ユグドラシルの測量技師ハブ

評価: +18+x
blank.png
wl_logo.png

放浪者の図書館の目録は過去、現在、未来のすべてを包含する。これは私たちの間でもよくある誤解だ。収録された知識は確かに広範だが、図書館の反復は自身の結びつく世界樹の枝に存在する、考えられる主題をすべて収めているに過ぎない。

私たちが焚書者たちに道へのアクセスを奪われたことで、このことがより現実味を帯びた。そう、私たちの図書館は空間的には無限だが、ある地点を境に書物やテキストは単純に…停止する。空の書棚があるだけだ。

数日前、私たちはある人物に関する情報を受け取った。その人物は田舎町の研究所に不当に監禁されており、私たちが見たこともないような能力を持っている。ユグドラシルへのアクセスを失った私たちと図書館内における知識の欠乏両方への解決策となる可能性が非常に高い。

伝聞を真に受ける私を不審に思うかもしれないな。はっきりさせておこう、私がその真偽に最大限の自信を持っていなければこの人物を解放するために君たちを送り込んでいない。そして私たちはこのような問題を自分たちだけで解決しようとして失敗したことを思い出さなければならない。現存する儀式を見つけられるとしてもだ。代書人ロハスの二の舞を起こしたくはない。

彼を自由にすることでこちら側へ引き込み、図書館を真に繁栄させるのだ。

—L.S.


聖クリストファーで組織的脱走?

銃声の報告、複数の侵入者がメンタルリハビリテーションセンターの不明な患者を連れて逃走。スタッフはコメントを拒否。

BY: スチュアート・ミリン


放浪者の図書館へようこそ、エージェント・ホッパー。

- L.S.

SCP財団wikiの作品はF、放浪者の図書館Wikiの作品はWでマークしています。

必読: F SCP-507

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。