きい寿司だ。
また、寿司の中でもバーバリーは最上級の攻撃力を持つが、バーバリーにはかなり致命的な短所がある。それは対戦相手にバーバリーを使用することが予測されたとたん、この寿司の実用性が極端に低下するという点だ。だが、バーバリーは先ほど話したように大変強力であるが故に相手がバーバリーを認識していても敗北するケースが多い。
バーバリーには様々な種類があり必ずトレンチコートというわけではなく、使用者の下半身を覆う長い服、例としては毛布、マント、スカート、ドレスなどがあげられる。使用者の一部は実用性が低下しないバーバリーを使用するために、操作性および機動力を損失してまでズボンを着用する場合もある。
バーバリーの使用者たちはかつて異端者扱いを受けた。しかしスシブレードの究極の精神である寿司を回し相手ブレーダーを打ち負かすという目的はバーバリーにも宿っているため、バーバリーは近頃ようやく闇寿司として認められるようになった。
スシブレード運用
攻撃力
防御力
機動力
持久力
重量
操作性
バーバリーは容易に使用できる。スシブレードが始まったらバーバリーを脱ぎ捨てて"腰を振り"2相手を混乱させるのだ。こんな風にバーバリーは相手を惑わせたり、精神的にダメージを与えて降伏させるための寿司で、鮮度を落とさずに相手を混乱させることができる。主な攻撃手段はブレーダー本人であるため、バーバリーでの勝負は使用者のブレーダーの力量により左右される。力不足だと感じるなら滑稽な下着を着るという戦略もある。
概論で長々と語ったが、バーバリーはかなり強力な寿司だと言えよう。だが、驚くべきことにこの強力な寿司を発見し使用し始めるまでには僅か数か月しかかからなかった。この案を生み出した本人である、バーバリーの第一人者である渡邊わたなべ 一郎いちろうによる使用法を簡潔に説明させてもらう。
- 相手と遭遇すれば、間を開けずにスシブレードを開始する。これが重要である訳は、先ほど説明したようにバーバリーを認識されることはバーバリーの威力を減衰させるからである。相手が服装に気が付かないように暗闇から現れるとさらによい。
- ふつう開始時に発する言葉「3、2、1、へいらっしゃい!」に合わせてバーバリーを開く。その際、開いたが見ていないという事態を防ぐため、相手が使用者を見つめている時に開くことが重要である。
- 相手がバーバリーを認識したら腰を振る。渡邊の場合腰の軌跡が横向きの八の字を描くように振る。この時相手を圧倒できる顔を見せられればさらに良い。渡邊は、相手をじっくりと見つめるようにしている。
他の活用法
秋に着るとファッショナブルである。寒さを乗り切れるかは不明だ。
エピソード
これは初のバーバリー使用者、渡邊一郎が去る11月に財団エージェントでタカオの一行である浜倉はまくら 喝破かっぱと遭遇した時だ。私は、これがバーバリーが初めて現れた事例だと考える。
路地裏で、浜倉喝破が煙草をふかしている。
(闇の中から渡邊一郎が現れる。)
浜倉喝破: 誰かいます?
渡邊一郎: 浜倉喝破、俺と勝負だ!
浜倉喝破: (吸っていた煙草を地面に落とす)どんな奴なのかはわかりませんが、いいでしょう。
渡邊一郎: (襟を手にして)よし……
浜倉喝破: 3, 2, 1, へい…ぎゃあああっ!
浜倉喝破が勝負を捨て逃げ出した後、路地にあったCCTV映像を確保し、バーバリーの存在を確認できた。
CCTV映像の公開直後しばらくは闇寿司、いやスシブレード界すべてがこのことで大いに白熱した。まさに、"バーバリー"を寿司に分類できるか否かという議論だった。私はこの記事で繰り返し述べたように、バーバリーはスシブレードの精神を凝縮した結果物だと評価した。今からでも、スシブレードに勝つために下着まで捨てた彼の情熱を認め、彼の努力を讃えることはできないだろうか?
関連資料
恋昏崎 最近の軽犯罪増加 スシブレードと関連か
バーバリーと関連する記事。バーバリーを寿司に分類できるか否かに詳しく言及されているため参考にする。
2021 新商品 F/W トレンチコートセール
この文章とは関係ないが、バーバリーに興味があるなら一度このリンクを見ておくのがおすすめだ。
闇寿司ファイルNo.403 "弱みの握り"
同じ概念の寿司として参考にするだけの価値がある。
文責: 垂沢たるさわ 治俊はるとし