クレジット
タイトル: 生き物プロフィール: フィリップ!
著者: Mukunoki85
作成年: 2026
https://scp-jp-sandbox3.wikidot.com/draft:9822699-11-5918
生き物プロフィール: フィリップ!
概要!

名前: フィリップ
種族: Cervus elaphus (アカシカ)
主要世話役: 陸生チーム、ミッチェル
食事: 植物、特に木の新芽が大好物!
居住区: 仮指定117号囲い場 (旧サイト-██跡地)
生物の特徴!
フィリップはアカシカの男の子だ。彼の特徴はなんといってもこの立派で美しい角だろう!実はこのかっこいい角には秘密が2つほど隠されているんだ。
秘密その1!フィリップの角は普通のシカのそれとは違っていて、どうやらとある金属でできているそうなんだ!内部の金属を覆う表層だけは他のシカと同じだから、外見だと分かりづらいよね。その金属というのが大変に貴重らしく、資産価値がとても高くつくんだって!秘密その2!フィリップの角が生え変わる周期は、他のアカシカと比べて圧倒的に短いんだ。つまり、フィリップは希少価値の高い金属を短いスパンでどんどん落としていくってわけだ!
そのことを私たちに教えてくれたときの監督者たちの表情ときたら……いやぁ、あんな顔の監督者たちは初めて見たよね……。無理もない。あの事件が起こってからというもの、気の毒なことに彼らの懐はスッカラカンになってしまったからね。ボーリング協定は改訂され、昔は私たちが監督者たちに資金援助をしてもらっていたのに、今じゃ私たちが監督者たちを援助している。羽振りが良かった頃の彼らを知っている身としては、何とも言えない気持ちになるね。
そういうわけで、フィリップの角から得られる金銭は全て監督者たちに提供している。彼らには昔からよくお世話になっているし、何より私たちは彼らから貸し出された広大な土地を活用することで、よりたくさんの動物たちを保護することができているのだからね!
経歴!
フィリップはボーリングの山中で発見されたそうなんだ。その情報を最初に耳にした時の監督者たちは、どういうわけか私たちに黙ってフィリップを捕まえようとしていた。どうしてそれが分かったかと言うと、この間サイト-64を訪問した際に職員たちが皆なんとなく落ち着きがないように見えてね、ふと床に落ちてたチラシの裏面を見たらフィリップのことがメモ書きされてたんだよね!
今の監督者たちがこなすにはかなり苦労しそうな仕事だからね、当然フィリップの保護からお世話まですべて私たちWWSが担わせてもらったよ。
特殊要件と居住空間!
フィリップはハンサムな見た目をしているけど、性格はとってもシャイなんだ。WWSに来た当初も彼は職員たちをとても警戒していた。なかなか心を開いてくれないものだから、お世話には少々手こずった。
けれどミッチェルという新人が加わってからというもの、状況は一変した!彼は最近WWSの一員になったばかりで、以前は監督者の1人だったんだ。当時から彼は様々な動物のお世話をしていたそうで、動物を「資源」として扱う監督者の方針に対する反発、それにお給料などの問題からここに移ってからもそのスキルを十分に発揮してくれたんだ。ミッチェルとは相性ぴったりだったのか、フィリップは彼にだけはよく懐いているのさ!
というわけで今はミッチェルが主要世話役として頑張ってくれている。他の職員たちはミッチェルのサポートに協力してあげてね!
フィリップとの別れ!
ある日、監督者たちからフィリップを彼らの元へ引き渡すよう要請が送られてきた。どうやら彼らはフィリップについてしっかり研究したいそうだ。そうは言っても彼らのお目当ては、今やその主要な収入源であるフィリップの角だと見て間違いないだろう。
この問題については、WWSの職員の間でも意見が分かれた。特にミッチェルは強く反対し、金の卵を産むガチョウの寓話を例え話に持ち出した。曰く、監督者たちは欲ばった結果、ガチョウのお腹をかっさばいて死なせるようなマネをしでかすんじゃないか、とのことだ。
しかし私は、彼の意見に反対した。いくら落ちぶれようとも、監督者たちは最高の頭脳を有する学者集団であることに違いはない。そこまで短絡的な行動は取らないだろう。実際に彼らから提出された研究計画書にも目を通したけど、フィリップの健康を守るための工夫は適切になされているように感じた。それに、監督者たちには長年の協力関係を通じて積み重ねた恩義と信頼がある。
そういうわけで結局、件の要請は認可されて、後日フィリップは監督者たちの元へと送られた。たとえ離れ離れになろうとも、私たちは君のことを気にかけているよ、フィリップ!



